サタンは光の天使に偽装する-人に自分を任せることの危険性-

本作品、Amazonで改めて通して観たが、心理ドラマとして実によくできている。認知的不協和を最小化するために無防備に他人を信頼し、自分の心の中に招き込むと、家族を、人生を、そして自分自身を搾取され、ついには破壊されるプロセスが精緻に描かれている。それが偶像、アイドルの本質である。

傷つき易い人は裏返ると巧妙に攻撃側に回る[1]ここで働くのは嫉妬や妬みの感情。それは自己不全感と欲求不満より生まれてくる。。それも知的レベルが高いほどにその手法は高度の心理操作(サイコロジカル・マニュピレーション)による。しかも操作される側は自分が騙されていることに気が付かない。なぜか分からないが、自分がおかしな状況に巻き込まれていく。

これは一般社会の組織でも、正統、異端を問わずキリスト教界などの宗教団体においても、特に最近はきわめてしばしば観察できる社会心理的病理である。聖書的に言えば、悪魔は光の天使にすら偽装するのだ(2Cor 11:14)。すなわち彼は「善(意)」をまとうのだ。

しかしイエスご自身は、彼らに自分をお任せにならなかった。それは、すべての人を知っておられ、また人についてあかしする者を、必要とされなかったからである。それは、ご自身人の心の中にあることを知っておられたからである。-John 2:24-25

イエスは人の心を知っていたので、自分を人の評価に委ねなかった[2]まあ、件の大谷翔平氏も通訳に全権を委ねると言う罠に落とされたと言える。。特に大衆の人気や評価の上に生きるならば、アイオーンにより簡単に落とされ、安倍氏のように生命すら失うこともある。

ワクやウクを単純に信じ込むボクシをはじめとするニッポンキ業界の面々が一度は観るべき作品である。

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1 ここで働くのは嫉妬や妬みの感情。それは自己不全感と欲求不満より生まれてくる。
2 まあ、件の大谷翔平氏も通訳に全権を委ねると言う罠に落とされたと言える。

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