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思へば遠くへ・・・

本日は中野キャンパス。諸々の学科と看護学科の学生300名ほどに「精神保健学」を教えている*1。いろいろと難しい概念が出るために、前期はワイドショーネタから、恋愛ネタまで、各種取り揃えて話しているのだ。女子学生ばかりの教室で「男pi-期」とかの話をするわけで、けっこうきわどいところをかすめるのだが、彼女たちはあっけらかんとしている。前にも書いたが、「あたし、センセイの話よくわかんないけど、男pi-期だけはよく分かったぁ」と。小生が「実用的にはそれで十分でしょ」と突っ込むと、「は~い」といったノリなのだ。

で、本日は日本の歴史の精神分析を。ここではお馴染みの四面の去勢のお話だ。何故アメリカの属国と成り果てているのか。郵政民営化やTPPのシカケなども。けっこう真剣に聞いている。しかし、たとえ話で山口百恵とか、石原裕次郎や三島由紀夫などを出すのだが、これがまったく通じない。あらためて思へば遠くへ来たものだ・・・

まあ、しかし、こうして彼ら/彼女たちからフレッシュなエネルギーを貰いつつ、自分の好きなことを自由に話させてもらっていることは、実にシアワセなこと。かくしてチョークと口だけでここまで来たのだが、何事もこちらが楽しくあれば、相手も楽しい。するとこちらもさらに楽しくなる・・・というポジティヴなサイクルが出来ると実に人生ハッピーなのだ。私にとっては教壇はステージ。YAZAWAの気分がちょいとばかり理解・満喫できるのだ。

「人は一瞬のハッピーがあれば、また走れるんだ・・・まだまだです、よろしく!」-YAZAWA

追加:これもイイ→矢沢永吉田舎に泊まる。これもサイコー→E.YAZAWAのすべらない話

※リンクが間違っておりましたので、再度よろしく!

私の講義のノリ。講義室に入るときは、朝でも午後でも「モーニング!」。最初はどう反応していいか分からない諸君も、最近では声を合わせて、「モーニング!!!」。小生、「お、いいね、いいね、元気してるジャン!」。これでケイタイや化粧をしている連中もこっちのペースに。それでもうるさい時は、ヤザワポーズで、「そこぉ、お前だ、お前、ちょっとうるせえんだよ!ヨロシク!」。これでシーン。古典的大学教師の劇団ひとり的な講義では彼らに太刀打ちできないのだ。

*1:私はゼミのような少人数もそれなりに楽しめるが、大人数だとこれが燃えるのだ。

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