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キリストは律法を超越している

再建主義ではモーセ律法により国家を統治するべしと主張する。かつてはイスラエルのみに与えられたモーセ律法はキリスト以降超民族化されたからであるとする。しかるに-

モーセ律法がレビ系の祭司制度であり、キリストはメルキゼデク系祭司制度をもたらしたことはヘブル書7章で論証されている(Heb 7:1-10)。レビがアブラハムの腰の中にいたときに、アブラハムがメルキゼデクに十分の一を捧げたことにより、レビもメルキゼデクに捧げたことになる(☞包括の原理について)。すなわち「レビ<メルキゼデク」とする(☞祭司制と律法について)。

そしてここで重要な点はー

ところで、もし、レビの系統の祭司制度によって、人が完全な状態に達することができたとすれば、――というのは、民はその祭司制度に基づいて律法を与えられているのですから――いったいどうして、アロンと同じような祭司ではなく、メルキゼデクと同じような別の祭司が立てられる必要があるでしょう。

祭司制度に変更があれば、律法にも必ず変更があるはずです。

このように言われている方は、だれも祭壇の奉仕に携わったことのない他の部族に属しておられます。

というのは、わたしたちの主がユダ族出身であることは明らかですが、この部族についてはモーセは、祭司に関することを何一つ述べていないからです。

このことは、メルキゼデクと同じような別の祭司が立てられたことによって、ますます明らかです。

この祭司は、肉の掟の律法によらず、朽ちることのない命の力によって立てられたのです。

ポイントは-

  • 祭司制度の変更により前の律法は廃止され、律法が変更された。
  • イエスはレビ系ではなく、ユダ族出身である。
  • イエスは律法によらず、いのちの力(デュナミス)により大祭司として立てられた。

つまりキリストのもたらした新しい祭司制度はそもそもモーセ律法には準拠していないのだ! (☞クリスチャンと律法

ではモーセ律法は何に変更されたのか? これはすでに何度も繰り返している、いのちの御霊の法則である。

私たちがこのいのちの御霊の法則によって歩むとき、律法は自ずと満たされる(Rom 8:4)。これはちょうどMS-DOSの時代にはコマンドを正確に打ち込んで初めてアプリケーションが使えたのに対して、WindowsではアイコンをクリックするだけでOKとなったのと同様である。今や個々のコマンドを覚える必要もないし、過ちなく打ち込む努力も要らない。Windowsは全自動となった。しかるに、WindowsにはMS-DOSも包含されている。Windowsを使うときには自動的にMS-DOSも使っているのだ。が、今時だれもMS-DOSをインストールしないであろう。

かくしてWindowsがMD-DOSの上位バージョンとされたように、いのちの御霊の法則はモーセ律法の上位バージョンである。MS-DOSが一部のPCオタクのみが使えたのに対して、Windowsはだれでも使えるのと同様に、モーセ律法はいのちの御霊の法則に包含される形で超民族化された。生のモーセ律法は廃しされたであり、そのものが超民族化されたわけではない。

かくして私たちニュークリーチャーであるエクレシアも、御霊のうちに歩むとき、今回のメッセで語ったように、いのちを与える霊となられたキリストと御霊にあってエンタングルメントするとき、モーセ律法の支配下にはいないのだ。それはモーセ律法を無視することではなく、超越することである。

モーセ律法を守ろうとすればロマ書7章のパウロの葛藤に落ちるであろう。それはレビとエンタングルメントするからである。いのちの御霊の法則に乗るのであれば、キリストとエンタングルメントする。すると天のキリストのあり方は時空を超えて地において現わされる。

かくして御子が御父のイメージャーであったのとジャスト・セイムに(John 14:9)、われわれは御子のイメージャーとなる。これが-

しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。-John 14:13-16

の成就である。ゆえにわたしたちはこう言うべきである-私を見た者はキリストを見たのである

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