千樹眠亦望生-一石
- 2014/09/27 21:33
- Category: 漢詩
- Tag: 漢詩 一石
長野県の御嶽山が噴火とか・・・。極私的に心配しているのは、いつの日か日本列島が一挙に動くとき(すでに最近は7cmも動いている!)、断層の集積部に溜まった諏訪湖が地割れで消滅しないかと・・・。地質構造的にあの盆地はかなり危険だと思っているのだ。ハイゼンベルグの不確定性原理も崩壊したり、人類がエボラに敗北したりと、あり得ないことが起こるのがこの時代。
そう、地球は生きている。それを人間の限られた知性によって科学と称して「理論」のフレームに収める試みがすでに人類の傲慢なのだ。生命も生々流転、春に芽吹き、華やかに開いた花もすぐに散り、秋には葉も落とす。冬には木々も眠りにつくのだ。そしてまた春が巡り、生命の息吹きに歓喜する・・・。まことに死と復活のサイクル。かくして時代は巡る・・・。
千樹 眠りて 亦 春を望む 一石
秋雲 寂寞として 人に逼(せま)るの寒
葉は落ち 蕭條として 白露 摶(たん)たり
繁枝 借まず 揺落(ようらく)盡(つく)す
閒(しず)かに眠る 千樹 為に懽(かん)を承(う)く
(七絶・平起式・上平声十四寒韻)
秋雲 寂寞として 人に逼(せま)るの寒
葉は落ち 蕭條として 白露 摶(たん)たり
繁枝 借まず 揺落(ようらく)盡(つく)す
閒(しず)かに眠る 千樹 為に懽(かん)を承(う)く
(七絶・平起式・上平声十四寒韻)