宴城東荘-崔敏童
- 2014/02/03 21:00
- Category: 漢詩
- Tag: 漢詩 崔敏童
明日は立春。積雪があるようだが・・・。GYMにてワークアウトした日は酒も美味い。わが故郷の真澄あらばしり。実に美味だ。
城東の荘に宴す
一年始めて 一年の春有り
百歳 曽て 百歳の人無し
能く花前に向ひて 幾回か酔わん
十千酒を沽(こ)うて 貧を辞することなかれ
一年始めて 一年の春有り
百歳 曽て 百歳の人無し
能く花前に向ひて 幾回か酔わん
十千酒を沽(こ)うて 貧を辞することなかれ
注:崔敏童=盛唐の詩人、詳細不明;十千酒=高価な酒;沽=買;辞する=言い訳する
また一年が過ぎればまた春が巡ってくる。百歳まで生きる人なぞは、そうはいないのだ。花を前にして酔うことなど、人生で何度できようか。さあ高価な酒を買って楽しもう、貧しさを言い訳にすることなく。ちょっと竹内まりやの『人生の扉』に似ている詩だ。