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Dr.Lukeの一言映画評

リチャード・ギアの『顔のないスパイ』。リチャード・ギアとマーチン・シーンが実に渋い。私の目標だ。

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ワシントンで起きた上院議員殺害事件。その手口から捜査線上に浮上したのは、すでに死んだと思われていたソビエト伝説のスパイ“カシウス”だった。犯人はカシウスなのか?そして、彼は生きていたのか?事件の真相を解明するため、CIAは、一度は引退した冷戦時代の元諜報員ポールと、仕事への情熱に溢れる若きFBI捜査官ギアリーでチームを組んで捜査にあたらせる。捜査が進むにつれ、明らかになるカシウスの正体。だがそこに浮かび上がったのは、まさにチームのリーダー、ポール本人の姿だった…。

誰が味方で、誰が敵か。まことに現代的なモチーフ。世は偽りのマトリクスなのだ。目で見えるものに欺かれることなかれ(2Cor 4:18)。物事には裏の裏のまた裏があるわけだ。"カシアス"を追うカシアス。ドッペルゲンガー現象のごとく、"自分"を追うFBI捜査官。が、事の真相は二重にひっくり返される。真実の在処は・・・?

ちなみにHal Lindseyがハリウッドのロジックについて論じている。加えて、先に紹介したニューズウイーク誌のクリスチャンに対する迫害の記事についても触れている。

さらに、今年のグラミー賞のイベントの光景を見て欲しい。まさに悪魔礼拝の儀式だ。ホイットニー・ヒューストンの死の疑惑も。いずれNWOへとつながる。

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まことの真実は、真理は、ただ御言葉にある。クリスチャンは御言葉を語る者であり、御言葉は決して鎖に繋がれることはなく、ますます増え広がるのだ(Acts 12:24)。対する空中の権をもつあの者は御言葉が語られることをもっとも恐れるのだ。敵はあらゆる欺瞞的思弁により御言葉を人の言葉に貶めようとしている。しかしその不毛な試み自体が、実は自分の良心が御言葉の権威を認めている証左なのだ(苦笑)。「神がいなかったら無神論者もいなかったであろう」と誰かが言ったそうだが、まことに同じだ。今こそ、自らの口を開いて語れ、兄弟姉妹たち。

Dr.Lukeの一言映画評

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まさに現代を描いた作品、『TIMEタイム』。

通貨の代わりに“時間”が売買される世界に青年が挑戦!

近未来か別の世界か。そこではお金の代わりに“時間”が通貨として売買される世界だった。25歳になった時から体内時計が余命の時間を刻んでいく。スラムゾーンに住む青年ウィルは余命あと23時間だが、偶然、ひとりの男から100年分の時間をもらい、富裕ゾーンに入りこむ。そこでは、半永遠の命を持ち贅沢な生活を送る人々がいた。ウィルはそこで富豪の娘シルビアと知り合う。しかし、時間の秩序を守る監視局員たちがウィルを追跡していた。

帰って温泉に浸かりつつ、つらつらと考えた。なるほど実に面白い設定だ。寿命が時間に換算される。その時間が通貨として流通する。この世界では時間を溜め込んだ者たちが富裕層とされ、貧困層はまさに自分の生命を保つために、時間を削って日々を生きる。それはすなわち生命を削ることになるのだ。なんというジレンマ。すでにその二分化社会が固定化している。つまり生まれで人生、否、寿命が決まるのだ。ところが富裕層の千年も時間を蓄えた者たちは人生に倦み自殺する。あるいは10年分をプレゼントされた貧困層の者は1年分の酒を飲んで死ぬ。また仕事に入れ込み、自分の生きる意義を保とうとする警官は、時間のチャージを忘れて職務執行中に死ぬ。いや、まことに現代の光景そのものではある*1

しかし実際、貨幣経済の現在においても本質は同じだ。自分の生命を保つために、時間と労力を投資して貨幣*2に変える。その貨幣を生命を保つための食料などに変えるのだ。結局削られているのは生命そのものだ。かくして生命を維持するために生命を投資する(ゲインはない。つまり消耗だけ)というジレンマが今の社会経済システムである。これは旧創造を神が呪われたことによる(Gen 3:17)。まことに主が言われるとおりだ:

そして人々に言われた。「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」
それから人々にたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作であった。
そこで彼は、心の中でこう言いながら考えた。『どうしよう。作物をたくわえておく場所がない。』
そして言った。『こうしよう。あの倉を取りこわして、もっと大きいのを建て、穀物や財産はみなそこにしまっておこう。
そして、自分のたましいにこう言おう。「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」』
しかし神は彼に言われた。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』
自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです。」-Luke 12:15-21

クリスチャンは貨幣制度下にある資本主義経済によって生きるのではない。まことにパンだけによらず、神の言葉によって、とあるとおりだ。かくして真の富裕層とは誰なのか?お薦めできる作品だ。

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ちなみに今週の"TIME"ではなく、『ニューズウィーク』の特集が面白い。Facebookから情報が売られている!一部の陰謀系ではiPhoneやgoogle、さらにFBなどから情報が抜かれていることが囁かれていた。これがメインストリームでも報道される時代となったわけだ。しかしある人の指摘するところは、これがさらなる情報戦略である可能性があるわけだ。ある意味、警察監視国家の既成事実の宣言でもある。いずれにしろ、FBなどにおいては自らの「情報」を売って、刹那的な何かを買っていると言えるのだ。加えて、クリスチャンの迫害の時代となっている報告も面白い。前にも書いたがアメリカには強制収容所と膨大な棺桶がすでに用意されている。誰のために?

*1:今、DVDで『ハゲタカ』を観ているが、そのコピーは「人生にはふたつの悲劇がある、ひとつはカネのない悲劇、ひとつは金のある悲劇」だ。
*2:貨幣制度のトリックについてはすでに紹介した"THRIVE"をご覧いただきたい。一万円札の実質原価は22.2円なのだ。すでに金の裏付けもない貨幣制度そのものがバブルであり、さらに加えて信用創造によるバブルが作られる。そのバブル部分を埋めているのが時間と生命を売る労働者の労働価値なのだ。かくしてこの世の君サタンは神の最高傑作である人間からあらゆるものを搾取する。彼はまことに「盗み、殺し、滅ぼす者」であるが、あの方はいのちを無制限にチャージしてくださるのだ(John 10:10)。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一冊

体は完全に休暇モード。実にゆったりと脱力モードを楽しんでいる。ただし、花粉がそろそろキテいるようで、朝のジョッギングができない。屋内でアンクルウエイトをつけて"ジョッギング"だ。

で、映画は、前のスウェーデン作のハリウッド・リメイク版、『ドラゴン・タトゥーの女』。

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聖書のレビ記の言葉に従って犯罪が行われる。かなり闇の成分が強い作品。明らかに聖書をまともに信じることは狂気や妄想を生むという誘導が見られる。これ以上は語る必要もないだろう。

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そして本日の一冊は、やや過激なタイトルに目を惹かれ、思わず買ってしまった。『原爆の秘密 (国内編)昭和天皇は知っていた』。先にルーズベルトが日本を真珠湾へと誘導したことが公文書から明らかになっているが、では終戦のあり方はどうだったのか。ニッポンキリスト教左派でも昭和天皇の戦争責任追求だの、靖国参拝反対だなのと、まことにハマルティアな運動もあるのだが、あの東京裁判史観によるアメリカの対日工作(WGIP)にまんまとハメられているわけだ。

本書によると、原爆を投下する以前に天皇による終戦宣言を出させない工作がなされたというわけだ*1。前にも書いたが、私の学位論文の指導をいただいた増山元三郎先生は原爆被害をGHQとと共に調査し、同氏の導入したFisherによる推測統計学の有効性を証明し、朝日賞を受賞。さらに品質管理を高めた功績でデミング賞を受賞された。その調査のあり方から見ても、アメリカ側はすでに実験計画を立てており、しかもあえてウラン型とプルトニウム型の二種の原爆を用意して、人体実験を行なったことは間違いない。そのためには天皇をもとり込んでいたというわけだ。ちなみに天皇自身も原爆投下はやむを得なかったとされている。

今TBSで放映中の『運命の人』のモデルは先に紹介したが、沖縄返還にあたって原状回復費の400万ドルをニッポンが肩代わりする密約の存在が証明されている。さらに非核三原則も非常時には破る密約の存在も証明された。沖縄は、いわば、金で買われたのだ。今回の天皇の事前原爆認知説が正しければ、まことにニッポンは天皇にまで売られたことになる。それにしても岸元首相がCIAの工作員であることや、自民党が米から資金を得ていたことも明らかになっている。私が何度も指摘しているとおり、わがニッポンは政治、軍事、経済、そして倫理の四面で去勢された国家、ゆえに主権国家たり得ないのだ。その仕上げが民主党。果たして彼らは何を売ってしまったのか。あるいは金で何を買ったのか。いずれ明らかになる。

参考:米国戦略爆撃調査団報告 広島と長崎への原爆投下の効果

*1:当時の国防長官フォレスタルの回顧録によると、原爆を使うためにトルーマンが終戦を先送りしていたとする説もある。前にも紹介したかもだが、『原爆を投下するまで日本を降伏させるな―トルーマンとバーンズの陰謀』を紹介しておく。

Dr.Lukeの一言映画評

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ウイレム・デフォーの『ハンター』。

傭兵マーティンはバイオテクノロジー企業から、絶滅したはずのタスマニアタイガーの生体サンプル入手の仕事を請け負う。タイガーの生存情報を入手した企業は、凄腕のハンターでもあるマーティンに依頼し、その遺伝子情報を独占しようとしたのだ。ベースキャンプとなる家には、幼い姉弟と寝たきりの母親ルーシーがいた。子供たちの父親は数ヶ月前に森で消息を絶ったままだった。森と家を往復し、タイガー捜索を続けるマーティン。やがて彼は手がかりをつかんでいくが…。

作品のモチーフは絶滅種と言われるタスマニア・タイガーのDNAを採取すると言う、実に近代的な設定だが、ストーリーはかつての『シェーン』や、ヴァン・ダムの『ボディ・ターゲット』と通じる。父親不在の母と娘と息子の家庭に関わる孤高の無法者が、家族の愛情に目覚めていく。孤高の傭兵マーティンも、真実を知ると、独り山に篭もり孤独なタイガーに自分を重ねる。その自分を彼は自らの銃で・・・・(撃ったのか、撃たなかったのか、これはヒミツ)。生計を立てるためには、環境を破壊することは不可避。そのエコ信者と現地の生活者の葛藤も描かれている。荒涼たる光景が実に美しい。

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それにしてもウイレム・デフォーはこの手の役がピッタリだ。ややサイコ的にして孤独な人物を演じた、オリバー・ストーンの出世作『プラトーン』で悲劇的な最期を遂げるエライアス軍曹役が光った。テイラーがヘリの上からベトコンに追われる味方を発見する。しかし時、すでに遅し。軍曹は両手を上げて銃撃される。

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こちらはヴァン・ダムの『ボディ・ターゲット』。原題は"Nowhere To Run"。直訳すると「逃げ道なし」だ。

これは94年に北海道行きのフェリーで観た作品。あの頃は東京湾を夜出航し、船中で2泊する贅沢なことをやっていた。で、このタイトル、こちらにても発見。そう、何と、今のわがニッポンそのものではないか!?

果たしてわがニッポンは世界のタスマニア・タイガーの運命を辿るのだろうか。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一冊

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映画のポイントが貯まりタダ観で『麒麟の翼 劇場版・新参者』。一人の会社の管理職が刺された後、8分間も歩いて日本橋の麒麟の像の下で死んだ。彼の手から放たれた白い折り鶴。所轄刑事の加賀はその被疑者側の家族と被害者側の家族に丁寧な捜査をするうちに、3年前の一つの事件がクローズアップされる。そこに隠された真実が、巡り巡ってこの事件につながる。・・・というわけでネタバレできないので、あとはご自分で。

背景にある格差社会。福島から希望を持って上京した若い男女が、非正規雇用の貧困の中でこの事件に巻き込まれる。その二人の生活を通して今のニッポンの悲惨が描かれている。一方で会社の管理職の恵まれた家族も互いの薄い関係性に気づく。が、その父親が息子に送った隠されたメッセージが救いとなる。東野圭吾はこういった社会を推理小説の中に巧みに描き込むの上手い。若干の設定の難点も感情移入によってかき消されてしまうのだ。ただ券で観るにはちょうどいい。

しかしこのデータを見るとわがニッポンの現状と将来に戦慄を覚える。まずは人口の推移と、人口ピラミッドの形状の推移予測だ。諸問題の根底にあるのはこの少子化。何ゆえに女性が子供を生まない/生めないのか?

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そして企業側も非正規雇用で成績を上げようとする。私の知り合いで若い頃外資系に勤めかなりの給料を取っていたが、人生に疑問を覚えて退職し、しばし引きこもり、主イエスに出会い、派遣と契約を7年間やって、50代を目前にして最近ようやくある大企業の正規職を得た兄弟がいる。彼は独創的な仕事が認められたのだが、その時に応募した人員は、なんと90名。で、正規雇用されたのが2名だったそうだ。これが現状。20代では47%が失業中か非正規雇用だそうだ。

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正規か非正規かで次のグラフにあるとおり、結婚も左右される。この映画でも、社会において学歴も何も持たない裸同然の若いカップルが、子供を産んで家庭を維持することがいかに困難であるか描かれていたが、もう一度根本的なパラダイムシフトによって、昭和30年代に帰る必要があるのかもだ。あの頃はみな裸一貫で生きていたのだ。

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そして本日の一冊は、私の好きなエコノミスト、藤巻健史氏の『世界経済「大動乱」を生きのびよ』。

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同氏とはちょっとしたからみがあるのだが、まあ、それは置いておいて、同氏の主張は円安によって経済を立て直すべきだとするものだった。私も同意していたが、同氏はこれだけ財政赤字が積もるともはや遅いと指摘。ここでも何度も言っているが、年収400万の世帯が1億の借金を抱え、新たに400万づつ借金を増やしているのが、我が国の実情だ。同氏はもはや制御不能(アンコントローラブル)と結論。しかし米経済はいぜんとして強く、中国も世界の工場であり続けるとし、ニッポンとEUが崩壊すると予測している。究極的に財政破綻した後、ニッポンが生きる道は大幅円安を武器とする以外にないとする。誰かが言っているところの「アンコントローラブル」なる単語が書かれた帯に惹かれて買ってしまった。

追記:

1.あのゴールデンカップル、三浦百恵夫妻の息子が準主演なのだが、彼はなぜか精彩というか、オーラを欠いている。リポDのCMでもパッとしなかったが。あの美男美女を両親にもちつつ、不思議だ。

2.低所得者ほど生活習慣に問題があるとの調査結果が・・・。

時事通信 1月31日(火)17時2分配信
 世帯所得が年200万円に満たない人は、比較的高い収入のある人に比べて野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活に問題がある傾向があることが、厚生労働省が31日公表した国民健康・栄養調査で分かった。
 調査は国民の食事や生活習慣を把握するために毎年行われ、今回は初めて所得との関係を調べた。厚労省は「低所得者には生活を改善する時間的余裕がないとの指摘がある。これまでは健康増進のために個人の行動を変えようとしてきたが、今後は社会環境の整備も必要だ」としている。


Dr.Lukeの一言映画評

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クリント・イーストウッド監督、デカプリオ主演の『J・エドガー』。泣く子も黙るFBIの初代長官として50年に渡り大統領や要人の秘密を握り、権力を行使した男の自伝を口述筆記する回想の設定。ポイントはこちらによくまとまっている

約50年にわたりFBIの長官としてアメリカの権力の中枢に君臨し、名声とともに悪評も高い男、J・エドガー・フーバー。この一人の孤独な男の生涯を、名匠クリント・イーストウッド監督が描き出した。J・エドガーを演じるレオナルド・ディカプリオは、特殊メイクも取り入れながら、20代から77歳までの彼を見事に演じている。実際のJ・エドガーの私生活は謎に満ちていたが、現存するすべての資料を入手したという製作陣は、彼を、母の期待に応えようとして自分を抑え、権力欲を肥大させていく男として描く。彼の母を演じるジュディ・デンチの迫真の演技も素晴らしい。J・エドガーを支え続ける部下を演じたアーミー・ハマー、ナオミ・ワッツも特殊メイクで役作りに挑んでいる。

権力にこだわる人間は大抵どこかが病んでいるもの。前にデカプリオが好演した飛行機王のハワード・ヒューズを描いた『アビエーター』とも通じる設定。母親がその人格に影を落とし、母親に貶められる面と、あなたはいつか国家の権力者となるとの予言に板挟みになるのだ。いわゆるダブル・バインドの病理。この自分の弱さを逃れるために権力に病的に固執する。しかしフーバーが女性恐怖症であり、ホモだったとは!?その女性を愛せない半人前性を補償するために、さらに権力の階段を登るのだ。

FBIの創設により個人情報が集中管理されるようになった現在、誰もが国家から監視されていると知るべきであろう。フーバーの根底にあるのは、誰も信じることができないという猜疑心だ。パラノイドの病理であり、彼もこれで精神を病む。その故にトルソン副長官と特殊な情緒関係を持つ。かくして今日、アメリカは監視・警察国家となり、いずれFEMAなどによる統制がしかれる。アメリカでは現在、国家に軍備が敷かれているのだ。いつもの井口博士も紹介してる。

いずれNWOなどへつながる。下の記事にXさんがコメントを下さっているが、私は決して砂糖まぶしの"希望"などは語らない。「あるがままのあなたが神さまのVIP」とか「あなたは愛されるために生まれた」・・・、こういったアダムの系列にある者に対する「砂糖まぶし」の欺瞞、ニッポンキリスト教の得意技だ。それは信徒様を囲い込みたい牧師さまの思惑による。甘えと自己憐憫に病んだニッポンキリスト教徒を量産し、後の災いの種とするだけ。しかし私は徹底的に絶望を語る。アダムにある存在は決して、永遠に、どのように繕っても、聖書や神学を深く学ぼうとも、断食祈祷しようとも、デボーションをいくらしようとも、被災地を見舞おうと、福音を語ろうと、献金や奉仕をいくら捧げようと、絶対に改善することは出来ないのだ!まずこの徹底的な絶望を知る時にこそ、あの十字架が光る。

イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。-John 3:5-6

アダムにある要素は善であれ、悪であれ、神の国に入ることは絶対に不可能。死を経る必要があるのだ。そしてよみがえった存在、すなわちキリストの内にある要素のみが永遠の国に入るのだ。ここをテキトーにごまかすニッポンキリスト教は呪われよ、否、すでに呪われている。それは人々を滅びへともたらす恐るべき罪であると知るべきだ。彼らは最も重い裁きを受けることであろう。なぜならイエスの名を騙る霊的な詐欺だからだ。大川隆法の名を用いる人々の方がまだましなのだ。

これから人類の罪は満ちる。その罪が積み上がるとき、人類の悲惨がみちる時、もう絶望の中にしか自分を見い出せなくなるとき、栄光の主イエスは来られるのだ。

彼女の罪は積み重なって天にまで届き、神はその不義を覚えておられるからである。-Rev 18:5

終末の色が濃くなる今この時に、徹底的に「死と復活の原則」によって歩む者のみが、神の国を相続し、その特権を味わうのである。それがCUBEの中の生き方である。

Dr.Lukeの一言映画評

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ALWAYS 三丁目の夕日'64』。シリーズ第三作。シリーズものは徐々に質が落ちるが、今回も、まあ、そこそこよかった。ストーリーはよくあるものとしても、昭和30年代が実に懐かしい。私は5歳まで東京の大森育ち、オヤジはまさに鈴木オートのおやじさんと同じ自動車整備士だったのだ。周囲は昭和の郷愁に浸りたいやや高齢層。隣のおばちゃん二人組が映画館と茶の間の区別がつかないようで、べちゃくちゃとうるさいこと。若い子たちも電車の中で化粧するのも当たり前だが、この年代も公共の場が理解できないようだ・・・。

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ちなみに今日の日経夕刊によると、個人消費の44%が60歳以上により、その額101兆円!GDPの60%が個人消費だから、わがニッポン経済はまさにこの世代の経済活動によるわけだ。30、40代は、今、過酷な労働条件下にあるようで、『プレイボーイ』誌などでも「若者に将来はない」的な特集を組む時代。4人にひとりが65歳以上のわが国。まことにこの映画の頃は何気に将来がバラ色だったなあ、とやや今日のニッポンの現状に思いを馳せつつ、懐かしむ自分がいたりするのだ。

[世] 日本の名目GDPの推移(1980~2011年)

で、いつもバブルのクリップで恐縮だが、87年のこの映画も面白かった(この頃、私はマンション購入計画を開始した)。匂いがまさにバブルの匂い。映画の中で出てくるショルダー型のケイタイ電話が実にゴッツイ。・・・しかし、ニッポンはすでに終わりつつある。あの時代には決して戻れないのだ。この映画の最後の方で、権堂商事の社長が子供たちの無邪気に遊ぶ姿を見てぽつりとつぶやく、「心は安らかな方がいい・・・」と。そう言わせた伊丹監督は、私の懸念のとおり、自死してしまった。ある意味予言的な映画だった。

追記:ニッポンは貧困率15.7%(2007年)。OECD諸国中でも上位。

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貧困率の定義や計算法はこちらを

かくして貧困率の推移をみると、ニッポンは着実に"豊か"になっているのだ!

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Dr.Lukeの一言映画評など

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オダギリ・ジョーとチャン・ドンゴン(極私的にはけっこう好みの俳優だ)の『マイウェイ、12,000キロの真実』。『ブラザーフッド』などもそうだが、韓国映画の実力侮りがたし。ノルマンジー上陸の場面は『プライベート・ライアン』を意識しているが、迫力とリアリズムは十分に匹敵する。二人の友情と裏切り、そして憎悪。最後の場面で救われる。こういった作品は人の薀蓄を読むより、自ら観るもの。観て損はない。

*  *  *

こちらのクリップはちょっと気になる。以前の串田氏の電磁波による地震予知の手法と同じ。北大の森谷教授の追試でかなりの精度を得ているようだ。私的には語るべき事は示されていないが、十分に注意すべきだ。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一枚

朝の走りが実に爽快だ。冷たい風に肌を刺されつつ、内側から温まる。帰ってきての熱いチャワーがまた最高。

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で、午前はプールとサウナ。午後は映画。スピルバークの『リアル・スティール』。

2020年、ボクシングは、生身の人間ではなく高性能のロボットたちが闘う競技になっていた。元ボクサーのチャーリーは、ロボットの賭け試合などで生計を立てていた。ある日、かつての恋人が亡くなり、その息子・マックスがチャーリーの元にやって来る。部品を盗むために忍び込んだゴミ捨て場で、マックスはATOMという旧型ロボットを見つけ、家に持ち帰ってきた。マックスはATOMをチューンナップし、試合に出場する事を決意する。

どこかで見たぞ、と思っていたら、要するに『ロッキー』のロボットバージョンだ。ドラゴとの対決を彷彿とする。いや、『ロッキー・ザ・ファイナル』か。試合には負けるが、実質的な勝利を得る感動など。この手のモチーフを日本で作れば実にちんけなモノになるのだが、さすがスピルバーグだ。マジで感動する。ダメおやじ役をX-menのヒュー・ジャックマンが好演。ボディは相変わらずのマッチョ。今の閉塞した壊れ行くニッポンにあって、カタルシスを求める人にお薦め。

*  *  *

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本日の一枚は、最近気に入っているオランダのJazzy singer, TRIJNTJE OOSTERHUIS(とても読めない)の"WE'VE ONLY JUST BEGUN"。艶やかにして伸びのある、しかしsmokyなヴォイスが魅力。2枚組で1,800円!前にも書いたが、私のfavoriteな女性ビルダーのCory Eversonに似ているのだ。

で、今年も許される限りはRoppongiやMotion Blueに出没する予定。またあすからセレブを再開しますので、そこんとこヨロシク!

Dr.Lukeの一言映画評

午前のプールとサウナは木曜日に移動というわけで、午前はぼーっと過ごし、午後から映画。

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実は先週はトム・クルーズの『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』、今週は『連合艦隊長官山本五十六』。

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『M:I』はシリーズ4作目にも関わらず、実に新鮮で、かなり楽しめる。アクションは全てトム・クルーズが自演、50近いにも関わらずバディもできている。ストーリーも終末を意識したもの、かなりリアリティがある。

『山本五十六』は役所広司が抑えた演技を淡々とこなしたドキュメンタリー・タッチ。彼の人生が明治以降の日本の戦時史と見事に重なるわけ。「真珠湾」もルーズベルトのシカケだったことが公文書で明らかになった2011年にふさわしい作品かもだ。日本の敗北を決定した「ミッドウェー海戦」の不手際なども、どうも何かシカケがあると思われてしまうのだが・・・。今の時期、意図せざるとも戦争は開始されてしまう歴史の不条理を冷静に描いていた。

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そして本日の一冊、『零戦と坂井三郎』。DVD付きのグラフィック。坂井氏の『大空のサムライ』などは中学の頃熱狂したもの。彼が太平洋上で頭に被弾、目が見えず、意識も朦朧としつつも、千キロの飛行を勘だけで基地に戻る記録などは、血のニオイまでも漂う現実感があった。従軍慰安婦問題や南京大虐殺などに関する彼の証言も貴重だ。アメリカは零戦の性能に脅威を感じ、戦後航空機をニッポンに作らせなかった。しかし「はやぶさ」で分かるとおり、わが国のテクはNo.1なのだ。が、精神的には去勢されたこの国家。すでに立ち得ない。

ちなみに最近誘拐されたと噂されているベンジャミン・フルフォード氏が次のようなメッセージを出している。かなりアブナイ雰囲気を醸しているのだが・・・。

Dr.Lukeの一言映画評

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プールとサウナは木曜日に移ったので、午前はマッタリと。午後からは映画。『源氏物語 千年の謎』。

叶わぬ愛が、その物語を綴らせた─ミステリアスで華麗!未曾有の平安王朝絵巻

平安王朝の時代。才女との誉れ高い紫式部は、時の権力者、藤原道長の娘、彰子の女房として宮中に仕えていた。娘を中宮にし、権力を振るいたい道長は、帝の心が娘に向くよう、紫式部に物語を書くよう命じる。式部が綴る「源氏物語」の主人公・光源氏は輝く美貌と雅やかさで、宮中の女性を夢中にさせる。物語は見事、帝の心を掴み、晴れて彰子は帝の后となる。道長の野望は叶った。しかし、それでも式部は物語を書き続けるのだった。

当初は命じられて書き始めた物語だったが、その目的を達成して、なお紫式部は書き続ける。何故?そう、彼女の秘められた道長に対する愛と嫉妬が、現実と虚構の境目を失わせるのだ。かくして彼女自身の内面が作品の登場人物に投影される。その虚構の人物があたかも生霊として、彼女を蝕むのだ。このことに気がついた陰陽道の安倍清明。時空間を超えた陰陽道士と生霊との戦いに入る。

・・・というわけで、ニッポン版ハリーポッター。前に『ミラー』を紹介したが、鏡の向こうの"事実"が、現実に事実となるという話。しかし、これはあながちファンタジーではない。現代がまさにそうなのだから。何度も指摘しているとおり、霊的領域での相克がそのままに現実に現出するのが現在の状況だ。イデオロギーや思想、すなわち人間の浅知恵を超えた、まさに『聖書物語 六千年の謎』が展開しているのだから。霊的存在の思い・感情・意志が人間の魂(思い・感情・意志)において再現される。これが諸々の社会現象として私たちが見るところなのだ。このゆえに魂は、「鬼が云う」と書かれる。ユダはここで自らの破滅を招いたのだ。

夕食の間のことであった。悪魔はすでにシモンの子イスカリオテ・ユダの心に、イエスを売ろうとする思いを入れていたが-John 13:2

私たちはこのようなファンタジーなどには十分に注意する必要がある。私たちの魂の思いを敵に支配されるならば、容易に敵の道具とされるのだ。故に主は言われた:

では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。
これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます
救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。
すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。-Eph 6:14-18

そこで十字架。十字架にあって、御霊は御言葉を用いて霊と魂を切り分ける。この切断あるいは分離こそ、私たちをあらゆる敵の欺瞞から守るのだ。しかし、ニッポンキリスト教はもちろんこと、世界的にも、ヒューマニズムなどで切断を回避するキリスト教は敵の欺きによって背教に落ち、自ら神の敵となる。そしてあの者が出現するのだ(2Thes 2:3)。これも歴史の必然。私たちはそれを目撃しつつあるのだ。

神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。
造られたもので、神の前で隠れおおせるものは何一つなく、神の目には、すべてが裸であり、さらけ出されています。私たちはこの神に対して弁明をするのです。-Heb 4:12-13

霊と魂の分離について

Dr.Lukeの一言映画評等々

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午前はプールとサウナ。午後は映画の巡航モード。作品はスティーヴン・ソダーバーグの『コンテイジョン*1。マット・デイモン、ケイト・ウインスレット、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウといった主役級役者があたかも端役のように淡々と演じている。昔の『アウトブレイク』のような盛り上がりがないままに、淡々とCDCのドクターたちによる感染経路の特定から対策までをドキュメンタリー・タッチで描く。大衆が見えない恐怖に対してマスクで対応する姿はわがニッポンを彷彿とする。かくして、淡々とした展開がかえってリアリティがあって、後ろの席から聞こえる「ごほっ、ごほっ」に過敏に反応してしまう。

不安に煽られた大衆は、CDCや政府は真実を隠しており、信頼できないとして、アクセス数を誇るペテン的個人ブロガーのいい加減な情報に頼る。うーん、どこぞでも起きていることだ。かくして全世界の10%が感染する予測の中で、ついに軍隊が出動、さらにFEMAが出てくるのだ。これがかなり怖い。現在のアメリカのOCCUPY運動は結局アメリカを警察国家とし、いずれFEMA CONCENTRATION CAMPなるものも出現すると言われている。まだまだ感染症もアウトブレイクがあり得るし、ハリウッド映画は『ノウイング』などをはじめ、ある面で予言的なのだ。ウイルス感染よりも恐れやデマの感染と蔓延が怖いのだ。

*  *  *

ドイツがEU崩壊後の青写真を提示。

An intrusive European body with the power to take over the economies of struggling nations should be set up to tackle the eurozone crisis, according to a leaked German government document.

The memo will prompt fears that Germany's euro crisis plans could result in a European super-state with spending and tax plans set in Brussels.

The six-page memo, by the German foreign office, argues that Europe’s economic powerhouses should be able to intervene in how beleaguered eurozone countries are run.

The confidential blueprint sets out Germany’s plan to tackle the eurozone debt crisis by creating a “stability union” that will be “immediately followed by moves “on the way towards a political union”.

It will prompt fears that Germany’s euro crisis plans could result in a European super-state with spending and tax plans set in Brussels.

The proposals urge that the European Stability Mechanism (ESM), a eurozone bailout fund that will be established by the end of next year, should be transformed into a version of the International Monetary Fund for the EU.

The European Monetary Fund (EMF) would be able to take full fiscal control of a failing country, including taking countries into receivership.

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The German plan begins with a proposal to create “automatic sanctions” that could be imposed on euro members spending beyond targets set by the European Commission. Germany is demanding that if euro rules are “consistently violated”, it should be able to demand action from the European Court of Justice.

Germany, Finland, Austria and the Netherlands would be able to ask EU courts to impose sanctions, from fines to the loss of budgetary sovereignty, to protect the euro.

The memo states the EMF would be given “real intervention rights” in the budgets of euro members who have received EU-IMF bailouts.

Open Europe, a think tank, has called for Mr Cameron to demand concessions from Mrs Merkel in exchange for the plans, which need the consent of all 27 EU countries, giving Britain a veto.

*1:contagion:接触伝染病

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