
私は終末論についてはプレミレだが、ポストミレを排除しているわけではない[1]プレ・ミレニアムはイエスの再臨が千年期前とする説。ポスト・ミレニアムはすでに千年期に入っており、その終わりに再臨するとする説。。南京事件も30万虐殺の数値に疑問を覚えているが[2]そもそもの発端は宣教師の虐殺を観たとする証言から始まり、中国と米国がそれを利用し、徐々にその数値が膨れ上がった。、全否定しているわけではない。私は統計的思考を採用しているのだ。
ポストミレの主張を詳細に調べても、プレミレを棄却するところまではいかない。あるいは30万南京事件についても、もし今後、十分なるエビデンスが与えられれば、私もポストミレや南京事件肯定派に変わるかもしれない。
これは数理統計学的思考。すなわちある仮説H1を立てる。この否定の仮説(帰無仮説)Hoを立てる。そしてHoの上で今起きている事象が起きる確率を計算をして、それが5%未満のとき(1%の場合もある)、Hoを捨てH1を採る。すなわち危険率5%(判断を誤るリスク)で当初の仮説H1を否定し得ないとするわけだ。これを「統計的に5%の有意水準にある」と言う。
私の仮説H1はプレミレあるいは南京事件はなかった。帰無仮説Hoはポストミレあるいは南京30万虐殺はあった。聖書や世界の諸現象からHoが成立する確率を推定すると、今のところきわめて低い[3] … Continue reading。よって、なお判断ミスの危険がわずかはあることを承知の上で[4]これを第一種の過誤と呼ぶ。なお、第二種の過誤とは帰無仮説が間違っているのに棄却しない誤りのこと。、H1を採用するのだ。これがサイエンティストの思考法。
エヴィデンスの蓄積や出現により、その確率は当然に変わってくることは言うまでもない。よってくれぐれも怨念のこもった感情論を押し付けてこないでくださるようにお願いする次第。
この写真は『ザ・レイプ・オブ・ナンキン』の著者、故アイリス・チャン。この女は南京大虐殺は日本軍の仕業とする本書を書いて、最終的には拳銃自殺した。
妄想告発する輩は放置せよ。必ず自身に返る。ダビデも祈る:わたしを包囲する者は自分の唇の毒を頭にかぶるがよい。火の雨がその上に降り注ぎ泥沼に沈められ再び立ち上がることのないように。舌を操る者はこの地に固く立つことなく不法の者は災いに捕えられ追い立てられるがよい、と(Ps 140:1-14)。
References[+]
↑1 | プレ・ミレニアムはイエスの再臨が千年期前とする説。ポスト・ミレニアムはすでに千年期に入っており、その終わりに再臨するとする説。 |
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↑2 | そもそもの発端は宣教師の虐殺を観たとする証言から始まり、中国と米国がそれを利用し、徐々にその数値が膨れ上がった。 |
↑3 | 30万人をどうやって当時の日本軍の武器である機関銃や刀で殺すのか?死体はどうしたのか?原爆で30万、焼夷弾で20万だろう。そんな弾丸や爆弾を浪費することになんの戦略的意味があるのか?感情論ではなく、冷静なロジックにしたがって考えてみよ! |
↑4 | これを第一種の過誤と呼ぶ。なお、第二種の過誤とは帰無仮説が間違っているのに棄却しない誤りのこと。 |