結局国民の経済リテラシーが問われている

極私的には前から政治屋は国民の合わせ鏡であると言ってきた。つまり鏡像。政治屋の資質は国民の資質で規定されるのだ。特にこの国債に関する無知が今の惨状を招いていることは否定できない。国の借金が1千兆(国ではないから!)、これを返済と国が潰れる、子孫に借金を残すなとか。このマトリックスを離脱しない限り、この国は自己崩壊する。これももう10年以上言ってきている[1] … Continue reading。なにしろ財務省自身が「自国通貨立て国債は破綻しない」と明言しているのだ!

単純に言えば、政府と日銀のB/Sを統合するだけで、国債は通貨に変わる。通貨は元々日銀の負債。だが、それは返す必要などはない! 国債は実質的に通貨と等価なのだ。

ちなみにこの記事は実に面白い。われわれの問題の種となる人物は自分の鏡像となる人物であると。まさにこのとおりである。

神学などもそれを唱える者の精神病理の反映であるとずっと指摘しているが、これを鏡像原理と呼ぶ。同じ病理を持つ者は同じ神学や思想にはまるものなのだ。

かくしてニッポンは自分の像を見つめつつ自滅していくのだろうか。麻生氏はこの機に及んでもなお、経済対策は考えていないとのことだが、どうも滅びへのティッピングポイントは超えた感がある昨今ではある。

(陰の声:この国を弱体化し、自滅へと導きたい何かの勢力が存在するのだろうか?)

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1 ただし、私は安倍さん以前に2%のインフレ誘導が必要だと書いたが、その当時はまだ財政健全論者だったのだ。これをひっくり返してくれたのがMMTの理論だ。

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