本日の一冊:『戦士たちの記録-パレスチナに生きる』

27日に20年の刑期を終えた重信さんの伝記的手記。彼らはなぜあのような事件を起こしたのか/起こさざるを得なかったのか、ご本人の心情と共に事実関係を時系列的に追っている。ある意味、生の正義感と純粋さは極めて危険であることの典型症例と言える。なお、彼女はハーグの事件で起訴・有罪とされたが、これは冤罪だとのことだ。彼女は関与していないと。

極私的にも70年あたりはヤバイ時代だったから、当時を思い起こしつつ、ぼく自身の来し方を整理できる構成となっている。思うに、中東問題はそもそも英国の三枚舌外交によるものであり、ロスチャイルドが絡んでいる。根底には人造のキリスト教なる宗教の病理が根底にあると思わざるを得ない。

繰り返すが、イエシュアはキリスト教なる宗教の教祖でもないし、聖書もその経典ではない。彼はご自分のいのちを解放し、われわれに分与するために、十字架の死と復活を経たのだ。仏教が釈迦牟尼の説くところから著しく逸脱、変質しているように、キリスト教もイエシュアの当初の意図から著しく逸脱、変質していると言わざるを得ない。

彼女も聖書とキリスト教の歴史的な理解はあるし、ユダヤ教とイスラムの関係などもそれなりに消化している。今回のメッセでも語ったが、なまじ歴史的キリスト教などを知っていると福音が見えなくされてしまうのだ。VIPクラブの市村さんが彼女の同級生とかで、逮捕時に祈っておられたが、願わくはパウロのように天的光を得て個人的にイエシュアを知ることを祈る次第。

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