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トップ > 2010年01月22日

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1236-3.jpgブルース・ウィルス主演の『サロゲート』。Surrogateとは代理人の意味。要するに自分の代理となるロボットに生きてもらう社会を描いた作品で、先の『アバター』とも共通する内容。自分は安全なところで、人間関係で傷つくこともなく、犯罪にあっても自分は被害を受けない世界だ。『アバター』では鑑賞後に現実の人生がむなしく感じられてうつ病に陥ったり、死んだりした人も出現しているようだが、それだけこのリアルの世界が脆くなっているのだ。

ブルース・ウィリスの新作は、人間とロボットが一体化した生活を送る、近未来の物語。街を歩く美男美女たちは、実はみんな“サロゲート”というロボットで、持ち主たちはサロゲートに信号を送るだけの生活を送っているのだ。街に出て仕事をするサロゲートは肌もツルツルで髪の毛もフサフサだが、家にいる本当の姿はシワが多く髪の毛のない中年男…。俳優たちは、若々しく美しいサロゲート姿と、年老いた現実の姿の2通りの姿で登場する。主演のブルース・ウィリスは美しいサロゲートたちに囲まれて、一人、生身の姿で堂々たるアクションを見せている。息もつかせぬアクションの連続で一気に見せるが、鑑賞後にいろいろと考えさせてくれる一作だ。

ブルース・ウィルス演じる主人公の妻は顔に傷痕を残し、クスリ漬けの生活。しかし自分のサロゲートは美しい。主人公はその妻のサロゲートには飽き足らないものを感じ、あくまでも生の妻と愛し合うことを求める。しかし妻はその顔の醜い傷跡のゆえに現実から逃げるのだ。が、最後は・・・。

というわけだが、この作品もリアルとヴァーチャルの境目を喪失しそれらが倒錯する世界を描いている。ブルース・ウィルスのサロゲートが皺もひげもなく、肌もつるっと、金髪もふさふさなのは笑えた。このヴァーチャルのツルツル感とリアルの生生しさの差がよく描かれていた。

人間であることは生(なま)の臭いとか、老いとか、病とか、貧困、醜さからは逃れられない。最近の若い子たちはファッションも化粧も雑誌から出てきたような感じで、ある種フィギュア的なクオリアを感じさせるが、彼女たち自身が、実は生の触れ合いに餓え渇いている。しかし生を恐れているのだ。彼女たちはかろうじてケータイなどで人との関わりを確認しようと努めている。このアンビバレンツな葛藤を抱えつつ、それをどう処理するべきか見失った子たちが、しばしばリストカットや引き篭もりに陥るのだ。しかし人生とは結局、誰かに生きてもらうことはできない。自分が自分で責任を取りつつ生きるものだから。

源氏物語には好きでたまらない相手を諦めるために、相手の排泄物を見れば嫌いになれると考える人物が登場するが、これも恋なる現象がいかに生(なま)から遊離しているかの証拠だ。昔昔、『骨まで愛して』なる歌があったが、まさに人とのかかわり、特に夫婦や家族の関わりは、時に傷つけ合い、時に赦し合い、葛藤しつつ、相手の顔のしわやしみ、あるいは減少しつつある髪の毛までも、互いに受け入れ、愛し合うことなのだ。数年前に紹介した竹内まりやの『人生の扉』のように。

君のデニムの青が褪せていくほど/味わい増すように
長い旅路の果てに/輝く何かが誰にでもあるさ

本日の一冊

ファイル 1235-1.jpg9.11テロ疑惑国会追求-オバマ米国は変われるか』。あの国会で疑惑を呈した民主党参議院議員藤田幸久編著による。Salt氏が指摘するとおり、人は騙されていたいもの。それは実に安楽な道。自己責任を回避する道なのだ。かくして人は思考停止を好む。とくに日本人は波風を立てたくないのだ。ニッポンキリスト教などは特にそれが強い。みんな同じ金太郎飴であることがもっとも有効な保身。下手に騒ぐとたちまち妄想的陰謀論者だ、異端だ、カルトだと糾弾されてしまうわけだ。それは表と裏が倒錯した世界。確か藤田氏もクリスチャンだったと思うが、彼にはこれからも期待したい。

追記:植草一秀氏が今般の小沢事件について、裏にCIAが働いている可能性を示唆しております。検察が挙げる人が経世会系と清和会系で見事に"仕分け"されているのです。実に面白いデータですので、ぜひご一読を。

CIAに支配され続けた日本政治の基本構造

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