Dr.Lukeの一言映画評-『スプリット』

昔の用語で多重人格障害(MPD)、今の用語では解離性同一性障害(DID)。セルフの病理の究極的形だ。23人の人格を持つ主人公による3人のJD拉致犯罪。衝撃のラスト!

って、これ、かつて一躍有名になったビリー・ミリガンがネタ元?彼も23人の人格を持ち、最後に24人目の統合人格が現れるのだが。実在の人物で子供のころから叔父によって精神的および肉体的虐待を受けていた。この映画でも同じ。

ラストがちょっと意外な展開のはずだが、極私的には途中で見えてしまった。しかし鉄格子をも曲げる力を持つ24番目の人格ビーストは、ジーザスが対峙したゲラサ人を彷彿とする。DIDには霊的要因がかなり絡んでいる。が、セキュラーなメンタル医にとっては???な領域であろう。

この方面がお好きな方にはおススメ。

 

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