Big Prayer
- 2015/05/15 10:30
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:信仰
- Tag:祈り, ウォッチマン・ニー
W.ニーの『Powerful According To GOD』はこれまでのニーのイメージを崩すものだ。実は、これ、ニーのメッセージの中から祈りに関するものをコンパイルしたものだが、実に新鮮。ニーの書物はどちらかというと内省的あるいは観想的、また神秘主義的な色彩が強いが、本書は実に具体的かつスケールが大きい。
鍵は、エクレシアは神の願いと力のアウトレット。すでにキリストとともに座にいるエクレシアが神の意志を祈り出すとき、神は地上にご自身の知恵と力を放出される。エクレシアが祈らないのであれば、神は地上でみわざをすることができない。要するにエクレシアは天のポータル(門)なのだ。そこから神の国のいのちと力が流れ出るパワーポイント。私たちの祈りが神に受け入れられ、それがかなうとき、私たちの喜びであり、父の栄光である。そして、忘れてはならないのは、サタンの損失なのだ!私たちが得るれば得るほど、サタンは恥と損失を被る。
善良な人は子孫にゆずりの地を残す。罪人の財宝は正しい者のためにたくわえられる。-Prov 13:22
だ*か*ら、ビッグ・プレイヤーを祈れ!・・・とニーは勧める。力のないもの、富のないもの、知恵のないもの、何ら取り柄のないものが、ビッグ・プレイヤーを祈るとき、神は応える。ジョージ・ミューラーも言っている、大富豪に対して、1ポンド程度を求めるのは失礼だと。神は全宇宙の大富豪、すべてを所有される。その神がキリストにあって用意してくださったわれわれの天の口座から引き出すのだ。ミューラーの働きはこの御言葉から始まった。
あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう。-Ps 81:0
これって、ただポカンと口を大きく開けてぼた餅が降ることを待つこと?ノー、それはアホでしょ。求めよ、探せ、叩け!これが祈り。だから声を上げて祈れ。神はすべてをご存知だから祈る必要はないとする向きは勘違いしている。イエスが地上でもし黙ったままだったら、私たちは救われたであろうか?銀行に出向いて窓口で意志表示しなければ、口座から引き出せないだろうに。それと同じ。御言葉を宣言し、祈りで心のうちを注ぎ出すとき、天の口座を開く。
わたしがあなたがたに話した言葉(レーマ)は霊であり、また命である。-John 6:63
これは私たちの霊を開くことなのだ。そこから限りない天の資産が流れるのだから!イエスご自身こう生きられたのだ。
キリストは、その肉の生活の時には、激しい叫びと涙とをもって、ご自分を死から救う力のあるかたに、祈と願いとをささげ、そして、その深い信仰のゆえに聞きいれられたのである。-Heb 5:7