黙示録の二匹の獣の正体は?

トランプの出現は時代の流れを変えた。すなわち時代はグローバリズムからナショナリズムへと相転換している。まことに主の預言のとおりだ-

国は国に、民族は民族に敵対して立ち上がる。-Matt 24:7

馬渕氏の指摘の通り、グローバリズム・ユダヤ人(≒共産主義者)からナショナリズム・ユダヤ人の存在意義が高まっている。あのイスラエルの地が重要となる。馬淵氏は日本も同国の首都をエルサレムと認めよと指摘している。イスラエルに対する姿勢が国家の命運と関係する。これは聖書の言葉通りである。

以下はかつてのメッセのアウトラインだが、時代の要請があるとみて、再掲する。

さて、現代の世界情勢を見るとき、聖書においてそこに登場する国々がどのように扱われているかを知る必要があります。これから各国を見ていきたいと思いますが、中でも13章と17章の獣が何を指すかを知ることは重要です。これらの獣は今後登場する個人を指しているようにも思われますし、また国を指しているようにも思われます。

ダニエル書の預言と共に解釈すると、13、17章の第一の獣はカトリックを指していると思われます。13章の第二の獣はアメリカを指していると思われます。アメリカは軍事大国として、世界を制覇していますが、カトリックはいわゆるキリスト教を制覇しています。これらの二つは政治経済的パワーと霊的宗教的パワーの結合をもたらし、キリストに対立するものとして、これからの世界情勢の中で重要な役割を負っています。

歴史的に見ますと、538年、カトリックが政治的権力から独立し、ナポレオンの命令の下、ベルティエル将軍がカトリックの権威を終わらせるまでの1260年を支配しました。そして1929年、イタリアからバチカン市国として独立し、その致命傷は癒されたのです。

その後、1798年、カトリックの力が弱まると、アメリカが台頭してきました。アメリカはピューリタンによって建国されたと言われ、子羊のようであり、2本の角(国家と教会)を持っています。しかしこの国は世界を支配するにつれ、高ぶり、竜のように物を言っており、白い馬に乗る者として、世界のあちこちを力で征服しています。

これらの二つの獣を中心として、イラン、シリヤ、イラク、トルコ、ロシア、中国などが絡んで、これからの世界情勢は展開していきます。同時にエクレシアとしての私たちは復活のいのちをどれだけ味わうことができるか、イスラエルの動きと、エクレシアの成長とが主の再臨を招く条件となるのです。

① 第一の獣:カトリック(バチカン)
 ・霊的・政治的力を持つ(Rev 13:4)
 ・多数の民族・国家(海)から出る(Rev 13:1)
 ・龍からの力を得る(Rev 13:2)
 ・1260日支配し、致命的傷を受けるまで続く(Rev 13:5;13:7)
 ・1260日、聖徒を迫害する(Rev 13:7)
 ・致命的傷が復活する(Rev 13:3)
 ・666をもつ(Rev 13:18)VICARIUS FILLI DIE
 ・自分を神とする
 ・その他の冒涜的発言をする(Rev 13:5)

② 第二の獣アメリカ
 ・地から→ユダヤ人から(Rev 13:11)
 ・子羊のような2本の角(Rev 13:11)→キリストの真似
 ・偽預言者(Rev 17:13)
 ・最初の獣をバックアップ(Rev 13:12)
 ・大いなるしるしを行う(Rev 13:13)
 ・地の民に最初の獣の像を造らせる(Rev 13:14)
 ・像に息(pneuma)を与える(Rev 13:15)
 ・右の手あるいは額にしるし与える(Rev 13:17)

③ イスラエルとエクレシア(ローマ11章)
 ・イスラエル:機能的選び→御言葉を保持し、メシアを人類に迎える(旧創造)
 ・エクレシア:本質的選び→復活のいのちを吹き込まれた有機体(新創造)

④ イスラエルの命運:孤立して、追い込まれる→トルコ・ロシア・イスラム連合による侵略→ヤコブの苦難を経てイエスをメシアと認める(Jer 30:7;Zech 12:10)

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