世はすべからく浮世狂言-信用創造なる幻想のメカニズム-

スルガ銀行で不正融資とか。が、融資はそもそも幻想。その仕訳は<貸付金/現金>ではなく、<貸付金/預金>だ。100万の現金があれば準備率の逆数倍まで貸し出せる。10%なら1,000万だ。それは書類上の数字に過ぎない。大衆はそのメカニズムを知らないから借金する、すると世の中にマネーが回る。

ちなみに現在の日銀券発行残高は100兆程度(☞日銀財務諸表)。なのに個人金融資産は1,500兆。これは幻想で膨らんだもの。それは元々ナイ! 日銀は国債をGDPを超える規模で引き受けて当座預金にマネーを流し、マイナス金利にしても、マネーが回らない。2%のインフレが起きないのだ。それは大衆の心理が冷えているし、大企業は内部留保(タンス預金)してるから。経済は心理学、大衆の心を温める必要があるが、そもそもの希望が見えない。

一方の借り手は汗水流して現金を作って返す。利息分は幻想の数字に対してかけられる。これを誰かが負担するのだ。ゆえに10人の借り手がいたら、全員は返済できない。誰かがポシャってその分が他の金利負担へと回る。

かくして聖書が語るように、借り手は貸し手の奴隷となる(Prov 22:7)。本質的に銀行は合法的詐欺なのだ。・・・と、かく言うぼくも知らなかったから7.5%の金利にかかわらず借金したのだが(若気のいたり)。信用創造と2%インフレの必要性についてはこちらを-

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