Dr.Lukeの一言映画評:『フェラーリ』

観てまいりました。高級車「フェラーリ」はすでに脱属人化してひとつの偶像になっているが、その創業者エンツォ・フェラーリの葛藤と苦悩を描く。

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そう、フェラーリもひとりの生身の人間だったのだ。大体この手のパターンだと、表向きのセレブライフの裏に、仕事に打ち込む夫と家庭の問題をすべて背負い込む妻との相克が潜むものだ。加えて長男を失って解体しそうな夫婦の間に、さらにビジネスが侵入し、ふたりの傷を深める。

で、世の常として、家庭内に居場所を失った夫は外に愛人と”息子”をもつダブル人生を送っていたが、それもバレる。妻は切なくも、自分の生きている間はその子を認知しないで、と懇願する。そのような時に経営も行き詰り、買収される危機に陥るが、起死回生のための1,000マイルレース「ミッレミリア」に打って出る。しかし勝利目前にして悲劇が・・・。後はご自分でどうぞ。

フェラーリは『スターウォーズ』のカイロ・レンや、『沈黙-サイレンス』のガルベ神父、『最後の決闘裁判』のジャックなど、独特の雰囲気を醸すキャラを演じたアダム・ドライバー。妻のラウラは極私的に好きなペネロペ・クルス。かなりやつれ果て、やや被害妄想の入った髪振り乱す荒んだ女を迫力で演じている。彼女は『エレジー』でハマった次第😊

オトナの鑑賞に耐える作品でございます😎

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