究極の存在は量子情報?
2021-02-23
TwitterでのHotta先生の記事は実に刺激に富む。いわゆる波動関数を物質波と結びつけて実在論的にとらえるのが主流であったが、先生は単なる確率分布、すなわち局所的実在性を有しない量子に関する情報を提示するだけであるとする。この局所的実在性を有しないという命題はかなり刺激的であり、私の知的興味がウズウズとしているところ。先生は今夏にでも新著を出されるようで、大いに期待している次第。
期待しております https://t.co/bNAoMiRPbu
— Luke Karasawa(唐沢治) (@Doctor_Luke) February 23, 2021
わたしもこのルートだ。 https://t.co/O5axYXypMo
— Luke Karasawa(唐沢治) (@Doctor_Luke) February 23, 2021
ベル不等式の破れは相関があることを示すだけで、何かの「つながり」を証明しないと理解してよいのだろうか?するとその相関は「何」によって担保されるのだろうか?局所実在は存在しないが、宇宙レベルでの「ひも付け」があるのか?これまでは波動関数を実在的にとらえ、その共有と理解してたのだが。 https://t.co/2ZvLKuAbBK
— Luke Karasawa(唐沢治) (@Doctor_Luke) February 23, 2021
自然科学、とりわけ物理学は、五感で把握できる事物や現象を(主に数学により)記述する体系であるが、その対象をいかにモデル化するか、もっと言えば人間のブレインのフレームに収めることができるか、これが本質である。中でも量子論はこれが実に混迷を極めるわけで、Hotta先生の主張はこれまでのパラダイムを崩すアプローチと言える。
ただし、これも言えるのだ。
物理学は精緻な物理法則を見出すが、それが存在する理由は知り得ない。進化論はなぜ自然界に進化を誘導する能力があるのか説明できない。つまりどちらも何も解明していないのだ。
— Luke Karasawa(唐沢治) (@Doctor_Luke) February 23, 2021
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