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江畔獨歩-杜甫

娘夫婦が新築のマンションを購入した。自分が今のマンションを購入した頃の幼き面影を思い浮かべつつ、あの子が・・・と。私のよりはるかにゴージャス。嗚呼、思えば遠くへ来たものだ。またひとつ脱力。ますますお役目ご苦労さまでしたモードに突入している・・・。

春の終わりのそんな境遇にぴったりの杜甫の詩。久々だ・・・。

江畔獨歩 花を尋ねる七絶句 杜甫
是れ花を愛するならずんば即ち死せんと欲す
只だ恐る花尽きて老い相い催さんことを
繁枝は容易に紛紛として落つ
嫩芯は商量して細細に開け

切れた絃

本日は台風で休講。先週かなりスケジュールがタイトだったのでありがとうございます。

おい、遊んでるだけだろの声も・・・。
今週の土曜日と日曜日は中学の同級会。幹事役で、ぜひ東京でJazz Liveを楽しみつつと思っていたが、彼の地の友はなかなか動かないので、すったもんだした挙句、極私的には不満ながら、私の行きつけの現地の温泉しんゆで行うことになった。

そんな矢先の9月26日、I君が亡くなった、との連絡が入った。聞くところによると、電気工事の最中に作業車に上半身を突っ込んでエンジンをかけたところ、突如動き出してしまい、ドアが電柱に衝突し、車体とドアに挟まれてほぼ即死だったと。子供さんたちはまだ高校生位と。これまでこのクラスのメンツは一人も欠けていなかったので、小生的にはややショックを受けている。ガタイのでかい豪傑な男で、御柱祭では先頭を切って盛り上がっていた。思えば2009年の同級会で、「来年、オレに言ってくれれば御柱に乗せてやれるでっ」と言ってくれたのが最後の会話だった。

しかしだ、彼がその日の朝、普通に出かけて、家族も普通に送り出し、エンジンをかけるまでは普通の作業を行っていたのだ。しかし、ソレを境目に生と死の断絶。なんなのだ、その糸が切れる瞬間って・・・。改めて死について想い巡らせてる次第。葬儀には出席できなかったので、同級会では追悼もかねる予定。私はこの詩で送りたいと思っている。

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朋友と惜別す  靑心堂一石
朋友 錦の如し 貞秀の姿
秋聲 斷雲 忽ち分離す
絃を絕ち 玉は折(くだ)け 岐(わか)れに臨むの涙
租帳(そちょう) 愁は入り 杯を擧ぐること遲(おそ)し
(七絶・平起式・上平声四韻)

※貞秀=晴れ舞台;祖帳=宴会

千樹眠亦望生-一石

長野県の御嶽山が噴火とか・・・。極私的に心配しているのは、いつの日か日本列島が一挙に動くとき(すでに最近は7cmも動いている!)、断層の集積部に溜まった諏訪湖が地割れで消滅しないかと・・・。地質構造的にあの盆地はかなり危険だと思っているのだ。ハイゼンベルグの不確定性原理も崩壊したり、人類がエボラに敗北したりと、あり得ないことが起こるのがこの時代。

そう、地球は生きている。それを人間の限られた知性によって科学と称して「理論」のフレームに収める試みがすでに人類の傲慢なのだ。生命も生々流転、春に芽吹き、華やかに開いた花もすぐに散り、秋には葉も落とす。冬には木々も眠りにつくのだ。そしてまた春が巡り、生命の息吹きに歓喜する・・・。まことに死と復活のサイクル。かくして時代は巡る・・・。

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  千樹 眠りて 亦 春を望む   一石       
  秋雲 寂寞として 人に逼(せま)るの寒
  葉は落ち 蕭條として 白露 摶(たん)たり
  繁枝 借まず 揺落(ようらく)盡(つく)す
  閒(しず)かに眠る 千樹 為に懽(かん)を承(う)く
  (七絶・平起式・上平声十四寒韻)

秋怨-魚玄機

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自ら嘆ず多情は是れ愁い足しと
況や風月 庭に満る秋に當るをや
洞房 偏へに更聲と近し
夜夜 燈前に 白頭ならんと欲す

情の多いのは愁いも多いことを自分自身も嘆いている
まして、さわやかな風と月影が庭一面に満ちている秋にはなおさら
それにわたしの部屋は時を告げる鐘の音に近いから
毎晩灯火の前であの方を待つうちに白髪になってしまいそう
(NHKカルチャーラジオ・テキスト『漢詩をよむ(春~夏)』から改変)

桃紅李白-簡文帝

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この時期、朝の空気が実に新鮮にして爽快。汗がスーッと引いて、肌をなでる風がなんとも☆カ☆イ☆カ☆ン☆だ。

度々、漢詩を紹介しているが、最近どうも漢字は避けられる傾向にある。極私的には高校の国語の教科書にあった中島敦の『山月記』で漢文のカッコ良さに目覚め、いつか漢詩を詠みたいと思ってきた。で、最近、素人の手遊びでやっている次第。本音は、FBには中国語と漢文の専門家もおられるので、恥をさらす覚悟なのだ

で、何分、表向き四角四面の固い漢詩ではあるが、もとは人のことば。人の営みや心の感動や葛藤から生まれるもの。今回はちょっと男女の機微を詠った艶っぽいものを紹介しよう。最近は告白も別れもLINEでチョイチョイ、みたいな感じだろうが、やや情緒に欠ける。対して簡文帝(503-551)の『玉台新詠』にあるこの詩は、実に女性の気持ちを鋭く描いている。特に最後の一句などはまことに秀逸!(分かる人には分かる、これは経験を重ねることによるが・・・ここがかわいい)。

蕭侍中子顯春別に和す四首 其四桃紅李白
桃は紅(くれない)に 李(すもも)は白く 朝の妝(よそお)いの若(ごと)し
羞(は)ずらくは 憔悴(しょうすい)を持して 新楊(しんよう)に比するを
借しまず 暫(しばらく)く住(とど)まりて 君前に死するを
愁(うれ)う 西國更生の香り無きを

桃は紅色に、李は白くて、まるで朝化粧をしたばかりのよう
昨夜の悦びにぐったりしたあたしは、瑞々しく芽生える柳に恥ずかしいほど
あなたのお側にしばらくとどまって、死んでもいいけれど
それでも、西国の生き返り薬がないと困るわね

中秋月-蘇軾

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中秋の月 蘇軾
暮雲(ぼうん) 収め尽くして清寒溢れ
銀漢 声無く 玉盤を転ず
此の生 此の夜 長くは好(よ)からず
明月 明年 何れ(いずれ)の処にて看ん

月下獨酌-李白

8日は白露、しかも今晩から明け方にかけてスーパームーンだ。この次は20年後らしい。が、天気はあいにくの模様。孤独な李白にあやかって(本当は春の詩だが・・・)、月の光の下で飲みたかったのだが・・・。

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月下に独り酌す 李白
花間一壷の酒、
独り酌んで相親しむもの無し。
杯を挙げて名月を迎え、
影に対して三人と成る。
月既に飲を解せず、
影徒らに我が身に随う。
暫く月と影とを伴い、
行楽須らく春に及ぶべし。
我歌えば月徘徊し、
我舞えば影零乱す。
醒むる時ともに交歓し、
酔うて後は各々分散す。
永く無情の遊を結び、
相期す遥かなる雲漢に。

暮江吟-白居易

深まる秋の気配に白居易に仮託して・・・・

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  暮江吟  白居易  
  一道の殘陽 水中に鋪(し)き
  半江は瑟瑟(しつしつ) 半江は紅(くれなゐ)なり
  憐(あはれ)む 可(べ)し 九月初三の夜
  露は眞珠の似(ごと)く 月は弓に似たり

 月立ちてただ三日月の眉根掻き日長く恋ひき君に逢へるかも-坂上郎女

閑居偶作-道元

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閑居偶作 道元
生死 憐れむべし 雲の変更
迷途 覚路 夢中に行(すす)む
唯留むるは一事 醒めて猶ほ記(おぼ)ゆ
深草 閑居 夜雨の声

ここでも『正法眼蔵』など、何度も紹介している天才道元。彼の禅は妥協を一切許さず、当時の仏教界の腐敗を糾弾、ゆえに天台宗からの弾圧をしばしば受けた。また政治的権力にも一切おもねることをせず、世俗との融合を嫌った。ゆえに仏教界からも世俗勢力からも絶えず生命の脅かしも受た。その背景を知りつつ味わうと彼の境涯が見えてきて、一体となれるのだ。極楽寺安養院に閑居した歳の作品。

  生き死にの憐れむべきことは、雲の移り変わりのようなもの、
  迷いの途も覚(さと)りの路も、夢の中を行(すす)むようなものだ。
  そんな中で醒めて心に留めることはただひとつの事、
  深草の閑居に降る夜雨の声(ひびき)なのだ。

そう、所詮この世は浮世狂言と知るべきなのだ。

空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。-Eccl 1:2

海南行-細川頼之

・・・うーむ、小生の現在の境涯を見事に射抜いている詩だ。

人生五十 功無きを愧(は)ず
花木 春過ぎて 夏已(すで)に中ばなり
満室の蒼蝿(そうよう) 掃(はら)えども去り難し
起(た)って禅榻(ぜんとう)を尋ねて 清風に臥せん

注:蒼蝿=うるさい連中;禅榻=座禅するときの腰掛

細川頼之(1329-1392)。南北朝時代の武将、足利尊氏の下で功を立て、管領となり、幼少の三代将軍足利義満を補佐するも、讒言(ざんげん:偽りの訴え)にあい、要職から外された(=クーデター)。志をくじかれた頼之は頭を丸め、常久と改名する。そして故郷の讃岐へ下るが、「海南行」はその時の想いを詠んだもの。ある種の諦観というか、達観の境地を歌っている。・・・が、10年後、彼は要職に復帰するのだった。

堪能・・・

癒されました。実に脱力・・・。元岩崎弥太郎の三男の別荘、敷地五千坪。昭和天皇もクリント・イーストウッドも滞在し、日米経済会議の議場にもなったとか。造りはもろ大正・昭和。しかしそれが味がある。風呂は露天。何とも沁みる湯だ。目に青葉、耳に風の音と鳥の声、体には温泉がジワーっと。料理は素材にこだわった品の良いものが数々、2時間かけて楽しむ。冷酒もワインも実に美味。夜やスーパームーンがやや朧月、これもまた風流。日本人で良かったと実感する瞬間だ。

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強羅温泉にて詠める 一石
茂林(ぼうりん)の 綠樹 水雲の郷
深院に 蝉聲(せんせい) 已(すで)に夕陽
瞬目す 泉湯に 赤葉の浮かぶを
一帯 悄悄として 又清涼
(七絶・平起式・下平声七陽韻)

天と和するを得る-王康琚

これは抜粋だが、なかなか唸るところがある。

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     分を推せば天和を得るも
     性を矯(た)むれば至理を失う
     帰り来りて期する所に安んじ
     物と斉(ひと)しく終始せよ

自分を知り、そこに留まるならば天との和を得ることが出来るが
自分の天分の性質を歪めようとすると究極の真理を失う
自らのおるべきところに帰り来て、自分が信じるところに安んじ
広く自然の万物と共に生きていくがよい

分を知り、性を知ること。これは自由と安楽への道。この分を知らず、性を歪めているのがニッポンキリスト教、ひいてはキリスト教なる宗教なのだ。

あなたの頭をさして誓ってもいけません。あなたは、一本の髪の毛すら、白くも黒くもできないからです。-Matt 5:36

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