ジーザスは貧しかった、とキリスト教なる宗教は教える。辛気臭い顔のイコンを勝手にねつ造する。が、考えてみよ、彼の誕生の時に献上された金の量はどれほどだったか。没薬と乳香はいずれも高級香料である。またジーザスがまとっていた下着は一枚織り（われわれの下着のイメージとは異なる！）。それは高級品。だからローマ兵は破ることなく先を争って得ようとして、最終的にクジで決めたのだ。

エリシャが顧みた寡婦をみてみよ。空の壺をできるだけたくさん用意せよ、そして油を注げと命じるや、それらがいっぱいになり、借金を返して、なお余りで一生暮らせる量だった。これが神の備え。豊かなのだ！　ちまちまと借金を青息吐息でようやく返すのではない。一生分が備えられてしまう。瞬時に、だ！　私たちの40億近い借金の山もきれいに海に消え、さらに7億5千万をゲットした。

ワインはジーザスの血であり、心の解放と喜びをもたらす。油は聖霊だ。

問題は、こちらがどれだけ空っぽの壺を用意できるか。壺は私たち自身。私たちは土の器。自分にあって満ちている者は災い。オレの生き方、オレの感性、オレの考え方、オレの方法、オレの才能・・・と。彼らは自分の道を行けばよろしい。が、霊が空っぽの者はジーザスに満たしていただける（Matt 5:3）。それはわれわれの思いをはるかに 超える。

わたしたちの内に働く御力によって、わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に・・・―Eph 3:20

あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。-2Cor 8:9

十字架はいのちの交換であり、呪いと祝福の交換である。陰気かつ不自由なキリスト教なる宗教をエクソダスせよ！　乳と密の流れる豊かな産物を産出する自由の地、カナンの良き地へと！　それはキリストご自身である。

霊の空っぽの者は幸いである。-Matt 5:3