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Dr.Lukeの一言映画評-夏の終り-

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ポイントがたまっていたので、時節柄、瀬戸内寂聴原作の『夏の終り』を。自身の実体験を、40歳の時、私小説の手法で描いた、三角関係にある男と女の情念の物語。彼女の代表作品として、これまで100万部のベストセラーになっている。

妻子ある年上の作家・慎吾と、長年一緒に暮らしている知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を週に半々、行ったり来たりしている。ある日、涼太が訪ねてきて、知子の生活は微妙に狂い始める。涼太は昔、知子が結婚していた頃、夫と子供を捨てて駆け落ちした相手だった。知子は慎吾との生活を続けながら、涼太と再び関係を持ってしまう。そして涼太の情熱はやがて、知子が心の底に仕舞い込み、気づいていなかった本当の気持ちを揺さぶり起こしていく・・・。

男と女の純愛と狡さを巧みに描いている。知子は「だって、愛しているんだものぅ」と夫と娘を捨てる。涼太は不倫関係に疲れた知子を求め、慰める。知子はそんな涼太に甘えつつも、「あなたには憐憫をかけているだけ!」と切り捨てる。慎吾はそのやさしさで妻と知子を両てんびんにかけつつ、巧みに両者の愛を渡り歩く。慎吾の妻はついに姿を見せず、声だけ。だが、これが怖い。電話で二人が言葉少なに会話する場面はこの暑い夏に背中がヒヤッとするほどの迫力。「あなた・・・、知子さん・・・?」、「・・・あ、はい。遅くなりましたが、知子です・・・」。「・・・・ふふふ、ぅふふふっ・・・」。

ちなみに、かつて唐沢版『白い巨塔』で、財前の妻杏子と愛人ケイ子がカクテルを傾けつつ会話するシーンも怖かった。「ほほほ、愛人は何人でも持てますけど、妻の座はひとりだけですことよぉ・・・」、「ええ、知ってますわよ・・・、でも、愛人を自慢する殿方はいても、妻を自慢する殿方はおりませんからねぇ・・・」。女はイザと言うときは男よりも肝が据わるのだ。知子役の満島ひかりは何気にケイ子役の黒木瞳に似ているかもだ。

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本作品は寂聴氏自身は自分の最高傑作と思っているようで、その後は、この作品を超えるものを書きたいとの一心で書いていたと述べている。しかし、やはりこのような作品は、すでに紹介した魚玄機を想い起してしまうのだ。

テクニカルには、昭和30年代のセットがよくできており、知子の生業である染色の場面とその作品がキリッと映画全体を引き締めている。2013年夏の終わりに、大人が観るに値する作品としてお薦めする次第。

and George Michael...

Disco曲も多かったWHAMのコンビを解消した後も、独りでヒット曲を書き、また歌っている。いろいろと(公然猥褻やドラッグ)スキャンダラスな話題も提供し、ついにはゲイであるとカミン・アウトした彼だが、アーチストとしては魅力がある。若い頃よりもシブクなってから、さらにイイかもだ。

電気屋さんが「黙っていれば」の記事をヘブル語入りでものしているので、ヘブル語の字幕つきで、「ケアレス・ウイスパー」を。日本では郷ひろみのカバーで知られている。"Time can never mend..."の詞が切ない。

で、最近の彼・・・Discoチックだ。

夏の終りの光

温度はやや高めだが、朝の光は夏の終りのそれ。森に響き渡る蝉の声も最後のひと搾りといった感じ。プールも閉鎖。秋の気配が徐々に濃厚になる。またひとつ漢詩ができそうだ*1。熱いシャワーが実に爽快。

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そろそろ後期の講義の開始(実際は来週後半)。これからはつるべ落としのように時が過ぎる。2013年、年初に書いたように、「ターニングPTの年」にして、「イヤー・オブ・ウォー」。オバマは議会に下駄を預けたようだが、単独でもやると言っている。彼の葛藤が透けて見えるようだ。そもそも他国の内政に、外から人権と民主主義の大義妙分で武力介入すること自体が理解できないこと。ブッシュもそうだったが、アメリカが神の主権を侵していることはすでに10年前に警告した。

かくしてアメリカは、今後とも混乱と衰退の道を辿るだろう。

*  *  *

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極私的には今週末にまた温泉の予定。伊豆下賀茂の南楽。ここは子供たちが小さい頃、伊豆白浜の海水浴の拠点とした場所。低い天井に黒塗りの太い柱。実に落ち着く宿だ。風呂も10か所17種類。カメ風呂もあり、客室も実にしっとりとしている。Dr.Luke的には、たとえ、あす主が来られるとも・・・なのだ

WELL, HAVE A NICE WEEK!

(C)唐沢治

*1:内側に何かムクムクと形にならない"気持ち"が起きてから、想を練りつつ、それに表現が与えられるまでは、しばし苦しむ。特にピッタリの言葉が見つからない時は、何とも言えないフラストレーションで、2,3日は悩むのだ。しかし内側のイメージと凹凸がはまるように与えられる言葉はなんとも言えない爽快感をもたらす。これは多分、音楽とか絵画なども同じとは思うが、いわゆる創作の苦しみなのだろう。

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