フェイス9月72023現代脳科学と禅学の共通点から自己とフェイスを論じてみよう-善悪の知識の木からいのちの木へ転機せよこの論考はすでに紹介した自由意志は幻想であるとする大脳科学の論の続きである。 すでに自由意志は幻想であること、しかし検閲により修正が可能であることを紹介したが、この論考もその延長上にあり、大変興味深い。「自己とは何か?」 『意識は本当に現実との相互作用のための記憶システムか? 新しい研究によると、お… 続きを読む
フェイス5月252022続・神学は精神病理の反映-ルターとヒトラー@FB過去ログ・・・キリスト教の外側から見るとルター派と改革派(カルバン派・ツビングリ派)は同じようなものだが、改革派から見るとルター派はむしろカトリックに近いくらいである。ルターの世界観も僕の規範からすると半分カトリシズムだ。ルターには狂気に近いものがある。ヒトラーが最も尊敬していた偉人はルターで、ナチズムはル… 続きを読む
フェイス5月222021聖も義もフェイスも私由来ではなくキリストご自身プロテスタントは自分をセンターにおいて、私が律法を行うことではなく、キリストを信じることにより救われると説く(☞ルターの誤り)。その中心は自分。ゆえに私の信仰をもっと強めてくださいと求め、また逆境を経た人の信仰は素晴らしいと褒めそやす。ここにあるのは私だ。これをセルフ教と呼ぶ。よってキリスト教徒は常… 続きを読む
フェイス6月182020再建主義者の聖書理解を批判してみるいつもの再建主義の富井氏によると聖書のエッセンスはこうなるようだ。ちょっと検討してみたい。 聖書の中心的なメッセージ 聖書の中心的なメッセージは次のとおりである。 1.アダムは創造されたときに「もし神の命令をすべて守るならば、永遠の命と、被造物を支配する永遠の王になれる」との約束を与えられた。しかし… 続きを読む
フェイス2月192020「福音派はタルムードユダヤ人に騙されている」と再建主義者旧約聖書はすべてイエスにあって成就している。これが彼のドグマ。 旧約聖書にまだ成就されていない預言が存在するという教えは、イエスの否定です。イエスは「わたしは律法と預言者(つまり旧約聖書)を成就するために来た」といい、十字架上で「成就した」と宣言しました。エゼキエル書の神殿は、イエスの復活によって成… 続きを読む
フェイス3月122019フェイスのエルゴン-ルターの呪縛を離脱せよ-プロテスタントの創始者とされるルターの、いわゆる「信仰義認」の問題点についてはすでに何度か触れている。彼の主張であり、プロテスタントの絶対的ドグマはこうだ:(★)私が律法を行うことによって救われることはできず、御子イエスを信じることによって救われる。根拠は なぜなら、律法を実行することによっては、だ… 続きを読む
フェイス3月12019法前仏後と神前法後-忘我入在-これは小室氏の『宗教原論』で言われている。彼いわく、「仏教は法前仏後、キリスト教は神前法後」。なるほどキリスト教と言うよりは、キリスト者の立場はそのとおり。つまりここでも何度も紹介した道元の『正法眼蔵』の「現成公案」に 自己をはこびて万法を修証するを迷とす、万法すすみて自己を修証するはさとりなり。・… 続きを読む
フェイス1月242019聖書を3Dで読むこと-無意味な神学論争に振り回されないために-今回のメッセでも指摘しているとおり、神の意志と人の自由意志の相克は無意味であることは、かつて再建主義の富井氏との議論において指摘した。現在、スパムのためにそのBBSを閉鎖しているので、簡単に触れておく。 人が救われるのはその自由意志によるのか、神の選びによるのか。もし神の選びによるのであれば、選ばれ… 続きを読む
フェイス1月1420194K霊的マトリックス-二項対立を融合するクロスポイントこれからのテレビは4K。つまり横約4,000ドット、縦約2,000ドット、800万画素の超細密映像の時代だ。原理は縦糸と横糸のマトリックスのクロスポイントの液晶が色を発する仕組みだ。霊的真理もこれと同じ。 人はオツムで考えたがるもの。例えば、有名なカルバンVS.アルミニウスの論争。カルバンは神の予定… 続きを読む
フェイス5月102018ルカ6:31の誤訳に見るキリスト教なる宗教が生まれる理由ルカ6章31節(Luke 6:31)は黄金律として有名なキリスト教の誇る「教え」だ。すなわち、「自分がしてもらいたいように、人にも同じことをせよ。」・・・と、と、と、コレがまったくの誤訳! ギリシャ語をそのまま並べると― また/ちょうど同じに/願い続けよ/こう/彼らがし続けている/あなたがたに/その… 続きを読む
フェイス4月32017プロテスタントの「信仰義認」の根本的誤りそこで彼らが、「神の業を行うためには、何をしたらよいでしょうか」と言うと、イエスは答えて言われた。「神がお遣わしになった者を信じること、それが神の業である。」そこで、彼らは言った。「それでは、わたしたちが見てあなたを信じることができるように、どんなしるしを行ってくださいますか。どのようなことをしてく… 続きを読む