Utility

Calendar

< 2024.4 >
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
- - - - - - -

WORLD CLOCK

COUNTER

    Access.....
    Yesterday......
    Today.............

KF_SITE

FOR MEMBERS

KF_PODCAST

YOUTUBE ARCHIVE

OUR WORSHIP

TWITTER UPDATE

INSTAGRAM UPDATE

PRAY FOR ISRAEL

KINGDOM FAITH(UK)

NEW LIFE CHURCH(UK)

QRcode

BIBLE SEARCH

Entry Search

Recent Entry

Recent Comment

未承認
2017/08/07 18:42 未承認
Re:聖書をキリスト教から解放せよ!
2015/04/22 09:49 菊千代
Re:「当たり前」が崩れる時代
2015/04/20 07:42 Luke
Re:出版への状況
2015/04/20 07:41 Luke
Re:出版への状況
2015/04/19 21:55 toshi

Recent Trackback

PJ 高橋清隆氏の記事が出ていました。
2008/06/25 20:45 AAA植草一秀氏を応援するブログAAA
負のレガシー
2008/06/18 16:03 リチャードの日記
キリスト者とインターネット
2008/06/18 09:21 キリスト教 プロテスタント 聖書 信仰
キリスト者とインターネット
2008/06/18 09:12 キリスト教 プロテスタント 聖書 信仰
産声を上げたKFC、、、、、
2008/05/05 12:10 thelongstreamingully

タグ一覧

Link

Entry

トップ > 映画

Dr.Lukeの一言映画評

今朝も切り裂かれる感覚だ。しかし、これがカイカン。で、昨日観たこの作品『大脱走』、"M:I:"的で知的にも楽しめた。

ファイル 4079-1.jpg

世界中の重犯罪者たちから恐れられ、“墓場”と異名を取るそのタンカーは、一度入れば二度と出ることが出来ない巨大な監獄。この船にある男が投獄されてきた。男の名はブレスリン。世界屈指のセキュリティ・コンサルタント=脱獄のプロだ。何者かの手によって拉致され、犯罪者の汚名を着せられたブレスリンは、自分を罠にかけた組織の陰謀を暴くため、自ら設計に関わった絶対攻略不可能なこの監獄の脱出計画を練り始める。しかしその前に立ちはだかったのは、凶暴な手下たちを率いる囚人たちのボス、ロットマイヤーだった。

面白いのはスタローンが聖書を持って牢に入ったり、彼のオフィスが十字架だらけだったり、要塞的監獄の中心の名が「バビロン」だったりと、彼は『ロッキー』の時もそうだったが信仰を持っているのではないだろうか。さらに『デイ・ライト』では海底トンネルに閉じ込められたとき、かろうじて脱出口を十字架の根元に発見して助かったのだが、これなどはこの御言葉を連想する-

あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。-1Cor 10:13

それにしても往年のマッチョ俳優たちも、ステロイドでボディをでかくしてしまった分*1、自分でも持て余している感じだ。裸はさすがに見せられないようだしこの所、郷ひろみをはじめ、先に紹介した「究極のスプリット」のバン・ダムなど還暦近くの同輩がガムバッテいるが、極私的には大いに応援したいところ。YAZAWAが言うとおり、年齢を重ねても、むしろ熟男としてのそれなりのオーラを醸していたいと思っているのだ。

ファイル 4079-2.jpg

ちなみにこれまでわが愛読マガジンは「LEON」なのだが、最近ちょっと浮気をしている。そう、「Safari」、この路線もイイかなと。

*1:スタローンはその副作用で腕の血行不順を起こし、切断の危機にも陥ったのだ。

Dr.Lukeの一言映画評

最近は日本の深い精神性を描く作品が目立つが、かねて観たかった『利休にたずねよ』。

ファイル 4061-1.jpg

ただ美にのみ頭を垂れるとして、下卑た秀吉の要求を拒絶し、切腹して果てる利休。独自の茶の世界を生み出した彼の原点を探る作品。あの入り口も空間も小さい素朴な茶室は何故に?彼が握り締めていた高麗製の小さな壷の意味は?そして妻宗恩の押し隠していた女としての気持ちとは?これらの疑問が最後に一挙に解ける。侘び寂びの世界と一人の女性に対する恋慕の情。極私的には彼の茶室は子宮復帰願望の表現と見ていたのだが・・・。これもそれぞれで観られることをお薦めする。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 4054-1.jpg

永遠の0』、一言、やばい。泣ける。日本人の心の深い部分にタッチし、揺すり、そして何かを呼び起こす。各自観るべし・・・。

ちなみに桑田の歌がまた美しくfitしている・・・。

Dr.Lukeの一言映画評

午前はプールとサウナ、午後は映画の巡航モード。作品は『ゼロ・グラビティ』。

ファイル 4039-1.jpg

地表から600km上空。すべてが完璧な世界で、誰もが予想しなかった突発事故が発生。スペースシャトルは大破し、船外でミッション遂行中のメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士と、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーの二人は、無重力空間《ゼロ・グラビティ》に放り出されてしまう。漆黒の宇宙で二人をつなぐのは、たった1本のロープのみ。残った酸素はわずか2時間。地球との交信手段も断たれた絶望的状況下で、二人は果たして無事生還することができるのか?

これは3Dをお勧めする。一言、人の評とかなんとかではなく、実際に観ることをお勧めする。なにしろリアリティテがやばい。宇宙そのものを再現している。こちらも呼吸を詰めて観るので、いつの間にか苦しくなる。宇宙空間でひとり果てしない遊泳へと旅立つジョージ・クルーニー。子供の頃考えたことがある。もし宇宙をまっすぐとこまでも飛んだら何処へ行くのだろうか、と。いや、その恐怖たるや想像を絶するものがある。

しかしこの映像、どうやって撮影したのか。スピルバーグやキャメロンも嫉妬したほどとか。かつての『アポロ13』では航空機で自然落下を繰り返して無重力を作って撮影したが、今回はCGらしい。が、実に素晴らしい。それにしても重力があって、空気があって、自分の足で立って歩けることって実に幸いなのだと実感する。当たり前が当たり前であることのありがたさがジーンと迫る。

と、同時に、神はなんでこんな宇宙を造られたのだろうか、改めて分からなくなってしまった。神の戯れ?神学的にはいろいろ理屈はこねることができるが、果たして宇宙に飛び出した人間は神と出会うのだろうか?つまり彼は救いを受けるチャンスがあるのだろうか?月に着地したある飛行士は神の臨在をものすごく真近に感じたとし、帰還後は伝道者になった。彼らは神学だの、もっと言えば御言葉だのを超えて、まさに神そのものなる存在と触れてしまうのだ。私たちは霊に神の臨在を得ているが、依然としてこの肉体という古き創造物により妨げられている部分がある。

わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。-1Cor 13:12

地球という宇宙のオーダーからするとゼロに等しい場に、これまたゼロに等しいニンゲンが生き、喜び、悩み、苦しみ、愛し、憎みなどしている。バカとアホウの絡み合い。神はそれを第三者として見ていることはなく、あえて人間になった。これまたスっとんだ発想だ。神が人になった!?ある哲学系の教員に聞かれた、あなたの神とはあの人となったとされるイエスのことか、と。そうだ、と答えると、その後一切口を聞いてもらえなくなったことがある。まあ、そのくらいにヤバイ思想なのであろう。それは思想ではなく、事実なのだが・・・。

何か、あれこれ、こういったことを思いめぐらして、実に初信者に返った感覚が呼び戻された。2013年、最後のオススメ作品!

YAZAWAとStylistics

ファイル 4021-1.jpg

次の日曜日はYAZAWAだ。武道館はSold outで、映画館のLIVE VIEWING。ちょっと残念だが、とりあえず年が越せる。LVって、どんな感じなのだろうか。

来週は六本木のBillboard LiveでStylistics。70年代の雰囲気に浸りたい。年末は温泉。・・・というわけで、今年もあと残すも少し。こうして2013年も終わる。世界もニッポンも曲がり角を曲がってしまった年。これが2014年、しるしの年、私たちはそれを目撃する。

ポール・ウォーカーの死に想うこと

12月最初の金曜日。いつもどおりランチをとり、輝くサンシャインビルを眺めながら、iTunesから流れるJazzでまったりと。あと数回で年度内講義終了。今月はイベントが目白押し。とにかくラストの温泉まで楽しむツモリだ。

ファイル 4013-1.jpeg

さて、今全米が騒然とした彼の事故死。600馬力のポルシェのコントロールが効かなくなってポールや街樹をなぎ倒して炎上、ポールは解剖結果から焼け死んだことが確認されたようだ。私が彼を意識したのは『タイムライン』だ。マイケル・クライン原作の歴史サスペンス。タイムマシンで過去に遡り、冒険と恋愛をというよくあるパタンの作品。その後『ワイルドスピード』シリーズでヴィン・ディーゼルと共に一躍脚光を浴びた。チョイ悪系のアクションが光った。

ところが、今回の事故は単なる車の事故ではなさそうだ。いつもどおりコンスピラシー好きの米国人がいろいろと見解を唱えている。彼は何かを知りすぎたために抹殺されたとか。彼の父親は、ポールがつねに離れたがっていたと証言している。何から?いわゆるスターダムに乗るためにはある種のパワーを有する人々の認知が必要なのだ。ポールは彼らの尾を踏んでしまったようなのだ。例えば、彼の死が暗殺であることの10の理由:

こちらには監視カメラの映像がある。車が街樹に激突する前に、空から何か光る物体が車に当り、爆発する様子がとらえられているようだ。私にはよく見えないのだが・・・

そして9.11やボストンマラソンの時のように、あらかじめの予告がなされていたとのこと。これは確かに面白い。単なる偶然?*1

2008年に、このブログでも警告したとおり(過去ログ参照)、アメリカではオバマが独裁体制を整えてきた。わが国でも特定秘密保護法案が本日中には強行採決されるようだ。そう、今年の当初から書いているが、2013年は「ターニング・ポイントの年」。歴史的な曲がり角を迎えているのだ。そしてまた「イヤ・オブ・ウォー」。中国もキナ臭い、イランも表の顔に反して、ちゃんと持つべき物を持っている。イスラエルは孤立を深め、アメリカはイランに傾きつつあり・・・。これが2013年。そして来る2014年は「しるしの年」。明確に終わりの時代のしるしを見るであろう。

*1:偶然という言葉は実に都合がよい。生命も偶然、世の中の事件もすべては偶然によるとしておくと、とりあえず常識のある知識人と自分を見せることができるから。今日、事故や事件の裏にはシカケがあるとか言うとたちまち妄想的陰謀論者とされ、神が創造したとか言うとたちまち幼稚な狂信者とされるからだ。

オリンピックの身代金

ファイル 4003-1.jpg

なかなか見応えがあった。草加次郎なる、未解決事件の実在の爆弾魔と絡めて、ストーリーもセットもよくできていた。7年後に再び東京オリンピックを控えて、現代の状況もあの当時と基本的には変わっていない。先に述べたように、世は「カゴに乗る人・・・・藁を拾う人」からなるなのだ。むしろ契約とか派遣が合法化されている分、当時よりも巧妙に搾取がなされていると言える。今後、このような犯行を企図する人物が十分に出現する下地が醸成されている。

しかし当時は無邪気だった。単純に明るい豊かな未来が開けていると思っていたのだから。このCMがその象徴だ。政治・軍事・経済・倫理において去勢されし国家、これまでも、そして目覚めることがなければ、これからも搾取され続けるだろう。極東の一角にかつて経済大国だったニッポンの残滓が残されることがないことを祈る。

Dr.Lukeの一言映画評

PCがウイルス感染してダウンした。いろいろ試したが、ついにクリーン・インストールを敢行。ようやく仕事ができる程度に復旧した。大切なファイルはすべてバックアップを取っているので問題はないのだが、かなりの時間を浪費した

で、頭の冷却のために映画を。北川景子と深田恭子のスリルサスペンス『ルームメイト』。

ファイル 3994-1.jpg

派遣社員として働いている23歳の萩尾春海は、ある日、交通事故に遭い昏睡状態に。命に別状はなかったものの頭を強く打ち、片足は骨折、しばらく入院することになってしまう。そんな春海を気遣い優しく支えてくれたのは、看護師の西村麗子だった。春海と麗子。患者と看護師として病院で初めて会った二人だったが、なぜか互いに親近感を覚え意気投合。春海の退院をきっかけに麗子はルームシェアを提案し、一緒に暮らし始める。「麗子みたいな人だったら、ずっと一緒にいたい」「私もだよ、春海」と、二人の共同生活は順調に見えた。麗子の奇妙な言動を目にしてしまうまでは……。ひとつ、またひとつ不可解な事件が春海の周りで起き、ついには殺人事件までも引き起こしてしまう。そして、春海の前に麗子と見た目がそっくりのマリが現れる。

もっとも近しい人が自分を裏切る恐怖。その信頼していた、しかし自分を裏切る自分にもっとも近しい人物の正体は、実は・・・。ネタバレになるのでここまで。しかし、そのさらに裏があった。現代的なサイコサスペンスだ。そう、『プラチナデータ』とモチーフは同じなのだが・・・。

現代社会は社会の中に自分の居場所を見出すことができない時代。派遣や契約の非正規雇用が38%に至る今の状況、誰が真に信頼でき、誰が自分の味方なのか。自分をどこに置けばいいのか。人間関係も危うく、しばしば表と裏の乖離に驚くことが多いのだが、そのスキマにうごめく者、実はこの者がもっとも怖い。かくして美女二人が演じるとホラー度も深まる。それにしても深田恭子はドラマ・シリーズ、『セカンド・バージン』や『幻夜』でもその美しさと裏腹の実に冷たい心から生まれる恐怖を感じさせてくれた。ある面、何をやってもつねに同じなのだが、それはそれでハマリどころがあるとけっこう魅力的なものとなる。お薦め。

Dr.Lukeの一言映画評

リドリー・スコットの『悪の法則』。監督名と出演陣が豪華絢爛なので大いに期待した。

ファイル 3981-1.jpg

テキサス州の街で弁護士を営む“カウンセラー”は、友人の実業家・ライナーと共に麻薬を扱う新しいビジネスを始めようとしていた。恋人のローラと結婚を約束したばかりのカウンセラー、美しい恋人のマルキナと暮らすライナー、彼らは新ビジネスに浮き足立っていた。そんなカウンセラーに、裏社会のブローカーのウェストリーは忠告を与える。そして、ウェストリーの忠告通り、ある事故のせいで取引が頓挫。彼らは命を狙われることになる。

「うん!?」、前半はきわめてフラットにややエロい場面を交えて淡々と。ちょっと眠気が・・・。いずれ何かすごい展開が、と期待しているのだが、一向にその気配がない。台詞に哲学と言うか、やや斜めに構えた人生観が長々と。要するにひとりのエリート・セレブの弁護士が美人の婚約者と人生の絶頂にある時に、この危険なビジネスで転落する物語なのだが。人間関係が複雑で、断片的場面やセリフから推測する必要がある。いったい誰がしかけ、誰が真の悪たる黒幕で、だれが犠牲者で、それぞれの運命は・・・。映画の一番の魅力であるカタルシスはまったくない。まあ、しかし浮世狂言の世はかくのごとしだ。

と言った感想は私だけと思っていたら、さにあらず。どうもみなさん同じ状態のようだ。するとだ、この映画のしかけは映画内だけではなく、監督や役者陣がコミになって、リアルな私の生活の一部を攪乱するという意味で、トリックがしかけれてあるのかもだ。うーん、ややこしい。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一枚

朝のジョッギング、午前はプールとサウナ(まだ旧いクラブにて)、午後は映画の巡航パターン。映画はかなり期待していた『人類資金』。

ファイル 3934-1.jpg

リーマン・ブラザーズの経営破綻、ギリシャの財政破綻を発端とした欧州危機、長期化する不況。クリックひとつで人の人生だけでなく、一国をも窮地に陥らせることの出来るマネーゲームが激化した、2014年。 金融ブローカーを騙る詐欺師として暮らす真舟雄一の元に、ある日、第二次世界大戦時の隠れ資産としてその存在をささやかれ続けている『M資金』を盗み出して欲しいと、 “M”と名乗る男と、その腹心の部下、石優樹が現れる。彼らは、発展途上国を先進国企業の投資対象となり得る国に生まれ変わらせるために、『M資金』を有効活用したい、と主張する。真船は多額の手数料と「成功した暁にはM資金の秘密を教える」という“M”の話に興味を持ち、何より“マネー資本主義”というウィルスに冒された今の時代に対する閉塞感に共感を覚え、計画に乗ることにするが……。

戦後70年、何度も詐欺事件などでネタにされたM資金を巡る陰謀と野望。しかしそれを真に人類(Mankind)のために使うべく真舟。・・・ウーン、なんと言うか期待した分、気が抜けた。資本主義の本質を少し暴いてはいるが、ツッコミが足りないし、単なるヒューマニズムドラマに過ぎない。もっと込み入った仕掛けがあるかと期待しつつ、スカされた感じだ。テーマがデカすぎて、消化し切れていない、典型的日本映画の作りだ。

ちなみに国連ロケを敢行したらしいが、確かに国連の議事場はあの目が見つめている。テーマである資本主義経済による格差に関しては、ケイタイは契約者数50億にもかかわらず、地球上の60%の人がそれを使ったことがないとか。一日1.25ドルで暮らす人々は12億人。これが地球の現状だ。フラット化された社会は誰か選ばれた者が監視する必要があると訴えていたが、確かにアメリカはそうなりつつある。Someone is watching you!

私もここでも何度も指摘したが、コミュニティを維持するためには2:8の法則が必要なのだ。真に意義のある仕事の80%をするのは、20%の人々なのだから。ミツバチの世界も同じ。では20%のエリートで社会は機能するか?ノーだ。無産階級・無駄飯食いを排除するとコミュニティは崩壊する。世の中は「駕籠に乗る人・担ぐ人・そのまた草鞋を作る人」からなるのだ。それぞれの分に応じた機能を果たすとき、社会は回る。考えても見よ、すべての人がハリウッドスター的セレブで、知能指数も150、大邸宅に住み、優雅な生活を送る映画『エリジウム』の世界を。アブソリュートリー・アリエンティ!神はいわゆる自由・平等・博愛などを意図してはいない。聖書には奴隷は奴隷のままであれとある位だ。老子が言うとおり、人は皆自分の分に満足すること、これがハッピー人生の秘訣なのだ。

主よ。私の心は誇らず、私の目は高ぶりません。及びもつかない大きなことや、奇しいことに、私は深入りしません。
まことに私は、自分のたましいを和らげ、静めました。乳離れした子が母親の前にいるように、私のたましいは乳離れした子のように御前におります。
イスラエルよ。今よりとこしえまで主を待て。-Ps 131:1-3

*   *   *

ファイル 3934-2.jpeg

本日の一枚は、なんと期間限定の千円シリーズ。CD3枚組だ。"THE BEST OF BELUE NOTE"。まさに名レーベルBLUE NOTEの歴史が詰まっている感じだ。ジャケもカッコいい。Jazzはやはり熟男のものだ。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 3916-1.jpg

昨日観た作品。往年のロバート・レッドフォードが監督・主演の『ランナウエイ-逃亡者』。

1969年、ベトナム戦争反対を訴え連続爆破事件をおこした過激派グループ“ウェザーマン”。全米を震撼させFBIの最重要指名手配リストに載った彼らはその後忽然と姿を消した。30年後、元メンバーの1人が突如逮捕される。新聞記者のベンは、再び注目されたその事件を追ううちにある人物にたどり着く。それは、愛娘を男手1人で育てながら穏やかに生活するアメリカの模範的な市民、弁護士のジム・グラントだった。危険を察知し再び逃亡するジム。ベンとFBI双方からの執拗な追跡。見えてくる事件の輪郭。30年間の逃亡の裏に隠された驚愕の真実が今、暴かれる!!

ジム(ニック)の隠された過去と、現在、彼が守ろうとしている大切な存在。そのために、かつて愛し合ったミミとの湖畔の懐かしい小屋での再会。ジムが彼女に語りたかったこと。しかし、ミミは彼を拒絶する。ジムとミミの間にも大切な存在があったのだ。ジムは逃亡し、ついにFBIに捕縛される。彼と、その愛する者の一生は無残にも破滅へと・・・。が、・・・・。ちなみに新聞記者のベンは取材の窮極に、ひとつの真実にたどり着く。彼はそれを記事にすれば、一躍名声を馳せる。果たして彼は「それ」を語るのか?まことに老子の言葉は深い。

というわけで、あとはご自分でどうぞ。レッドフォードが実にシブい。まさに熟男。こんな味のある男になりたいものだ。それにしても、男にとってもっとも大切なものは何なんのだ?主義・主張・思想・理想・正義・・・?ジムが最後に選ぶもの、それは・・・。

Dr.Lukeの一言映画評

朝のジョッギング、午前はプールとサウナ、午後は映画の巡航モード。

ファイル 3899-1.jpg

作品は『エリジウム』。77番目の元素イリジウムもギリシャ神話の女神イリスから採られた名だが、エリジウムはエーリュシオン、神々に愛された者たちの楽園だ。これからエリートも派生したようだ。

舞台は2154年。人類はスペース・コロニー"エリジウム"に住む富裕層と、荒廃した地球に住む、エリジウム行きを許されない貧困層とに二分二極化されていた。エリジウム政府高官のローズは、エリジウムの完璧なまでに美しい生活を維持しようと、地球の人間を一切排除しようとしている。そんななか、地球に住むマックスは、命の危険にさらされるほどの搾取に立ち向かうべく、自らの身体にコンピュータを埋め込み、厳しい移民法で防御されているエリジウムに向かう。マックスに残された生命はわずか5日間。全人類の未来を担って、いま、悲しくも壮絶な戦いが始まる・・・。

マックスは事故で致死量の放射線を浴びたのだ。残された命をどう使うか。彼の最後は・・・。ネタバレになるので、書かないが、モチーフは『ポセイドン・アドベンチャー』と同じだ。あたかもエリジウムに住む者は神に選ばれし者、しかし見捨てられた者たちの方が自己犠牲的に人類を救うのだと。虐げられた者に真実があり、正義があると。私的には半沢現象でも書いたが、それは嘘だと言いたいところ。虐げられた者たちの相互の喰い合いはよくあることだから。

ヨミ過ぎかもしれないが、イエスの犠牲では不十分であって、『ポセイドン・アドベンチャー』の牧師の最期の叫び、「神よ、お前はいったいどれだけ犠牲を求めるのかぁ!」と同じ。つまり、エリジウムは携挙された者たちの場、しかし地上に残された者たちを救う者は・・・、というわけだ。ちなみに放射能を浴びたマックス、なんとなくわがFUKUSHIMAをあてこすっている感じもするが・・・。さて?

Page

Access: /Yesterday: /Today: