「黙示録19章まではすでに終わり千年期に入った」と再建主義者
いつもの再建主義者富井氏の論。現在はすでに黙示録20章の千年期に入っていると。同じ聖書を読みながらここまで乖離があるテーマもめずらしいでしょう。
☞終末の予言について@KFサイト
大宣教命令が虚しいとか、再臨待望は敗北主義とか、ちょっと理解できないわけ。現在は来たるべき王国時代(千年期)の前味わい(foretaste)である。その保証(手付金)として聖霊が与えられている(Eph 1:14)。
また黙示録(正確には啓示録)にはこうある:
わたしはまた、多くの座を見た。その上には座っている者たちがおり、彼らには裁くことが許されていた。わたしはまた、イエスの証しと神の言葉のために、首をはねられた者たちの魂を見た。この者たちは、あの獣もその像も拝まず、額や手に獣の刻印を受けなかった。彼らは生き返って、キリストと共に千年の間統治した。-Rev 20:4
こういう事実が、今、あるのだろうか? マトリックスの違いであるが、それにしてもここまで違うとは?!
一応断ると、私はプレ・ミレ(千年期前再臨説)に立つが、それは今までのところプレ・ミレを捨てる理由がないからだ。再建主義の主張を詳細に調べても、それを棄却するところまではいかない。もし今後、十分なるエビデンスが与えられれば、私もポスト・ミレ(千年期後再臨説)に変わるかもしれない。これは数理統計学的思考。すなわちある仮説を立てる。この否定の仮説(帰無仮説)を立てる。帰無仮説の上で今起きている事象の確率計算をして、それが5%未満のとき、帰無仮説を捨てる。これで危険率5%で当初の仮説を否定し得ないとするわけだ(これを「「統計的に5%の有意水準にある」と言う)。私の仮説はプレ・ミレ。帰無仮説はポスト・ミレ(この際、ア・ミレ(無千年期説)は除いておく)。聖書と世界の諸現象からポスト・ミレが成立する確率を推定すると、今のところきわめて低い。よって、なお判断ミスの危険(帰無仮説が正しいのに棄却するリスク。これを第一種の過誤と呼ぶ)はあることを承知の上で、プレミレは否定できないとしているのだ。これがサイエンティストの思考法なのだ。なお、第二種の過誤とは帰無仮説が間違っているのに棄却しない誤りのこと。
サタンの方法はわれわれの想像以上に巧妙である
”黙示録は、主に過去の出来事の再生(re-capping)である。そのほとんどが寓話的な言葉で書かれているが、多くの旧約聖書の節に遡及することができる。1 黙示録は未来とはほとんど関係がない。実際、黙示録19章10節は、預言の精神を定義している。それは、新約聖書の時代に現れたイエス・キリストの証であり、未来の出来事の証ではない。キリストは神の預言の成就である。キリスト[の出現]は、旧約聖書の預言者にとっては未来の出来事であったが、新約聖書の聖徒たちにとってはその出来事の成就でもある。これは聖書のプレテリスト的見解と呼ばれている。”(Rev. Dr. Paul Michael Raymond)
http://www.institutefortheonomicreformation.com/…
黙示録を未来の出来事と考えると、いろいろな矛盾が出てくる。
19章までの大患難がこれから起きるならば、「大宣教命令」はむなしい。
13章のとおりに獣が世界を支配するならば、クリスチャンの文化建設にとって未来はない。
黙示録は、19章まではすでに成就したのである。
今は20章からの千年王国の時代である。
サタンは復活することが定められているが、それは、天からの火によって滅ぼされる。
だから、今のクリスチャンにとって、大宣教命令には意味がある。
今、スウェーデンにおいて手に個人情報が記されたチップを埋め込むことが進んでいるという。
中国において個人情報に基づく管理が進んでいる。
これらをもって「13章の成就だ」と考えると、敵の罠にはまる。
今のイスラエルを「黙示録に約束された再生されたイスラエル王国だ」と考えると罠にはまる。
罠にはまったアメリカのクリスチャンたちは「イスラエルを支援しよう」と頑張っている。
今のイスラエルは、ロスチャイルドの「ルシファー王国」である。
彼らはディスペンセーション主義を利用して、クリスチャンに「黙示録の預言が成就しつつある」と信じ込ませている。
クリスチャンは「聖書は確実に成就する」と考えるから「抵抗しない」。
クリスチャンが祈らないから、どんどんサタンの世界支配は進む。
サタンの方法は、われわれの想像以上に巧妙である。
神のために活動しながら、実はサタンを助けている。
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