コロナ災より緊縮財政で滅びの淵にあるニッポン

今回、アメリカは200兆超えの財政出動。わが国は真水で20兆。焼け石に水どころか水滴だ。この国、今回処方箋を間違えると確実に衰退する。

この番組『オペレーションZ』。国家予算を半分にするとの極秘計画をテーマにするが、実に気味が悪い。地方交付金と社会保障費をなくすと社会はどうなるかのシミュレーション・ドラマだ。落としどころがどこに来るのか、やや不安を覚えつつ観ている。草刈正雄は渋く年齢を重ねている。

諸悪の根源は緊縮財政。それは心臓に血液を貯めるようなものだ。

SBは多額の負債で崩壊寸前だが、国は違う。紙幣と政府口座は元々日銀の負債。政府口座はサインで生まれる[1]これが信用創造のメカニズムだ。、国債(政府の負債)とバランスさせてね。

この口座から政府小切手を振り出し、民間に支払う。民間は「何か」を造り、小切手を銀行に持ち込み社員の銀行に払う。ここで「何か」と社員の「収入」が生まれる。

銀行は小切手を日銀に持ち込み当座口座に振り替える。つまり戻るのだ。国債を発行して一回転すると、あら不思議、「何か」と社員の「収入」が生まれた。

しかも、政府と子会社の日銀は連結すれば、国債は消えて、当座口座の持ち合いでバランスする。つまりマネーが増加したわけ。誰もマネーを返済せよ~とは叫ばんでしょう。

人体で言えば、日銀と政府は血液を造り、送り出す骨髄と心臓のようなもの。だから政府が黒字(PBバランス)ではアウト。心臓に貯留したら体が貧血を起こすことは誰でもわかる。ところが今のザイセイハターンと叫ぶ緊縮財政論者はこれをやってるわけ。

一応国債を買って量的緩和したけど、日銀の当座口座に500兆も溜まっているだけ。その国債も尽きる。企業も内部留保が500兆。なぜ? だって仕事、つまり需要がないから。企業も投資できない。要するに浮腫だ。

古のエジプトはピラミッドを財政政策として建造したらしい。奴隷がヒーヒーやってたのではない。人々が潤ったのだ。むしろ今のニッポンの方がよほど奴隷でしょうね。

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1 これが信用創造のメカニズムだ。

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