Dr.LUKE'S iDLE UTTERANCE

［ロンドン　１５日　ロイター］　２０歳から薄毛が進行し始めた男性は、前立腺がんになるリスクが高いかもしれないという研究結果を、フランスの研究チームが１５日発表した。

　この研究では、前立腺がんの治療を受けている男性３８８人と、健康な男性２８１人を比較。２０歳から薄毛が始まっていたという人の割合は、前立腺がん患者のグループの方が２倍高かった。ただ、３０歳や４０歳で薄毛が始まった人では、前立腺がんになるリスクの差異はみられなかった。

　同研究を率いたパリ第５大学のフィリップ・ジロー氏は、「現時点ですべての男性に前立腺がんの検査を受けてもらうメリットは示されていない。リスクの高い男性を特定する方法を見つける必要がある」と説明。「２０歳での薄毛の進行は、リスクの高さが簡単に分かる要素の１つかもしれないが、確証を得るにはさらなる研究が必要だ」と話した。

　これまでの研究で、薄毛は男性ホルモンと関係があり、男性ホルモンは前立腺がんの発症や進行に作用することが分かっている。

→元記事

これは男性にはけっこう見過ごせない研究結果だ。ちなみに前立腺がんはPSA(Prostate Specific Antigen:前立腺特異抗原)によって発見できる。私も20日にまたドック受診だが、毎年これをチェックしている。で、いつもながら、PSAの構造－
（右クリックしてZOOMすると生体高分子の精緻さに感動します。小宇宙ですね・・・。）

追記：Appleのスティーブ・ジョブズ氏が末期のすい臓がん!?

・Apple CEO Steve Jobs currently receiving treatment at same cancer clinic as Patrick Swayze: report

　血液のがん「成人Ｔ細胞白血病」（ＡＴＬ）の原因ウイルスＨＴＬＶ１の特定の遺伝子が、がん細胞を増殖させるメカニズムを、京都大ウイルス研究所の松岡雅雄教授らのチームが１５日までに解明した。

　ＨＴＬＶ１は主に母乳を通じて母親から赤ちゃんに感染し、成長してからＡＴＬやＨＴＬＶ１関連脊髄症（ＨＡＭ）を発症することがある。国内感染者は約１０８万人とされる。

　チームはこれまでにＡＴＬ患者で働いていた「ＨＢＺ」という遺伝子が、がん細胞を増加させていることを確認。

　今回、マウス実験でＨＢＺ遺伝子を強制的に働かせたところ、正常のマウスと比べ約５倍の数のマウスががんになった。ＨＢＺは別のタンパク質を介して、過剰な免疫反応を抑制する「制御性Ｔ細胞」を異常増殖させ、免疫不全を引き起こした。また制御性Ｔ細胞ががん化しており、これがＡＴＬにつながると考えられるという。

　松岡教授は「この遺伝子の働きを抑えられれば、感染しても発症抑制などの治療につながる」と話した。成果は米科学誌プロスパソジェンズに発表した。

→元記事

ちなみに次のMovieは、HTLV-1に感染したCD4陽性Tリンパ球と標的細胞間のHTLV-1ウイルスシナプスの電顕立体像写真。

これはT-Cellの抗原レセプター(KB5-C20 T-CELL ANTIGEN RECEPTOR, NTIBODY DESIRE-1)。いつもどおりグリグリして下さい。

太陽の1/3に相当するホールからフレアが発生。クラスは最大級のXクラス。こちらにすでに邦訳されております。

・［速報］ サイクル24で最初の「Ｘクラス」の太陽フレア
・Strong Solar Flare May Charge Up Northern Lights Tonight

磁極が動いている。下手するとNS逆転も起こり得る。昨今の多発する火山活動や地震、さらに異常気象などは、これと関係している可能性が高い。ちなみに御言葉にはこうある：

Behold, Jehovah maketh the land empty, and maketh it waste, and turneth it upside down, and scattereth abroad its inhabitants.-Isaiah24:1

イザヤ24：1の邦語訳「見よ。主は地を荒れすたらせ、その面をくつがえして、その住民を散らされる。」では分かりにくいが、英訳では「上下をひっくり返し」とあるわけ。何かが起きていることは否定できない。

下の画像は磁力線と地震の関係を示したもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノーマル

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スマトラ(2004)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チリ(2010)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハイチ(2010)

アルツハイマー型認知症(AD)について、Dr.Kさんも記事を書いておられるが（→ドクターＫのホンマでっか）、今般、その原因が特定された（→元記事）。物忘れが激しくなりつつある私的にも治療法に結びつくことを大いに期待するところだ。

　神経細胞の中心から末端部に様々なたんぱく質を運ぶ「キネシン１」という運搬役のたんぱく質が働かなくなると、アルツハイマー病の発症につながる物質が末端部にたまってしまうことを、名古屋大の松本邦弘教授と久本直毅准教授（生命理学）らが解明した。仕組みがわかったことで、治療法の開発につなげられる可能性がある。９日付の米科学誌で発表する。

　脳が萎縮するアルツハイマー病は、神経の伝達に必要な「APP」というたんぱく質が脳内の神経細胞の末端部にたまって変異し、蓄積されてしまうことが原因だと考えられている。

　APPは、神経細胞の中心部から末端部に向けてレールのように延びた微小管をキネシン１によって運ばれる。APPが末端部にたまりすぎると、通常は別の運搬役のたんぱく質によって中心部に戻され、分解される。

　松本教授らは線虫の細胞を使い、キネシン１など運搬役の二つのたんぱく質を働かなくした上で、APPが往復するかどうかを観察した。その結果、中心部から末端部に運ばれはするものの、中心部には戻らず、末端部にたまってしまうことがわかった。

　キネシン１はAPPのほか、復路用の別の運搬役も末端部まで運んでおり、実験でキネシン１などが働かなかったために、この復路用の運搬役が足りなくなったのが原因とみられる。往路用の運搬役がキネシン１以外に存在するらしいことも、この実験でわかった。

　アルツハイマー病の患者は国内に約120万人いるとみられ、久本准教授は「こうした仕組みの理解がさらに進めば、治療につながるかも知れない」と話している。（高山裕喜）

●APP(Amyloid beta A4 protein precursor)(グリグリしてね)

●Kinesin-1（分子モーター）の2量体(尾部ドメインと逆方向に架橋したキネシン-1単量体の頭部ドメイン-微小管に結合した状態)

先に抗がん剤が一部のガンを除いてほとんど効かないと言う慶応大近藤医師の記事を紹介した（→こちら）。今般、乳がんなどに対する分子標的薬として期待されているアバスチン(bevacizumab)についてJournal of the American Medical Association誌に、他の化学療法と併用した場合、死亡率が最大350％（3.5倍）になると言う報告がなされた。

●論文
・Treatment-Related Mortality With Bevacizumab in Cancer Patients, JAMA. 2011;305(5):487-494

●一般記事
・Popular cancer drugs increase risk of death, study finds
・Cancer drug, when combined, boosts death risk

アバスチンは血管新生を抑制する作用があり、その作用機序はいわばガン細胞を兵糧攻めにするもの。こちらにそのメカニズムの解説があるので、英語だが、参照されたい。

・Magnetic Polar Shifts Causing Massive Global Superstorms

ポールシフトによる巨大ハリケーンの出現により、地球環境が揺らいでいる報告。前にも書いたが、次の写真を見ると、『デイ・アフター・トモロー』そのもののようだ。

これらはポールシフトによる磁力線の分布が変化することにより生じるようだ。ポールシフトは年々加速して、今では年に55キロほど移動する。このポールとは磁極のことであるが、これが揺らいでいる。さらにグリーンランドで2日早く春の夜明けが起きたことなどから、地軸も揺らいでいるのかもしれない。

まことにイザヤ書24：20にかくのごとくあるとおり：

地は酔いどれのように、ふらふら、ふらつき、仮小屋のように揺り動かされる。そのそむきの罪が地の上に重くのしかかり、地は倒れて、再び起き上がれない。

またエジプトに向けてアメリカが軍艦を派遣したようだ。

・American Warships Heading to Egypt

1月から早速まことに天も地も揺らいでいる2011年。2月もまだまだ揺れそうだ。

追記：ガザのハマスがイスラム同胞団と共に立ち上がる気配を見せている。同団は政府と対話を申し出たが、決裂した模様。

進化論者的にはこの事実をどう説明するのだろうか？

　【ワシントン＝山田哲朗】湖水などにすむミジンコが約３万１０００個もの遺伝子を持つことが分かり、米インディアナ大を中心とする国際チームが４日付の米科学誌サイエンスで発表する。

　人間の遺伝子は約２万３０００個に過ぎず、ミジンコの遺伝子はこれまでゲノム（全遺伝情報）が解読された動物の中で最多となる。研究チームは、甲殻類では初めてミジンコのゲノムを解析した。ゲノムのサイズは人間の７％程度にもかかわらず、たんぱく質を作り出す遺伝子はぎっしりと詰まっていた。

　ミジンコは、有性生殖と、自分のコピーを作る単為生殖を使い分けたり、魚など捕食者が出す化学物質を探知して防御のトゲを増やしたりして、環境に適応する。遺伝子の多さはこうした適応能力に一役買っている可能性があるという。[ 2011年2月5日15時5分]

→元記事

ウィットネス・リーのローカルチャーチでは、神と人が混ざり合って「神・人」になるとする神化を信じているのだが、これもあながちトンデモ系とは言えなくなって来た。

・Animal-Human Hybrids Spark Controversy

• 2003年、中国では人間の細胞をうさぎの卵に融合することに成功。
• アメリカのメイヨークリニックでは人間の血液が流れるブタを作ることに成功。
• スタンフォード大学では人間の脳をもつマイスの作成を今年末に計画。

と言うわけで、人間と動物のキメラがすでに現実となっているわけ。科学者はより人間に近い生物ができれば、実験や代替臓器などの生産に寄与できるとしているが、米連邦政府にはまだこれらの実験などを規制する法律などはないのが現状。だが、すでに人類は神の領域に踏み込み、神の主権を侵している。神はご自身の主権を侵すことには自ら裁きを行われる。

終わりの時代には知識が甚だしく増加する-ダニエル書

エトナ火山の噴火、霧島山系の噴火、そしてまたインドネシアのブロモ火山が噴火。あとにイエローストーン火山、カトラ火山とスーパーボルケーノが控えている。果たして地球はどうなっているのでしょう？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブロモ火山

・Airlines cancel flights to Bali as Indonesia volcano erupts

一説によると、現在地球には7つの異変が生じているようだ。

・Cosmology: "7 Effects of Earth's Cosmic Shifts"

ついに日本でも霧島山系が爆発。先のイエローストーン公園の火山はスーパーボルケーノと言われる。現在年間7インチも隆起しているとのこと。これが爆発すると、下の図にある地域が火山灰などの被害を受ける。時代は、その時代に入っていると改めて・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

S&Pにより日本の国債のランクが下げられた。AA-。中国が買い支えるスペインよりも下とか。円は急落。次期債務残高997兆。いよいよ1千兆の大台も間近。プールのサウナで80歳になると言うおばちゃんと、戦争時代の話から始まっていろいろ話したが、おばちゃんの言、「戦争で苦労したけどさぁ、あたしたちはいいわよねぇ。こうして家もあり、財産もそこそこできたし、年金で生きてられるんだから・・・」と。そう日本の個人資産1,200兆の6-7割は高齢者のもの。が、このまま愚衆政治が続けば、国債が消化できなくなり、間違いなく破産する。正直言って、本日の国会を見ていても、この国の未来はない。ニッポンキリスト教は言わずもがなだが・・・。

実は＜バブル＝悪＞と刷り込みがされているが、当時の日本経済は、政府、家計、企業の間の金の流れが理想的だったのだ。マスゴミがもっともらしい"正義"を振り翳して、バブル＝悪として、当時の大蔵省があの総量規制で人為的な不況を作ったのだ。国民もアホ、マスゴミもアホ、政府もアホ。かくして三面鏡を互いに見合っているわけで、現在も同じなのだ。世の中は「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」で成り立つ。今のように均した社会はエントロピーが大きくなり、活力を失うのだ。その動機はすべて嫉妬と妬み。これがニッポンを腐らせている。

参考：債務危機で日本政府が切れる唯一の「カード」
　要するにインフレ誘導策だ。つまりバブルを作ること。

・・・と言うわけで、やっぱり懐かしい・・・。

付録：Youtubeを眺めていたら、もひとつ懐かしいのが。私のコンポのCMだ。明菜もボディコンで若かった。

付録の付録：Yazawaコンサートのオープニングの動画があった。これは2004年のものだが、昨年も、一昨年も同じだ。1ヶ月前だが、これも懐かしい。

いつもヨタ話ばかりですので、モナリザのついでにちょっとアカデミックな雰囲気のハナシをひとつ。ちなみにモナリザの絵からはフシギな暗号が発見されております。

・Secret Numbers Found in The Mona Lisa

今年は年初から自然界も世界も大揺に揺れているわけですが、けっこう面白い年なのです。例えば今年2011年には、「日/月/西暦下二桁」で表示すると、1並びの日が

　1/1/11, 1/11/11, 11/1/11, 11/11/11

と4つも出ます。それから各自の誕生年（西暦）の下2桁と、今年達するあなたの年齢を足してください。・・・・111になったでしょうか？

かくして1が今年のひとつの特徴数なのだ。そして先のモナリザのダ・ビンチなどの芸術家が知っていた美の秘密。それは黄金比率（1:1.618・・・）。たまたま再建主義の富井氏も紹介していたので、ちょっと数学的に説明しよう。

美のヒミツは黄金比率。φ=1.618・・・。例えば芸術作品や建築物に含まれています。(8/5は大体φ)

この1.618・・・をφと書いて、黄金数と言う。これは無理数でして、正確には

であり、実はフィボナッチ漸化式の特性方程式である2次方程式　x^2=x+1　の根(特性根or固有値)だ。

で、皆さん、美しい長方形の縦と横の比はこの黄金比となる。また自然界にいろいろな形で出現するのです。顔の美しさなどもこのφに秘密があり、最近のカメラでは、この比が出現した時に撮影するモノもあるくらい。ダ・ビンチも人体の美を追求して、次の図に辿りついたのです。

この図はレオナルドの描いた有名な人体図であるが、身長とへそから下の長さが黄金比、腕の長さと肘から手までの長さが黄金比。先のダ･ビンチ展では各パーツの比を判定してくれます。

ちなみに根拠は次の図にありますが、幾何学の知識で証明してください（センター試験レベル）。

さらに体で作られる正5角形もその長さの比率が黄金比となる（高校数学で証明すると図のｘがφ）。ちなみに正5角形について先にコロンビアの町の空に出現した写真をお見せしましたね。

さて、この黄金数φですが、実は

と書けるのだ！出ましたね、連続する1と、さらにあの数字、666=111×6！

さらにこの黄金数は

０，１，１，２，３，５，８，１３，２１，３５，・・・

と前の二つを足して次の数列を作ることにより、出てくるのです。この数列は

と漸化式で書け（高校数学の範囲）、この解は

となります。さてそこで、隣り合った数の比を取ってみてください。

1/1=1,　2/1=2,　3/2=1.5,　5/3=1.6666・・・,　8/5=1.6,　13/8=1.625,　21/13=1.615・・・

と、いかがでしょう？φにどんどん近づくでしょう。これは上の解の比をとって、ｎ→∞とすると容易に理解できます。まあ、数式にはこだわらずともけっこうですが。

かくして今年2011年は1と666と正5角形に関係する黄金比φ、それを生み出すフィボナッチ数列がキーワードとなる予感があるわけですね。皆さん、ご自分の顔のパーツの比をいろいろと測定して、黄金比の表情を作ってみてください。あなたも美女も美男になれるかもです・・・

株式チャートでも応用ができます。

参考：こちらにアニメーションでφが解説されています→黄金比