本日の一冊:『財務省解体マニュアル-日本衰退の元凶-』、それはタコツボの病理

本書は元国税職員によるもの、現場を知っているだけあって、臨場感のある内容だ。三橋氏も同様の本を書いているが、当初、極私的には「なぜ財務省が日本を衰退させるメリットがあるのだろうか」と理解できなかった。かつての大蔵省が一度解体されて組み直されたはずなのだが、残念ながらかえって財務省が肥大化してしまったと著者は指摘する。

その権力は政治家のそれをも超える。安倍氏もその著書において「財務省は政権をどんどん潰しにくる」と証言している。事実、財務省に逆らった政治家はスキャンダルを暴かれて失脚するか、沈黙させられている。学者でもミラーマンなる不名誉な称号を得てしまった植草氏も、小泉+竹中の不良債権処理の問題を指摘していた際にあの事件が起きた。当時、その他のジャーナリストや公認会計士なども不名誉な不審死を遂げている。

財務省の権力の根源は「徴税権」と「予算編成権」。そして国税庁を実質的に傘下に抱えていること。「徴税権」の発動、つまり脱税を摘発する際の権限は警察を超えるそうだ。調べられる方は黙秘権もない、ほぼ素っ裸にされる。すでに政治家はいろいろとネタを握られているのだ。「予算編成権」では各省の予算を分配する強力な権限により、実質的に各省をコントロールできる。財務省の課長クラスが各省の局長クラスに対応するのだが、局長が課長にヘコヘコ。その結果が「失われた30年」であり、下手すると「40年」に入ってしまったかもしれない。

そして一番の問題は、財務省のキャリアたちは退職後が実においしい生活が約束されている[1]ただし最近は若者がキャリア受験も避け、受験生が50%も減少している由、若者にはキャリア官僚は見放されている。。「わたり」と称するシステムである。次々に天下り先を転々として、その度に膨大な給与と退職金をせしめる。これで億単位の資産は簡単にできるのだとか。元財務相官僚の高橋洋一氏によると、その天下り先を確保するために、消費税などによる実質「補助金」を大企業や関連団体に配るのだ。つまり彼らの脳内にあるのは、

である。内部の出世プロトコルに従って行動するだけ、外部はどうであれ「小島よしお」である。まさに官僚の鏡だ。前に紹介したこの映画のとおりの現象が展開しているわけだ。

そしてこの現象はニッポンキ業界でも起きている。教団とは何のために存在するのか? それは信徒のため? アブソリュートリー・ノーだ。牧師たちと家族の生活と老後を保証するためのシステムである。石破かゲルがしばしば詣でる日本基督教団富士見町教会の主任牧師藤盛勇紀氏は「献金項目を考えるのが楽しい」と正直にのたまっている。ちなみにこの教会の初代牧師は「わが教会には人足や職工の類は来るべからず」と豪語したとか。現代においてもある教会では洗礼式の後、聖書と名入りの献金封筒を贈呈し、下手すると年収を尋ねられるとか。すごいところでは一年間日曜礼拝を休んでいたらその間の未払い献金の請求書が来たとかの話もある。

かくして彼ら牧師たちの問題意識は、彼らの「関心領域」たるニッポンキ業界での評判と自分の教勢、つまりバベル憲章の達成度合いがすべてとなる。

そのために信徒らを「鵜飼い」あるいは「羊飼い」のごとく手綱を緩めたり締めたりしつつ巧妙に操るのだ。

かくしてサル山社会が出来上がり、互いに「先生、センセイ、せんせい」とヨイショし合って、「ベクトルの和が四乗になる」といった愚かな会話がまかり通るようになる(これはFB某所での実話)。

彼らの「関心領域」はすでに社会の関心とはまったくズレている[2]われわれは世にいるが、世の者ではないというデュアル・アインデンティを有している。。それが聖別であると堂々とのたまう向きもあるが、実は彼らは世に媚び媚びであることはLGBTQ問題などを見れば明らかである。「あなたの街の楽しい教会です、いつでもお気軽にいらしてください」といった誘い文句もよく見かける。すなわちそこには二重の欺瞞が密かに蔓延しているのだ。その典型がこの男、日本基督教団信徒の面目躍如と言ったところだ。

「私以外に誰がこの難局を乗り切れるのか」石破総理が選挙に惨敗しても「引責辞任」をしない衝撃の理由、石破総理が自分こそがこの局面での総裁に適任だと考えているわけ

すでに彼のメンタルはマトモでなさそうであることは側近も感じ取っているようだ。まことに政界なる「関心領域」、とくに自民党なる賞味期限切れのタコツボの病理そのものである。ニッポン社会ニッポンキ業界、このGHQの欺瞞に基づくふたつの病理的集団はまことに合わせ鏡なのである。まあ、『石破かゲルが分かればニッポンキリスト教が分かる』なる本でも書いてみますかな😎

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1 ただし最近は若者がキャリア受験も避け、受験生が50%も減少している由、若者にはキャリア官僚は見放されている。
2 われわれは世にいるが、世の者ではないというデュアル・アインデンティを有している。

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