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本日の三冊

ファイル 605-1.jpgドナ・ローゼンタール著『イスラエル人とは何か-ユダヤ人を含み越える真実-』(徳間書店)。イスラエルとエクレシアの問題は、「置換神学」云々と言うレベルから、感情論まで、ニッポンキリスト教でも実にかまびすしい。しばしばエキセントリックな議論に落ちるのだが(病理の共鳴現象)、私の見解はこちらに示してある。地的イスラエルの選びは「経綸的選び」、エクレシアの選びは「本質的選び」であって、選びの次元が異なる。よって私は「置換神学」を唱えるのではなく、「元から神学」と称しているわけ。・・・と、まあ、こういった議論は置いておいて、現在の地的イスラエルの実情をきわめて詳細にレポしているのが本書。なんとイスラエルではセックス革命が進行中で、ゲイも続々とか・・・。資料として使える。

ファイル 605-2.jpg二冊目は養老猛司先生と池田清彦氏の対談集『正義で地球は救えない』(新潮社)。いわゆる環境問題もCO2排出削減や排出権マーケット云々といった話で、これもまたヒステリックに状況だが、実はCO2問題は科学的根拠が薄弱であると。単なる「正義」の錦を振りかざしてもなんら本質的対策にならないことを力説する。元同僚の副島氏も同様の本を出しているが、どうもこれも今回の田母神論文問題と同じ病理によると思われる。つまり一種のMCによる大衆を覆う空気の一元化現象。ニッポン人がある方向へと雪崩を打つことは実に怖いのだ。

かくしてニッポンキリスト教界のイスラエル問題議論も、ニッポン社会の環境問題議論も同じ臭いを醸している。こういった場合、私のとるスタンスとは、大衆の流れる方向をあえて避けること。養老先生も「世の中が変なのか、私が変なのかと問えば、そりゃ変なのは私に決まっている。世間は多数で、私はひとりだからである。若いときからそう思ってきた」とおっしゃっているとおり、私もまったく同感。Dr.Luke的には『正しい神学で人は救えない』、「ニッポンキリスト教が変なのか、私が変なのかと問えば、そりゃ変なのは私に決まっている。ニッポンキリスト教界は多数で、私はひとりだからである。若いときからそう思ってきた」だろうか(笑)。「日本民族総福音化なんとか」などと聞くと、怯えが走るのだ。

ファイル 605-3.jpg三冊目は五木寛之の『凍河』。これ74-75年の作品で、私も高校と浪人時代に読んで、かなり好きな恋愛小説なのだ。最近再刊されたので、ふと懐かしくて買ってしまった。Dr.Lukeが恋愛物を?と思われる向きもあろうかと思うが、ハーレクイン的な物はご遠慮ですが、けっこう実は好きでして・・・。本書は精神科医と精神を病んだ女性の恋愛と、深刻な過去の罪をいだく病院長の人生を絡めた作品。私の経験を投影できるのだ。

五木寛之は高校時代に放送部のラジオ演劇で『蒼ざめた馬を見よ』の老人役を演じてから、それなりに親しんでいるわけ。最近は先に紹介した『林住期』はまだしも、『神の発見』とか『霊の発見』となると、ややスピリチュアルであるが、小説はけっこう楽しめる。「3人のパブロが死んだ」のコピーが流行った『戒厳令の夜』などは、クーデターの状況が実にリアルで、何とも言えない臨場感を味わったものだ。これも再読リストにあるが・・・。(あと、今はズンドー化したが、あの頃はクビレがすごかった松坂慶子が主演した『愛の水中花』とかも・・・^^)

かくして濫読の秋の夜は更けるわけ。

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