今の時代に見るカインの霊の兆候

今回の意味不明の選挙。小池さんが「あたしの意に沿わない者は排除するわよ!」と叫んで自滅した。彼女についてはきわめて卑しい霊を感じていた。策士は自ら策に溺れるとFBにも書いていた。人は勝利した時や権力の座に着くときにその本性を現すのだ。これはあの者とそれに従う霊の特徴である。世界的にも似たような現象が起きている。まことに時代はカインの霊すなわち神に拒絶された者の霊が吹き荒れている。

カインの子孫にレメクが生まれる[1]4章のレメクと5章のレメクは別人。。レメクの意味は「力」だ。つまり自分にあって力に満ちている者、これがレメク。彼はふたりの妻を持った。男にとって妻子を養うことは男の証明であり、夫として、父としての誇り。

だから昔から政治家は何人も妾を持った、自分のパワーの象徴として。人類の歴史で一夫多妻の始まりがレメクだ。その妻はアダとチラ。アダの意味は「美しい存在」、チラは「陰」だ。後のサラとハガルのように、どちらかが光を浴び、片方は陰に置かれるものだ。レメクはこのふたりの妻にこう高らかに宣言する。

アダとチラよ、わたしの声を聞け、レメクの妻たちよ、わたしの言葉に耳を傾けよ。わたしは受ける傷のために、ひとりの人を殺し、受ける打ち傷のために、わたしは若者を殺す。カインのための復讐が七倍ならば、レメクのための復讐は七十七倍。-Gen 4:23-24

名前の通りの自分の力の誇示こそ、カインの道の究極の表現だ。ちょうどレスラー小川直也を彷彿とする、「俺とまっとうに戦うやつはいないのか。かかってこいや~」と。まあ、彼はパフォーマンスとしても、小池さんは見事にこの霊を証明した。それは自分の内奥の空虚さを補償するための哀れなあがきにすぎない。かくしてカインの子孫は後のノアの洪水を招く原因になる。

対して神の計画はセツ(「備え」の意味)の系列につらなり、その系図は創世記5章において淡々と静かに記録されている。エノク(「従う者」の意味)は神と共に歩み携挙された。そして何度も指摘しているが、メトシェラ(「彼の死がそれをもたらす」の意味)で洪水の時が予告され、ノアの一家が選ばれて洪水に至る。すなわち、ノアはレメクの子でレメクが182歳の子。レメクはメトシェラが187歳の時の子であり、そこで「187(レメクの誕生)+182(ノアの誕生)+600(洪水の年)=969」となるが、メトシェラの寿命はちょうど969歳。名前の預言どおり、彼が死んだとき、ちょうど洪水が起きたのだ[2] … Continue reading。神はご自身のはかりごとを預言者に語らないでは何もなされない(Amos 3:7)。

何度も繰り返してきているが、時代はカインの霊とアベルの霊の相克の時代。イスラエルとエクレシアに対する迫害も増す。その中で自らの力に頼り、誇る者は淘汰される。カインの霊から解かれ、アベルの道(=殉教者の道)そしてセツの道(=神の備え)に歩む者は幸いである。まことに

霊の空っぽの者は幸いである。-マタイ5:2

 

00votes
Article Rating

References

References
1 4章のレメクと5章のレメクは別人。
2 ルカ書などには洪水で流されてしまうまで人々は気がつかなったとある。これは選びから外れた人々のこと。神の選びの民には必ず神はご計画を明らかにして下さるのだ。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします

Subscribe
Notify of
guest

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments
Translate »
0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x