Dr.Luke的日々のココロ
トップ > 2011年10月30日
ここでもすでにお馴染みのわが同志DJ Jerryの新著が出ましたので、ご紹介します。その名も『KY式英語-英語略語から現代アメリカが見える』（大修館書店）。3年8カ月を投入した労作！
みなさん、すぐに本屋に走ってください！
業務連絡：To Jerry, sorry for being late to handle it...
追記：本書が読売新聞で紹介されています。
アメリカはキリスト教国?まあ、そうかも知れない。しかしキリストの国ではもはやない。所詮、キリスト教自体が世の構成要素となっているのだ。一応歴史の教科書では大陸で迫害されたピューリタンが新天地を求めて作り上げた国となっている。が、実質は。初期大統領の多くがフリーメーソンであり、ワシントンの市街路にはそのシンボルが埋め込まれている。シンボルを侮ってはならない。その背後には霊的存在があるのだから。
そのアメリカ、「イエスの御名」を社会から抹殺する傾向が強くなっていることをここでも報告しているが、ついに次のような司法判断がなされた。
Judge says prayers to Christ 'do violence to America's pluralistic, inclusive values'
A board of county commissioners in North Carolina is asking the Supreme Court for help: Its members don't believe they should have to forbid volunteers from mentioning the name of Jesus in prayers offered before their meetings.
But the American Civil Liberties Union and Americans United for Separation of Church and State are standing by their victory in a U.S. circuit court decision that states even "a solitary reference to Jesus Christ" in invocations before the Forsyth County Board of Commissioners' meetings could do "violence to the pluralistic and inclusive values that are a defining feature of American public life."
Furthermore, wrote Judge James Harvie Wilkinson III in the Fourth Circuit Court of Appeals majority opinion, legislative invocations offered in Jesus' name are inherently "sectarian" and thus should be censored lest they make some attendees feel "uncomfortable, unwelcome and unwilling to participate in … public affairs."
イエスの御名による祈りは、アメリカの公共生活を決定づけている多元論的かつ包括的な合衆国の価値観を侵すものにして、違憲であると。さらに、イエスの御名による祈りは「セクト主義」であり、「公衆において、不快にして、歓迎されざる行為にして、意識的に関与すべきではない」であるとの多数意見を付加している。・・・と言うわけだが、この判決の背後のうごめく霊の正体は明らかであろう。
追記：TPPについてどう思うかとのご質問をいただいたので一言。すでに何度か書いているが、これはアメリカによるニッポンの植民地化の最終段階。そして同時にバビロン化への一里塚だ。大きな流れの中でこれは実現してしまうだろう。要するに、元々ニッポンは主権国家ではないのだから。いっそのこと、「アメリッポン」と国名を変えた方がすっきりするかもだ。
