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トップ > 漢詩

中隠-白居易

白居易の生き方はわが理想、けっこうこの線で生きているかも、と極私的には思っているところではあるが・・・。

ファイル 3775-1.jpg

大隱は朝市に住み、小隱は丘樊に入る。
丘樊は太だ冷落、朝市は太だ囂喧。
如かず中隱と作り、隱れて留司の官に在には。
出づるに似て復處るに似たり、忙しきに非ず亦閒なるに非ず。
心と力を勞せず、又飢と寒とを免る。
歲を終るまで公事無く、月に随ひて俸錢有り。
君若し登臨を好まば、城南に秋山有り。
君若し遊蕩を愛せば、城東に春園有り。
君若し一醉を欲せば、時に出でて賓筵に赴け。
洛中に君子多し、以て歡言を恣にす可し。
君若し高臥を欲せば、但自ら深く關を掩へ。
亦車馬の客、造次門前に到る無し。
人生れて一世に處る、其道兩ながら全くし難し。
賤くしては卽ち凍餒に苦しみ、貴くしては則ち憂患多し。
唯此中隱の士、身を致すこと吉にして且安し。
窮通と豐約と、正に四者の間に在り。

然り、「唯此中隱の士、身を致すこと吉にして且安し。窮通と豐約と、正に四者の間に在り」なのだ

惜生-一石

ファイル 3766-1.jpg


(七絶・平起式・下平声七陽韻)

生を惜しむ
麗朝 雨は歇(や)み 炎涼を隔つ
渓水 潺湲(せんかん)たり 一草の堂
坐(そぞろ)に覚ゆ 蝉の吟ずるに 將(まさ)に暁を徹せんとす
短き生 誰か惜しまん 悲傷するに足るを

(C)唐沢治

夏日山居-魚玄機

ファイル 3760-2.jpg

すでに紹介した魚玄機。彼女はやはり魅力が尽きない。遊里に生まれた才気溢れる彼女は咸通元年、李億補闕の妻妾として仕えることとなる。が、人の心は変節する。夫李億の彼女に対する愛が衰えて、他の女に移ると、魚玄機は山を下り、咸宜観に隷して女道士となる。その時に山に入り詠ったもの。山は長安にあったとされる。李憶の束縛から解かれ、自由を得た境涯を謳歌するのと同時に、愛を自分では選べない当時の女性の立場の寂しさを覚えさせる作品だ。自らの才を頼む自立志向と男への愛慕の狭間で揺れ動くアンビバレンツな女心は実にいじらしい。これが彼女の魅力なのだ。

ファイル 3760-1.jpg

仙居を移し得て 此の地に来たる
花叢 自ずから偏く 曾て栽ゑず
庭前の亞樹 衣桁を張る
坐上の新泉 酒杯を泛ぶ
軒檻 暗に傳う 深竹の径
綺羅 長に擁す 亂書の堆
閑に畫舫に乘って明月に吟じ
信任す 輕風の吹いて卻回するに

仙人の住まいの我が家は引っ越しをして、この山間の地にやってきた。
群生する花々は自然に広がっていったもの、人が植えたのではない。
庭先の低く枝を広げる木には衣装を掛け、
居閒近くに湧き出た泉には酒杯を浮かべる。
外の長い廊下の先には奥深い竹林の小道に通じ、
部屋の中では美しい着物が、散らばる書物の山にかけてある。
暇なときには舟遊びの舟に乗って名月の下で詩を吟じ、
その風が舟の向きを変えようと、(わが人生も)風まかせ、船まかせ。

(NHKラジオテキスト、佐藤保箸:『漢詩をよむ』から)

陶淵明の境涯

ここ数日、朝が清々しい。空気が高原のような感じ、肌をなでるその風が何とも爽やかだ。昨日、酒のネタをふり、その前に「世事都訛」と詠った。自分ながら、やや、陶淵明的境涯を味わっているかもしれない。次の詩は『飲酒二十首』の「其十五」。

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貧居 人工に乏しく
灌木 余が宅を荒らす
班班として翔鳥有るも
寂寂として行迹無し
宇宙 一に何ぞ悠かなる
人生 百に至ること少し
歳月 相催して逼り
鬢邊 早や已に白し
若し窮達を委(す)てずんば
素抱 深く惜しむべし

浮世狂言

世間はこの暑さの中で、狂ったように選挙、選挙、選挙。原発反対、TPP反対、改憲反対・・・・。自分は正義、相手は悪党。何とも騒がしい。Twitterでも一日中流している人がいるが、仕事はどうなってるのかしらん、といらん心配をしてしまうのだ。

下の石破氏の写真を見て、やはり時代を共有していることが分かる。70年代後半から80年代前半が私たちの青春。当時はみなスリムだったが、髪も白くなり、世を渡る寄留者として、時の流れの残酷さを想う。所詮、胡蝶の夢のごとき人生を、何故に歯を食いしばって耐える必要があるのだろう。今になれば、すべての事は作り事(フェイク)であると知るのだから。

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(七絶・平起式・下平声五歌韻)

世事 都て訛たり
當年 風貌 細腰(さいよう)多し
浮客 時を痛む 髪(はつ)己(すで)に皤(しろ)し
何(なん)ぞ人生に耐えん 胡蝶の夢
今に到り識(し)る可(べ)し 事都(すべ)て訛(か)なるを

わたしは心をつくして知恵を知り、また狂気と愚痴とを知ろうとしたが、これもまた風を捕えるようなものであると悟った。-Eccl 1:17

(C)唐沢治

カウントダウン・ツー・夏休み

あと数日で前期終了・・・。ここ数日はちょっと過ごし易いが、しかし、ではある。李白のスケールの雄大な詩でちょっと清涼感を味わってください。

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 日は香炉を照らして 紫烟生ず
 遥かに看る 瀑布の長川を挂くるを
 飛流 直下 三千尺
 疑うらくは是 銀河の九天より落るつかと

追記:ちょっとトピ違いだが、ある意味スケールがでかい。これは必読だろう:

サムワン・ウォッチング・U!

夏夜追凉-楊万里

まことに詩人の詠ずるが如し・・・

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 夜熱 依然として午熱に同じ
 門を開いて小立(しょうりつ)す、月明の中(うち)
 竹深く、樹密なり、蟲鳴く処
 時に微涼有り、是れ風ならざるに

暑夜-釈宗泐

 此の夜 炎蒸(えんじょう) 當(あ)たる可(べ)からず
 門を開けば 高樹(こうじゅ) 月(つき) 蒼蒼(さうさう)
 天河(てんが)は 只だ南樓の上に在りて
 人閒(じんかん)に 借さず 一滴の涼をも

寒泉凉酒-一石

七夕。しかし、暑い、と言うより、熱い!風はあるが熱風で、外は暑苦しいほどだ。何気に温泉に立ち寄り、冷泉に浸かる。汗がすーっと引き、まことに生き返る気分。かくして暑を凌ぎつつ、純米大吟醸の冷酒を・・・。その芳醇なる舌の感覚に、ほっと一息、微涼を味わうのだ。これがアイドリング・モードのDr.Luke的夏の過ごし方

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(七絶・平起式・下平声七陽韻)

 驕陽(きょうよう) 流汗 衣裳を濕す
 烈烈たる炎蒸 烟渺(えんびょう)は茫たり
 寒泉に徙倚(しい)し 暑を滌(すすぐ)に堪えたり
 芳醇たる凉酒に 微涼を受けん

(C)唐沢治

苦熱行-王轂

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 苦熱行 王轂(おうこく)
 祝融 南より来りて火龍に鞭打ち
 火旗焔焔として天を焼いて紅なり    
 日輪 午にあたりて凝して去らず
 万国 洪爐の中に在るが如し 
 五岳 翠乾きて雲彩は滅し
 陽侯 海底に波の竭するを愁う
 いつかまさに一夕金風を発し
 我が為に天下の熱を掃却すべき

七夕(しちせき)を想う

本日、ひとつの仕事納め。夏休みがすぐそこに・・・。さて、そろそろ、7月7日、七夕の日。旧暦の7月7日は新暦の8月13日、それはもう初秋の節句。わし座の1等星アルタイル(牽牛星)=彦星と、こと座の1等星べガ(織女星)=織姫が一年1度だけ逢うことを許された夜・・・。世間は選挙だ、クーデターだと喧騒を極めているが、だからこそ、あえて夜空を見上げてこのロマンスに想いを巡らすのだ・・・・。この詩人は漢の無名氏。

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右上が織姫、左下が彦星(だと、思う・・・)

 迢迢たる牽牛星
 皎皎たる河漢の女
 纖纖として素手を擢(あ)げ
 劄劄として機杼を弄す
 終日 章を成さず
 泣涕 零ちて雨の如し
 河漢 清く且つ淺し
 相去ること複た幾許ぞ
 盈盈たる一水の間
 脈脈として語るを得ず

辛夷香風-一石

森に入るや、濃い緑の中に年を経た蔓草。いよいよ夏だ。それにしてもなんという爽やかさ、風は汗で湿った肌に実に心地よい。まだ鶯が春を惜しむかのように鳴いている。ふと、花の香がぷーんと漂う。そう、こぶしの香だ。そんな夢見心地の初夏の朝、こぶしの美しい花弁も夏の風を発している。

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(七絶・平起式・上平声一東韻)

綠蘿(りょくら) 歳を經たり 碧烟の中
長く弄する残鶯 樹樹を遶る
森は靜まり 微かに涼にして 香は馥郁たり
辛夷の女華は 薫風を發す

(C)唐沢治

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