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Dr.Lukeの一言映画評

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ミュージカルの映画化作品、『レ・ミゼラブル』。子供のころ世界名作全集で読んだ『ああ、無情』だ。極悪人ジャン・バルジャンが神の愛による赦しを知り、少女を引き取り育て、革命の志士に彼女を捧げるまでの物語だ。フランス革命を時代背景として、民衆と政府の対立を描く。ある意味シリア情勢とシンクロしているが、実は共に裏に仕掛けがあることはすでに明らかだ。なんとこの映画でも「目」が登場している!気が付かない人がほとんどであろうが、あの「目」だ。素直に観れば実に福音的ではあるのだが・・・・。面白いことに、バルジャンも彼を追う正義の警官ジャベールも共に主の名を唱えているのだ*1。まあ、取税人・売春婦とパリサイ人の構図の再現ではあるが・・・。主の名を唱えることと神の愛を知ることはまことに別のことと分かるわけだ。キリスト教徒とクリスチャンの違いとも言える。

*1:彼は法を盾に頑ななまでに自己の正義を貫く。しかしその自己の正義が彼を絶望へと追い込み、ついに自分を自分で裁くのだ。ユダの道によって。

Dr.Lukeの一言映画評

朝は走れず、午前はプールとサウナ。午後は映画の巡航モード。

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作品は『007スカイフォール』。

トルコのイスタンブールで、極秘データを盗んだ敵を追っていたMI6エージェント“007”ことジェームズ・ボンドは、敵ともみ合ううちに狙撃され、川に落ち生死不明に。MI6では007を死亡したと判断する。その頃、MI6本部が爆破され、サイバーテロ予告が届く。これらのテロはMI6を率いる“M”に恨みを抱く者の犯行だった。イスタンブールで密かに生き延びていたジェームズ・ボンドはMI6に戻り、MI6を襲う敵に立ち向かうことを決意する…。

なんとMの運命は・・・・ネタバレになるので略。ダニエル・クレイグは実に人間臭く、哀愁が漂う。かつてのボンドがいずれも漫画的だったのに対して、今回も彼の過去のトラウマにまで遡ってのドラマ展開だ。昔訪れた荒涼としたスコットランドの風景が懐かしかった。その風景がボンドの心を投影しているかのような演出がなかなかシブイ。外見はマッチョにしてクールかつ大人の雰囲気でも、実はそのココロの深くに埋もれた切ない過去があるのだ。この過去をどう処理するか・・・。決して他人ごとではない。

*    *    *

昨日、東京MTのTSUTAYAで見つけた一書。伊集院静の『大人の流儀』。彼もかつて最愛の妻夏目雅子を白血病で失っている。自分ではどうしても抗えない事態に大人はどう対処するのか・・・。

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苦難に立ち向かわなければならないとき。
人に優しくありたいと思ったとき。
どうしようもない力に押し潰されたとき。
自分のふがいなさが嫌になったとき。
大切な人を失ってしまったとき。
とてつもない悲しみに包まれたとき。

こんなとき、大人ならどう考え、
どう振るまうのだろう。

Dr.Lukeの一言映画評

朝のジョッギング、午前はプールとサウナ。午後は映画の巡航モード。やはりこのペースが一番イイ。作品はニコラス・ケイジの『ゲットバック』。

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銀行強盗ウィルは8年間のお勤めの後出所した。自由の身と思きや、かつてのサイコパス的な仲間ビンセントがウィルの奪った10億円を要求、娘を人質に取る。その娘を救出する父親の必死なアクション・・・と言うわけで、ハリウッドで困った顔が最も似合うと言われるニコラス・ケイジの真骨頂的作品。モチーフとしてはかなり昔のジョン・トラボルタと共演した『フェイスオフ』と似ている。ここでもトラボルタがサイコパス的役で、彼によって人質に取られた娘を命がけで救出する物語だった。ニコラス・ケイジのやや情けない哀愁を帯びた表情がけっこうしびれるのだ。土曜日のひと時をほっとカタルシス的に楽しむにはちょうどイイ作品。

かくして11月も着々と過ぎ去っていく・・・・。

Dr.Lukeの一言映画評

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アルゴ』。1979年、イラン革命の際、アメリカ大使館が占拠された事件は記憶に新しい。その時になんと6人が逃げていたのだ。彼らはカナダ大使の公邸にかくまわれいた。そこで問題は彼らをいかに国外へと救出するか。ここで企画された作戦が実にユニーク。イラン国内で映画撮影をするとして、そのスタッフとして彼らを救出するもの。これが実にスリル満点。もちろん実話、70年代の匂いがぷーんと漂うほどに時代考証が正確。俳優も実在人物とソックリ。かくしてメンツをつぶされたイランはアメリカを大サタン、イスラエルを小サタンとして現在まで因縁が続くのだ。まことにジャスト・タイミング。それにしてもCIAはやはり工作によりアメリカに都合の悪い政府・政権を転覆しているのだ。昔も、今も・・・。

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川崎チネチッタは秋の深まりの中で美しく光っていた。ザラメを融かした熱い紹興酒が沁みた・・・。

Dr.Lukeの一言映画評

朝のジョッギングは午前様のためカット、午前はプールとサウナ。睡眠不足や疲労時にも泳ぐとむしろ生き返る。午後は映画。周防監督の『終の信託』。

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呼吸器内科医の折井綾乃は、同じ職場の医師・高井との不倫に傷つき、沈んだ日々を送っていた。そんな時、重度のぜんそくで入退院を繰り返す患者・江木秦三の優しさに触れて癒やされる。やがて、お互いに思いを寄せるようになる二人だったが、江木の症状は悪化の一途を辿る。死期を悟った彼は、もしもの時は延命治療をせずに楽に死なせてほしいと綾乃に強く訴える。それから2ヵ月、心肺停止状態に陥った江木を前に綾乃は激しく葛藤する。

治る見込みのない重度のぜんそく患者の運命を託された綾乃。彼女自身も不倫に疲れ、自殺未遂的な事件を起こす。自身も無力な患者として死に直面する意識を味わい、死を受け入れようとする彼に感情移入し、ある意味、客観的医学的な判断を怠る。そこで最期に「楽にしてあげる」と、気管挿管を外し、暴れ出す患者を必死に抑えつつ、セルシンと致死量の致死量のドルミカムを静注する。かくして数年後、殺人罪で告発され、検事の巧妙な誘導により「殺した」と自供、逮捕起訴・・・。

うーん、これは重い作品だ。江木と綾乃の大人の恋愛物語とも言えるが、終末期医療の問題がテンコ盛り。そう、あの川崎共同病院のS女医による安楽死事件とモチーフが同一。かなり前にも書いたが、このS医師とは間接的にちょっとつながりがあるのだ。愚かなマスゴミが「美人女医による猟奇的殺人事件」的に取り上げたため、事件の本質的論点から外れ、詳細は書けないが、彼女の家族・親族も相当の悲劇を経ている。彼女は著書も著した、題して『私がしたことは殺人ですか?』。

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事件の経緯はこちらにまとめられてある:

同病院の公式見解:

『Shall we ダンス?』の周防チームの再来であるが、冷徹な検事役の大沢たかおと、これまた冷たい不倫相手を演じた浅野忠信が実に存在感を醸していた。特に自分の裏切りにより"自殺"を図った綾乃をベッドに見舞う高井(浅野)が吐く捨てゼリフがこわい、「バカなやつだ。睡眠薬で死ねるわけがないだろ。おれを病院から追い出すためか!」・・・。この傷心の中で江木に感情移入していくわけだが、臨床医にとってこれはきわめて危険なのだ。二人の間である種のカプセル化が起きてしまうのだ。かくして世の論理とは齟齬を生じ・・・。と、これ以上はご自分でどうぞ。

Dr.Lukeの一言映画評

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土曜日に賞味した作品。そう、スタローンの『エクスペンダブルズ2』。80-90年代に一世を風靡したマッチョ系ハリウッドスターが勢ぞろいしてひたすらドンパチするもの。いや、今回もかなり凄いことになっている。

2010年に大ヒットを記録した『エクスペンダブルズ』。シルベスター・スタローンを筆頭に、“二度と実現不可能”と言われたアクション・スター大集合超大作の続編がついに実現した。今回は、墜落機からのデータボックス回収を引き受けた“エクスペンダブルズ”が、旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムをめぐる戦いに巻き込まれ、冒頭からノンストップで前作を上回る見せ場の連続でたたみかける。連投となるジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンに加え、チャック・ノリスが初参戦、さらにジャン=クロード・ヴァン・ダムが仇役を演じるという豪華なキャストが楽しい。キャストパワーも、火薬も銃弾も大増量して、満足度もアップ間違いなしだ。

しかしこのタイトル、要するに「廃棄物たち」ということ。かのマッチョスターも時代の流れに置いていかれるのだ。それをスタローンが救いの手を伸ばすということか。そしてなんとわがfavoriteのマッチョスターVan Dammが極悪人となっている。これはちょいと残念。最後に無残にスタローンに処刑されて、唾棄までされてしまうのだ。

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時代はすでにヲタクの時代。ニッポンのヲタクが世界に羽ばたいている。若者が車を買わない、彼女を作らない、子供を作らない、家を買わない、仕事をしない・・・・。かくして2Dの世界やソーシャルネットワークの中で生息する者たちが急激に増加。それがアディクションとなっている。SNSの世界でしか生きることができないのだ。昨日の『クローズアップ現代』での報告だ。男がオトコになれない時代。これらのエクスペンダブルズも生きる場所がなくなっているのだ。人が現実に居場所を喪失し、クラゲのように漂う時代。マッチョ系大好きDr.Luke的には筋肉こそが男の証と思っているのだが・・・・。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一枚

朝のジョッギング、午前はプールとサウナ、午後は映画の巡航モード。土曜日はこのパタンが一番気持ちイイ。

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映画は『ボーン・レガシー』。マット・デイモンの当たり作の並行作品。

ボーン以外にもCIAには極秘計画があった

CIAの極秘プログラム「トレッドストーン計画」が、ジェイソン・ボーンによって明るみになろうとしているころ、アラスカの山中でひとりの男が訓練を積んでいた。その男アーロンは人体改造の「アウトカム計画」により、体内にDNAを変化させるウィルスを投与させられ、強靭な肉体を持っていた。このボーンによる事件の余波でその「アウトカム計画」も明るみになることを恐れた上層部は、関係者の抹殺を指示。かろうじて生き延びたアーロンは、研究者のマルタを訪ねるが、彼女もまた命を狙われていた。

ウイルスをベクターとしてDNAに遺伝子を仕込み超人を作る計画。現にアメリカでもサイボーグ兵士を作ろうとしているが、これは近未来に十分あり得る。アクションが超人にふさわしく新鮮。楽しめる。

*  *  *

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実にうれしい。本日の一枚は3年ぶりのリリース、Diana Krallの"Glad Rag Doll"。ややレトロな感じもあり、彼女の曲風とはちょっと違うが、Swing、Stnadardもあり、The Jazzといった感覚。ジャケもセクシーだ。夫のElvis Costelloによるインタビュークリップがあった。

Dr.Lukeの一言映画評

朝のジョギング、午前はプールとサウナ・・・は休館日。午後は映画、トムクルーズの意外な顔が見られる作品『ロック・オブ・エイジズ』。全米で人気の舞台ミュージカルの映画化。

バブル期のハリウッド、田舎から出てきた娘とロッカーを夢見る若者が出会い、恋に落ちる。が、夢も恋も破れ、傷ついた娘は田舎に帰ることを決意する。よくあるストーリー。そこにややガケっぷちのアル中スーパー・ロック・スターが絡みつつ、ストーリーは展開する。このロックスターがあのトム・クルーズ。彼がマッチョなボディを披露しつつ、長髪の荒んだ役を演じるのだが、ただ演じるだけでなく、歌うのだ。これが相当にロックンロールしている。オ☆ド★ロ☆キ★!トムクルーズはやはりスゴイ。・・・というわけで、この種の作品は観て聴いて、臨場感を楽しむもの。もうひとつ意外な役どころがアレック・ボールドウイン。荒んだロック・ライブ・ハウスのマスターをリアルに演じている。

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・・そして私の長年の疑問がひとつ解けた。LAにはけっこう行っており、サンタモニカ桟橋やUCLA、ビバリーヒルズをぶらぶらしたり、さらにウイルシャー・ブルーバードから徒歩でチャイナ・シアターにも行ったことがあり、あの辺は懐かしいところだ。そこでいつも思っていたのだ、あの山の上にある"HOLLYWOOD"の看板はどうやってできているのか?今回なぞが解けた。そうLAが一望できる展望台になっていたのだ!なるほどと妙に納得してしまった・・・この作品で何かひとつ得をしたような気分が・・・。アメリカのミュージカルはやはりヌケている。曲は80年代の懐かしいナンバーが、TOWER RECORDに並ぶのはCDではなく、LPアルバムだ。いや、懐かしい。人工的なデジタル・トランス系はちょっとという方には特にお薦め!

Dr.Lukeの一言映画評と高TG対策

朝のジョッギング、午前はプールとサウナ、午後は映画の巡航モード。ダイエットモードのため飢餓感を覚えており、「肉が食いたい」というわけで、本日はしゃぶしゃぶ食べ放題を。油抜きのため安心して。

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映画も「肉を食う」ゾンビもの、『バイオハザードⅤ:リトリビューション』を3Dにて。いやはや、客層がヲタク系。がやがや、ぺちゃくちゃ、うるさいのなんの。格好もあの独特のヲタク・スタイル。まあ、内容は評するまでもないが、3Dを楽しめたということで。この作品どこまで逝くのだろうか?

*   *   *

若いころからの高TG対策で、かなりのダイエット(糖尿病レベルの摂取カロリー)とエキササイズがついに功を奏さず、これまで「飲んだら負け」と思っていたが、これはすでに代謝異常疾患として、義兄に頼んでべザトールSR200を朝晩服用し始めた。横紋筋溶解症の副作用が怖かったが、恐る恐る飲んでいたがどうも大丈夫そうだ。いや、これがなんと効くこと。一挙に200レベルに下がってきた。ダイエットの副作用で開放耳管に何度も見舞われ、やれ突発性難聴か、メニエルか、脳腫瘍か、と騒いだのだった。耳は夏に調子が悪くなるのだが、これからも解放されるか。低用量アスピリンは血液サラサラに効果があることは前に書いたが、これからの年齢では血液と呼吸の質が勝負となる。

ちなみにベザトール剤の成分はベザフィブラート(Bezafibrate)。
 ●正式名:2-(4-{2-[(4-chlorobenzoyl)amino]ethyl}phenoxy)-2-methylpropanoic acid
 ●化学構造式:C19H20ClNO4
 ●薬理作用:核内受容体のPPAR-αに作用し、遊離脂肪酸やロイコトリエンB4などを生理的なリガンドとして活性化され、ペルオキシゾームの増生を通じて血中トリグリセリド濃度の低下を導く(@Wiki)
 ●立体構造:いつもどおりのJmol、グリグリしてください。


ベザフィブラート


PPAR-α

いつ見ても生体高分子の立体構造には感動する。神はまさに積み木遊びがお好きな方。こんな生体高分子が生体作用を担っているわけで、実に不思議としか言いようがない。

また呼吸については美木良介氏の『ロングブレスダイエット<必やせ>最強ブレスプログラム』。

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3秒間で鼻から息を吸い、口から15秒間で吐く。この時丹田を意識する呼吸法だ。禅の高僧になると呼吸は毎分2-3回。ストレスの強い人は呼吸が肩でハーハーと荒くなる。心拍数ももちろん高いから、疲れる。ちなみに私のパルスは洞性除脈で55程度、加えて低血圧110/65程度。よって立ちくらみがよくある。呼吸も意識して深くしている。「長生き」とは「長息」なのだ。DVD付きのこの本もお薦め。

Dr.Lukeの一言映画評

このところ続けて観ているのだが、忙しくて記録する暇がない。リストのみ・・・

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リーアム・ニーソン主演の『THE GREY 凍える太陽』。真夏なのに寒くなる作品。往年の『ポセイドン・アドベンシャー』に通じる。神は救わない、との絶望のメッセージ。

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コロンビアーナ』。両親を殺害された少女の復讐の物語。これも救いがない・・・切ない作品。

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デンジャラスラン』。わたしの好きなデンゼル・ワシントンが一見悪役、しかし実は・・・のサスペンス・アクション。CIAや各国の情報機関の暗部を炙り出す作品。まあ、現実もこうなのだろう。実にデンゼル・ワシントンが実にシブイ。最後が、えっ!?と。

Dr.Lukeの一言映画評

本日のチネチッタはお盆ムード。御囃子が流れる中、露店が並び、夏の雰囲気を満喫。で、映画は、かつてシュワちゃんが演じているが、そのリメイク版『トータルリコール』。コリン・ファレル主演で。シュワちゃんヴァージョンは火星が舞台だったが、今回は近未来のユーロメリカとニューアジア。地球はすでに化学兵器により居住環境ではなくなり、ここだけが残るのだ。前者は金持ちの国、後者は貧者の国で、前者により労働を搾取されている。完全なる二分化社会・・・。

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“記憶”が簡単に売買される近未来。世界は大きな戦争の果てに、正常な環境を失い、人々はわずかな土地で裕福なユーロメリカと貧しいニューアジアという二つの地域に分かれて暮らしていた。彼らは退屈な日常の中で、刺激を求めてリコール社の人工記憶を買いに行き、不満を解消していた。ニューアジアに住む工場労働者のクエイドもその一人。工場で働く毎日にふと嫌気が差し人工記憶センター、リコール社を訪れる。だが、彼の記憶が書き換えられようとしたその時、なぜか突然、ユーロメリカの連邦警察官の襲撃を受ける。そこで自分の知らぬ戦闘能力を知り、困惑する。混乱の中、帰宅したクエイドは、今度は彼の妻ローリーに襲われる。「記憶を消され、新しい記憶を植えつけられただけ。ダグラス・クエイドなんて人間は、この世に存在しない」と話すローリーを振り切り逃げるクエイドは、その先に数々の謎メッセージと共にメリーナと出会う・・・。

最近のハリウッドではこの設定が多い。で、OCCUPY運動のように貧しき者たちが解放と自由への闘争をするわけだ。その中で記憶が売買される。なるほど、私たちが現実と思っているモノは実は大脳が作り出したもの。記憶などは常に歪曲され、嘘で塗り固められている。特に精神疾患を持つ者たちのそれは自分に都合の良いように大脳が作り出したものなのだ。しかし私たちのアイデンティティはこの記憶による部分が大きい。認知症ではこれが壊れていく。自己の連続性が消え去る恐怖はいかばかりのものであろう。ついには現在の自己も崩壊する。

私とは何か、意識とは何か。この古くて新しい問題をテーマにした作品であるが、なんとこれが映画の世界にとどまらない。精神は大脳の活動に過ぎないと東大の元解剖学教授養老猛司氏は『唯脳論』で言った(一元論)。しかし聖書的には、大脳と魂(Soul)の連携によって私たちの精神活動は生まれるわけで、ハードウェアとソフトウェアに対応すると言える(二元論)。が、このような根源的問題は置いてしまって、現在、このような人間の精神活動をシリコンネットワークの中にアップロードすることが試みられているのだ。もしこれが可能であれば、私の意識、少なくとも思い(mind)は永遠に生きる。精神活動がニューロネットワークにおける電流とシナプスにおける神経伝達物質の化学反応によるだけであれば、シリコンネットワークに移植することも十分可能なわけだ。


Want to Upload Your Brain? Science Fiction Comes to Life

しかし聖書が啓示する人間は霊、魂(知・情・意)、そして体からなる有機体。

その後、神である主は、土地のちりで人を形造り(体)、その鼻にいのちの息(霊)を吹き込まれた。そこで、人は、生きもの(原語:魂)となった。-Gen 2:7

ただしノンクリスチャンの場合、霊はその名残である良心(Mal 2:15)を残して死んでいる。さらに、はたして魂あるいは意識は身体から離れて機能し得るものか否か。精神や心脳問題あるいはクオリアの問題はサイエンスの分野ではこれまでタブーだったが、ようやく手を付け始めた人類最後の秘境なのだ。一方、聖書の啓示では身体と魂の相互作用が肉(flesh)であるが、クリスチャンはこれに霊が関与する。よってその内的生活はかなり複雑なものとなる。さらに諸霊が干渉してくるわけだ。少なくとも私は身体から離れてシリコンネットワークの中で生きたくはない。その意味でジョッギングやスイミング、サウナや温泉で身体性を楽しんでいるわけだ。

この点、イエスは肉体をもって復活された。その肉体はもちろん霊のものであるが、魚を食することもできた。私たちは単にニューロネットワークの中で永遠*1に生きるのではなく、肉体をもって生きるのだ。私たちもその肉体をいただく日を待ち望んでいる。それは真に神の子の出現の時、全被造物がうめきをもって待ち望んでいるのだ。これこそ究極の私たちの希望である(Rom 8:19-23)。

参考:

追記:アメリカではスーパーソルジャーの開発がなされているようだ。DNAを操作したトランスヒューマン。昔、ゴルゴ13に対抗可能なスーパーマンをCIAかなんかが作って彼と対決したが、ゴルゴ13に弱点を突かれたというストーリーがあったが、これも現実化するのだろう。

*1:これは時空連続体の中での永遠ではない。時間と空間に縛られない世界である。

Dr.Lukeの一言映画評

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本日は先行ロードショウと言いうことで、夜の部を。夏の夜は独特の解放感があるもの。で、作品は人類が創造主と出会うと言う『プロメテウス』。

巨匠リドリー・スコットが迫る、人類最大の謎

「人類はどこから来たのか?」人類が長年にわたって追い続ける、人類史上もっとも深遠でかつ根源的な謎。2089年、地球上の古代遺跡からその答えを導き出す重大なヒントを発見した科学者チームは、宇宙船プロメテウス号に乗り込んである惑星へと向かう。2093年、惑星にたどり着いた彼らは、人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を目の当たりにすることに。人類誕生の真実を知ろうと調査に没頭する中、思いもよらない事態が起きる。

との前評判にかなり期待をして観た。・・・で、結果は?そう、あれ、アレのdéjà-vuが・・・以下略。あとはご自分でどうぞ・・・。

と言うわけで、Diana Krallを流しつつ、横浜の夜のドライブで締めてきた次第。

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