無知は恥を知らない大胆である

國交途絶幾星霜/修好再開秋将到/隣人眼温吾人迎/北京空時秋気深

これに対して毛沢東は『楚辞集註』を田中に贈った。その意味はいろいろ解されているが、向こうも対応に困ったと思う。一国の首相が「ちょうちょ、ちょうちょ」レベルの「漢詩」を贈ってきたのだからね。

まことに無知は恥を恥とも感じない罪である。

ちなみに僕の漢詩は平起式や仄起式、平仄や韻の踏み方は守っているが、どれほどの仕上がりかには自信がない。物事は理解が深まるほどに自信はなくなるものだ。無知な者がもっとも確信に満ちている。

これは最近、青春を共にした女性友達が急逝したことを知った折に詠んだもの(FBでは関係性などを詳述しているが、ここではしない)。

愁寂の情 一石
何年(かねん)同じく到(いた)る 青春に在り
壮心 歩を高くして紅艶新たなり
鐘漏(しょうろう) 忽然(こつぜん)として 終(つい)に是れ盡(つき)ぬ
君は去り 愁寂(しゅうせき)なり 旅漂の身

※何年=あの頃;同到=共に歩む;鐘漏=水時計
(平起式上平声十一真韻)

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