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Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 680-1.jpgキューバ革命の若き英雄、医師にして革命家・政治家チェ・ゲバラの自著『革命戦記回顧録』に基づくドキュメンタリー的映画『チェ・28歳の革命』。監督は『オーシャンズ』シリーズなどのスティーブン・ソダーバーグ。徹底的に事実に基づいた映像。いわゆる戦争モノの派手さはなく、淡々として、きわめて写実的。監督によると、チェと戦場を同行する体験を目論んだとのこと。なるほどあたかもキューバの熱帯林の中にいるような臨場感を体験できる。

ファイル 680-2.jpg主演はベネチオ・デル・トロ。役作りのためにチェ(愛称的二人称)に関する資料を7年かかって読み込み、体重も25キロ落とした。チェ本人と瓜二つ(やや古谷一行に似ているか)。デル・トロを初めて知ったのはここでも紹介したブルース・ウィルス主演の『シン・シティ』。あらゆるグロテスクな悪のあり方をモノクロの渇いた映像で描いた作品。2008年アカデミー主演男優賞を取っているが、後半が期待される。

チェは革命を成功した後、キューバのNo.2としてあくまでも民衆の声に基づく民衆のための革命政治を目指すが、体制が固まるにつれ、官僚主義的になり、民衆との乖離を覚え、自身も悩む。かくして彼は「新しい人間(=真正な革命的人間)」なる概念に到達し、「現実主義者であるということは、倫理的・道徳的価値観に立つ犠牲的精神をもってひたすら努力し、不可能なことをやってのけることだ」と言う自身の信念に従って、カストロと別れ、地位と名誉をを捨て、コンゴ・ボリビアの革命に身を投じ、ついには捕えられる。処刑される際、彼は左胸、足の付け根、首の付け根を打たれても絶命せず、最後の止めを刺すべき兵士がビビっているのに対して、「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ」と言い放った。享年39歳。う~ん、己の信に殉ずる、まさに武士だ。かくして彼は神話化される。

キューバはこの後カストロの指導の下、アメリカの咽喉元に刺さったトゲとして共産主義国家となり、ケネディのピッグス湾作戦の失敗から、キューバ核ミサイル配備危機を経て、暗殺へとつながり、アメリカはベトナムの泥沼へとはまるわけだ。私は小学生だったが、下校時に「赤旗ニュース」の張り紙をよくながめたものだった。あの当時は、戦争に負けた国にまずいながらもコッペパンとマーガリンと脱脂粉乳を援助してくれたアメリカは正義の国で、よって南ベトナムは「いいもん」、対するソ連がバックの北ベトナムは「わるもん」と単純に信じていたものだった。ベ平連運動や安保闘争、さらに東大安田講堂攻防戦をテレビの世界として観ていたわけだが、裏では着々とアメリカの世界戦略が進行していたのだ。そんな当時の私の頭にも「祖国か、死か」のスローガンははっきりと残っている。対米的に政治・軍事・経済の各面で去勢されし国家ニッポンにはすでに消滅して久しいサムライ・スピリットではある。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 677-1.jpg

ようやく正月モードを抜け(食事をカナリ制限したので体重はキープしているが)、巡航モードに復帰で、午前中はプールとサウナ。午後はしゃぶしゃぶ(これは油が落ちるので実にヘルシー)で高タンパクを摂取して後、映画。10日からチェ・ゲバラのドキュメント作品など、かなりイイ作品が続く。が、とりあえず、往年のファンとしてジャン=クロード・ヴァン・ダムの『その男ヴァン・ダム』。哀しき中年おやじのぼやきも・・・。

う~ん、これはわが内なるアイドルがひとつ崩壊したかも・・・。彼のバディを理想としてトレーニングに励んだ若き頃が懐かしい(注)しかし最近では私も寒いおやじギャグを連発し、たとえ滑っても自分でフォローし、しばしば自虐ネタも披露すると言うわけで、何となく身につまされる作品。あのトミー・リー・ジョーンズもBossの缶コーヒーのCMで見事に寒いおやじ化した姿を披露しているわけで、この年代、なかなか世の中に居場所を見つけるのが難しいのかも知れないなあ~。(しかしラストシーンに救いが・・・・)

まあ、若い子たちの間でも"CanCam"のいわゆる「読者モデル」が人気で、要するに自分と同じ目線の等身大のアイドルが受け入れられているから、ハリウッドスターも普通のオジサンとして、生きる同士と感じられるもイイのかも知れない・・・。

【注】自分で言うのもなんだが、そのおかげで、とても50台とは見えないマッチョ・バディを保持できている。加えて先に紹介したEMSによるアブの強化法はかなり有効で、アブの厚みが増し、段々が目立って来ている

Dr.Lukeの一言映画評と本日の二枚

ファイル 673-1.jpgホラー物の『ミラーズ』。鏡の向うに何かがいる。鏡の中で何かが起きるとそれがこちらでも実現する。子供の頃に鏡を覗いて、その中に入れないかと想像しつつ、何時間も鏡とにらめっこしたことがあるが、それを映像にした作品。かなり怖い。

しかしこのミラーの中のヴァーチャルな現象がこちらのリアルの世界に反映すると言う倒錯現象はすでに起きている。金融経済の混乱が実体経済に影響することなどはまさにその典型。金融は昨年のメッセージでも語ったが、すべては幻想なのだ!デリバティブが6京円あると言っても、その実体は1/100。人々のココロの鏡に映った幻想によって膨らんだモンスターに過ぎない。そのモンスターが現実を直撃しているのが現代。

また私たちは人間関係においても、他者のココロに映った自己像によって、現実の自己が影響を受けている。人の評価や目を気にしつつ生きる人々。人々のココロに映る自らの鏡像を「自分」と思い込み、その像のあり方によってアップダウンを繰り返す。これもりっぱな倒錯現象。何という不自由な生であろうか。これも己がなし得るトリック、フェイクなのだ。その己を対処する十字架を経験すれば、私たちはますます自由をエンジョイできるのだ。観方によってはなかなか深い作品かも知れない。

 * * *

ファイル 673-2.jpg本日の二枚。一枚目は韓国のディーバ、Woong Sanの"FEEL LIKE MAKING LOVE"。もちろんJazzだがボッサ調で、かなりゆるく聴ける。本人はCozyを追求したのこと。正月の終りにあたってまったりと楽しめ、かなり満足。

ファイル 673-3.jpg二枚目はChrisitina Aguileraの"KEEPS GETTIN' BETTER"。ジャンルはロック。若い頃はロックで何とも言えないテンションを楽しんだものだが、最近は聞く時はそれなりのシッチュエーションで聴いている。まあ、車を飛ばす時とか、いろいろな想いを断ち切りたい時などに、ね。

ちなみに今回温泉に行く車中で何を聴くか、息子と張り合ったのだ。彼はもっぱらRock。こちらはマッタリ系のJazz。しかし私のCDラックにKrystal Meyersの一枚があって彼もビックリ。「えっ、パパもコレ聴いているの!?」と。そうだぜ、まだ若いからな、と、大見栄を切ったDr.Lukeでありました。

沈まぬ太陽映画化

ファイル 656-1.jpg驚きました、山崎豊子原作の『沈まぬ太陽』が映画化されるとか(→記事)。主演は渡辺謙。あの85年のJAL123便の事故とその対応に巡って大企業の病理を描いた作品だ。『白い巨塔』でもモデルは誰かとか、大学のモデルはどこだ(どう見ても阪大医学部としか見えないが・・・)とかで社会問題化したが、今回はモロ。しかし山崎豊子氏は「映像化されるまでは死ねない」と言っているようだから、これは凄いものとなりそうだ。あの暑苦しい夏の日の夕方が思い出される。ヘヴィーな作品ですが、楽しみです。

JAL123 Forever

ふうけもん公開中止

VIPクラブの肝いりでニッポンキリスト教界のお偉いさんを勢揃いして打ち上げた企画、映画『ふうけもん』が資金面で問題を生じ1月の公開中止(→記事)。本作品は元祖便利屋の右近氏を描くもの。同氏には私が要請し、寿町のカナンキリスト教会にもおいでいただいたことがある。何だか嫌な予感がしていたが、ややこしいことにならぬとよいが。そろそろこういった打ち上げ花火式の伝道はやめたらどうかと、クリスチャン・トゥデイ最大の理解者にして支援者のVIPクラブの広告塔佐々木満男氏にもご意見申し上げたのだが・・・。「ドント・ウォーリー」で祈ったら大口の献金があって、奇跡が起きた、とかまたやるのでしょうか?マッチポンプはそろそろ・・・。

追記:東映側の対応はきわめてビジネスライクですね(→東映公式発表)。J&Kインターナショナルの社長さんはよく知っておりますので、やや心配であります。

Dr.Lukeの一言映画評

午前中はプールとサウナ。午後はSalt氏との飲み会・・・はライブが中止のため延期。・・・と言うわけで、いつもどおり、チネチッタへ。しばらくぶりにチッタのモーパラでしゃぶしゃぶ、たっぷりとプロテインを。

ファイル 647-1.jpg映画は『ブロークン・イングリッシュ』。恋に破れ、臆病になり、不安障害をかかえ、歳だけを重ねるノラ。男運が悪く、二度と恋などはできないと思っていたある日、フランス人のジュリアンと出会う。英語はフレンチ訛りのブロークン。しかし徐々に自分の心に正直になるノラ。しかしジュリアンはノラに一緒に行こうと誘うも、ノラは拒否し、彼は独りフランスへ帰国。だがノラは彼を探してフランスへと旅発ち・・・彼女と彼の運命は、という、とても地味な映画でありました。

 * * *

ファイル 647-2.jpgCDは青木カレンの『KAREN's SWINGIN' PARTY』。昨年はライブにも行き、サインをもらってきたが(私はけっこうミーハーでして)、その実力はかなりだ。まずバイリンである点が強い。英語が実になめらか。ヴォーカルにも無理がなく、余裕。そして本CDに何故か一枚サービスCDが付くのだが、これがけっこうイイ。しばらくフォローする予定。

>>温泉までT-14days

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 591-1.jpgジョン・ウー監督の『レッド・クリフ』。あの『三国志』のクライマックス、後漢の丞相曹操が80万の兵を従えつつも、5万兵力の劉備・孫権軍に破れ、帝国制覇の夢が脆くも崩れ去る歴史の大転換点「赤壁の戦い」を壮大なスケールで描く。プロローグは劉備・関羽・張飛の「桃園の誓い」からと思いきや、この場面はまったく無し。曹操軍によって敗走する劉備軍の武将張雲が劉備の幼子を傷だらけになりながら守る場面から開始される。曹操軍の動きを名参謀諸葛孔明が読み、「九官八卦の陣」(この場面は壮大だ)により陸上で撃退するも、水路を辿って兵を赤壁の陣まで進め、劉備と対峙する曹操。・・・と言うところまで。「赤壁の戦い」はPart2へと続く(2009年4月公開)。

私がジョン・ウーを知ったのは、93年のジャン=クロード・ヴァン・ダムの『ハード・ターゲット』で。まあ、知る人ぞ知る映画で、ある意味マッチョ系マイナーB級作品。その後、ジョン・トラボルタの『ブロークン・アロー』(トラボルタはこれで『サタデイナイト・フィーヴァー』のイメージを抜け、ややサイコな役どころがはまり役となった)、トム・クルーズ(来年公開のヒトラー暗殺を企てるナチ高官役の作品が楽しみ)の『ミッション・インポシッブル2』と続く。いずれもドンパチ、やたらと派手な場面が多く、ヴァイオレンス監督として批判も浴びた。しかし今回は明らかに大作。やはり歴史物を撮るとグッと株が上がるようだ。次回が楽しみである。台湾系日本人金城武が冷静かつ聡明に諸葛孔明を好演している。が、中村獅童を何とかして欲しい、この人何をやっても『男たちの大和』のノリになってしまう・・・)。

 * * *

ファイル 591-2.jpg本日の二枚。万波麻希の"The World of Sense"。Fusion系Jazz。これまであまりFusion系は聞いてないが、今回トライ。ファイル 591-3.jpgもう一枚はあの『ドリーム・ガールズ』ですごい実力を発揮したJennifer HudsonのFirst Album:"JENNIFER HUDSON"。彼女のVoiceはやはりすごい。それにしてもこのジャケットの彼女、ずいぶんとスリムになったような。最近家族が殺されるといった悲劇も起きているが、アムロもそうだったが、メジャーになるとどうも何かの影が・・・。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 572-1.jpgスティーブン・スピルバーグの『イーグルアイ』。テロリストを誤爆した米国政府に対する報復攻撃を阻止するために、国家のセキュリティを監視するコンピューター・マリアが、命令を出した大統領を抹殺することによって、国家の安全を守ろうとする。コンピューターと人間の頭脳戦。

そこに展開するのは、国家の安全保障のために、あらゆるメディア機器や人々が監視対象になっている現実。事実、日本にも三沢基地にエシュロンが配備されている。私たちの通信はすべて傍受・盗聴し得るのだ。監視カメラもイギリスに追従してきているわけで、私の昨晩の行動なども把握する事は原理的には可能なのだ(あ、別に怪しいことをしているわけではありませんので、念のため^^)。電車に乗るものSUICAで把握されるし、車はSシステムやETCで監視されている。クレジットカードで購買歴が残り、加えてケータイで写真ばかりか、ビデオも撮影することなども簡単。どこで誰に目撃されているか分からない。

ちなみにわが大学では写メを一緒に、とのリクエストばかりでなく、講義において何故か私を狙い撮りしている学生もいるのだ。またネットではアクセスログが残るし、メールはいつでも覗き見ることができる(要するにハガキなのだ)。スピルバーグが警鐘を鳴らす近未来の物語。まあ、コンピューターが意志を持つことはあり得ないが、あたかも意志を持つかのような振る舞いをするプログラムはいかほどでも組める。頭を休めつつ、適度な緊迫感を味わうにはよろしいかと。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 542-1.jpg午前中はプールとサウナ。午後はいつもどおり、しゃぶしゃぶでプロテインを補給し、映画。『アイアンマン』。ファイル 542-2.jpgパワースーツに身を包んだ天才エンジニアの活躍。まあ、この時期単純に頭を休めるためには最適かも。何だか『鉄人28号』の鉄人対バッカスを思い出してしまった(鉄人28号には興奮したなあ)。しかしこの種のパワースーツはすでに実用化されている。筑波大のHALが有名。人は力や能力への憧憬があるのだ。自分の意志を通したい、そのための能力が欲しい。これがバベルの塔の本質ではある。

ファイル 542-3.jpgで、本日の一枚はLeigh Jonesの"music in my soul"。

Motownの設立者Berry Gordy、さらにはMenphis発祥のR&B老舗レーベルSTAXの伝説のAl Bell二人のお墨付きを得た、ノース・ハリウッド生まれの期待の新人シンガー、Leigh Jonesのデビュー・アルバム。Ella Fitzgerald,Billie HolidayからMarvin Gaye,D'Angelo,Jill Scott,Joss StoneなどJazz,Blues,R&B,Popなど広い範囲の影響を受けたレイですが、本作では全体的にジャジーなR&Bオリエンテッドなサウンドが魅力。

デートドライブの時のBGMがまた増えたかも^^

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 540-1.jpg17歳のカルテ』。スザンナ・ケイセンンの実際の精神病院入院体験にもとづく小説の映画化作品。アンジェリーナ・ジョリーが深い疎外感を抱く反社会性人格障害者の鬼気迫る演技をしている。

実はこれ「精神保健学Ⅱ」の講義で上映。要するに文字だけ追ってもイメージが持てないし、専門用語を暗記してもつまらない。若い学生たち(7割が女子学生)にビョーキのイメージを持ってもらう目的だったが、これがかなり好評。内容はけっこう深いのだが、同じ世代の悩みを抱えた若者として、感情転移(思い入れ)ができるようだ。

60年代の壊れたアメリカ社会で自分の居場所を見出せずあえぐ彼女たち。今の時代と実によく似ている。自分が狂っているのか、社会が狂っているのか・・・。ある種村上春樹の『ノルウェーの森』的かも知れない。種々のビョーキを抱えた人々が精神病棟と言うカプセルの中で互いに傷つけあい、また心を通わせあう、そのダイナミクスを描いている。面白いのは、『カッコーの巣の上で』でもそうだったが、ドクターやナースが冷酷な非人間的存在と見えてしまうこと。患者たちの方が血の通った人間性豊かな世界に住んでいると見える。

まあ、倒錯の世界なのだが、しかし彼らの心の叫びに対してはある種の共鳴する要素を感じることができる。病み(闇)の中に住む事がいかなる事態か。これはわれわれの想像をはるかに超える経験なのだ。

追記:上映後、PC演習での事。超接近状態でPCの操作を指導していたところ、大きな目で私の顔を見つめつつ、「センセイ・・・」と。「うん、告白か?」と思いきや、教室中に響くような声で「センセイって、眉毛の処理してるんだあ~」と。「おいおい、そんなに感動するなよな、眉毛がやたら長かったり、耳毛や鼻毛が出るとオジサン化の末期だから、気をつかっているんだからさあ」と心の中で思いつつも苦笑。また私は臭いにはかなり敏感で、加齢臭や口臭を嫌うし、オジサンたちのやたらと刺激の強いコロンも好まない(実際アレは悪臭だ)。ほのかに香るグランマリン系と決めている。しかしこのアッケラカンが彼女たちの健やかさの証拠なのだ。

Dr.Lukeの一言映画評

午前はプールとサウナ(通常モードに戻りつつあります)。午後はチネチッタのモーパラでしゃぶしゃぶを。とにかくトレーニングすると肉が食いたくなる。

ファイル 506-1.jpg映画は米人気TVシリーズの映画化作品"SEX AND THE CITY"。あまり期待していなかったが、一言、カナリ楽しめる。4人のアラフォー女性(要するに、おばちゃんたち)の華やかにして可笑しくもやや哀しい人生を、かなり露骨かつ過激に描くわけだ。笑いの場面も大声では笑えない(周囲も押し殺したクスクス・・・)。要するに身につまされる部分が多いわけ。が、このところ不作が続いた最近ではかなり満足できる作品(ここに紹介しないが最近の作品はほとんど観ている)。

この手の作品は各自観ることが肝心。一言で言えば「かなりトウが立ったおばちゃんたちの純愛物語」、ちょうどバブル期の『金曜日の妻たちへⅢ-恋におちて-』のハリウッド・ヴァージョン(私はこのパティオのシーンを観て、ルーフバルコニーのある今のマンションを買った)。人生、どこに真実があるのか、それなりのメッセージもある。男の弱さと哀しさもリアルに描いており、惨めにも"逃げた"経験のある私にとってもグサリとくる場面や台詞が・・・。(ただし、描写がPG-12ですから、ニッポンキリスト教徒にはお薦めできない。)

客層はほとんどが女性。だいたいアラサーか。人生の転機を迎えつつある年代。この映画のメッセージを頼りに決断をしようとするわけ?が、君たちぃ(ややおじさん口調で)、普通がイイんだよ、普通が。その昔、「クロワッサン症候群」と言われる女性がたちが大量に生まれた。恋愛はしても結婚はしないと言うファッション雑誌に煽られたものの、風が去るとはしごを外されて、時期を喪失して取り残された女たち。聖書でも「女は子供を生むことで救われる」と言っている(もちろん永遠の救いのことではないが・・・)。

ファイル 506-2.jpgで、本日の一枚もサウンドトラックのCD。ダイアナ・クラールのYouTubeで紹介した"A Look of Love"もアレンジが新鮮。その他のなじみの曲もセンスがイイ。前に紹介した『ドリーム・ガールズ』のジェニファー・ハドソンが味のある役をこなしていたが、彼女の歌声も再び聴ける。センチになりそうな夏の終わりにはフィットする。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 500-1.jpgウィル・スミスの『ハンコック』。スーパーパワーを持ち、数千年も生きるハンコックと、その仲間の美女メアリー。彼女は他の男の妻であるが、実はハンコックと愛し合っている。しかし互いに接近して愛し合うと、不死身の力がなくなり、死んでしまう。数千年の間、互いに助け合って生きている。今回もふたりが再会してしまい、ふたりとも死に直面する。が、ハンコックは自分を捨てて、メアリーを救う。自己犠牲により愛する者を生かすわけだ。単なるドンパチ物かと思いきや、けっこうそれなりのメッセージがあるわけ。

しかし、このようなスーパーマンに対する憧憬が欧米人にはあるのだろうか。クリスチャンの間でも、現在もネフィリムが生きているとする人々もいる。昨今の錯綜した世の中を共産主義や、スーパーマンや、魔法によって一挙にスッキリして欲しいと願う大衆の潜在心理を投影できる作品。要するに人間は自分の存在を引き受けてくれる"救い主"が欲しいのだ。先のレイクランド・"リバイバル"のベントレーなども同じだ。ちなみに彼に関する最新の情報は"The Last Trumpet Ministries"の9月の記事を参照されたい。

要するに、芸能界でもそうだが、ニッポンキリスト教でも、人気のある牧師や油注ぎの器になるコツは、この大衆の潜在欲求を投影されるスクリーンになること。いつもニコニコ牧師顔で度量がでかいフリをしつつ、彼らを愛して、何でも受け入れて、イイ子・イイ子すること。対する私は、他者がそのような投影を私にしている事に気がつくと、直ちにそれを拒絶するわけで、相手の期待を裏切ることが得意なわけ。よって、まあ、いわゆる人気はまったく出ないわけ。逆に言えば、そんな投影を受けて、大衆の潜在欲求の上で生きてごらんなさい、人生、欺瞞だらけになることでしょう。大衆はしばしば自分勝手なもの。彼らの基準は自己だけ。今般の福田氏も、彼はその辺がよく分かっているみたいですから、多分シラケた挙句、「もう、やってられねぇ~よ」がホンネかも・・・。私も同じですから(笑)。

 * * *

ファイル 500-2.jpg本日の一枚はTHE DEYの"THE DEY HAS COME"。Hip,Hop&Rap。ところが中に往年のEarth,Wind & Fireのディスコ・ナンバー「宇宙のファンタジー」をサンプリングしてある。視聴していて、ついあの頃が懐かしくなり・・・というわけ。が、他のナンバーもけっこうイイですよ。

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