
30年間のデフレの副作用がついに米価格に現れた。デフレで供給力(生産力)が毀損され、いざ需要が生まれてもそれに応えられない、よって価格が上昇する。これまではコストプッシュ型インフレだったが、ついにデフレ経済の末期、デマンドプル型のインフレの兆候だ。
野菜も価格高騰してるし、建築業界も材料不足、職人不足で建築コストが上昇、運送業界も24年問題で流通量に対応しきれてない。ガソリンもじわじわと上昇中。加えて走行距離税も検討されてると。しかし増税や社会保障費の負担増で可処分所得は増えていない。国民は真綿で首を絞められるように経済的に窒息しつつある。
石破かゲルなどを放置してると、今は平気であろうあなたの肩にもいずれズシッとのしかかるでしょう。これで今年もさらに新生児数は減るでしょう。いよいよニッポンも分裂病(統失)の末期症状である陰性症状、アパシーや感情鈍麻などを呈してきたようだ。
最終的には生産力(国力)の棄損により円の価値を担保できなくなるとジンバブエ化する。つまりハイパーインフレだ。それこそ藤巻先生が喜ぶ事態になるであろう。
マネーは究極的には政府・日銀の負債(B/Sの右)、ではそれを担保する資産(B/Sの左)は何か。
ゴールドではありませんよ! それは国力、つまり経済的には供給力。マネーは連鎖でその価値が担保されているのだ。幼稚園生に一億上げても紙飛行機になるだけだが、東大生なら「何か」を生み出す。この「何か」こそが円の価値を上げるのだ。

ある村で結婚式があった。お祝いに各家からワインを広場の壺に注ぎプレゼントすることにした。みんなそれぞれの容器にワインを持ち寄り、その壺をプレゼントした。いざ、飲んでみると・・・
・・・それは水だった?!
まさにイエスによる水を高級ワインに変えたカナの婚礼の奇跡の逆(ギャグ)バージョンだが、これが今、目の前で起きている。
すなわちデフレだ
デフレは死に至る病。ニッポン社会の病理であり、その合わせ鏡のニッポンキ業界はすでに重症。いずれも縮小均衡へと落ち込んでいる。今、あなたが「何か」の消費を減らそうと考えていること、それがデフレマインド。
で、その対応は?
経済なら実物経済ではなく、つまり労働と時間をマネーと引き換えるのではなく、金融市場からゲットすること。そもそもマネーは単なる数字、幻想だ。霊的にはスピリチュアル領域から降ろすこと。いずれも各人のお仕事(エルゴン)である。会社や教団などを当てにしてる向きは着実に干からびる。

要するに実物経済やキリスト教のマトリックスからエクソダスすることである!