本日の一冊:『ど文系大国 日本の盲点』

これはかなり挑発的な発言だ。極私的にはまことに同意だ。ぼくも一応「神学」なるものはフォローしている。が、あまり価値を感じていない。だからそっち系では勝負しない。

理系の人間は物事の本質的な要素(パラメーター)を抽出し、それらの関係を分析する。ここに関数の考え方が重要になるのだ。社会や経済や多変数関数であり、何をどれだけインプットしてやれば、どんなアウトプットがあるか、この関係をモデルという。

文系の人間はとかくギロンをややこしくする。どうでもいいパラメーターをあえて混ぜ込んで、関数関係を複雑化、というよりワケ分けめにする傾向が強い。だから何を言っているのか分らなくなり、最後は眉間にしわを寄せて、感情論でオワルのが関の山。

経済を知るには複式簿記、特に仕分けをきちんと理解すること。B/SとP/LそしてCFを読めること。これなくしてブラックショールズ方程式を振り回してもギロンが空転するだけだ。ブラックショールズは伊藤型確率微分方程式に基づいたモデルだが、その前提があまりにも単純すぎる。というより、解ける方程式を採用しただけなのだ。

高橋氏は「数量政策学」を提唱している。私も「霊-精神身体医学(科学)」を提唱している。政治経済も聖書も理系のオツムで読み解く時代。この意味でアメリカでも神経生理学者のDr.Caroline Leaf氏などが活躍されていることは大変結構なこと。感情論の文系オツムが国を亡ぼすことは歴史が証明している。今のニッポンはその瀬戸際にある。

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