
日本基督教団信徒、新年は神社で柏手を叩きつつ、天下に名をとどろかす同教団富士見町教会で藤盛勇紀センセイのお説教を受けてまいったこの御方、ひたすら増税をもくろんで邁進中。まさに現代ニッポンを象徴するご尊顔ではある。
- 最悪レベルの「エンゲル係数」が高齢者の生活を圧迫…ますます広がる“老後不安”の深刻度
- 物価高・円安で生活が苦しい日本 増税も検討されているいま、どこに視点を置けばよいか識者に問う #税収最高なぜいま増税
ついにエンゲル係数が問われる時代になったニッポン。ジニ係数(収入の不平等性を表す指標)は再配分(税と社会保障費を取る)前が0.56、後が0.37で、暴動が勃発する臨界値0.4をなんとか割ってる。成長率は世界的にビリ。

これで分かるのはマネーの供給量が足りないため、マクロで成長できないまま、ミクロではマネーが一部に偏って貯留しているわけ(ジニ係数大)。身体で言えば、体のサイズは変わらいなまま末梢血管に血液が回らず、浮腫が生じているのだ。

緊縮財政による30年間のデフレで供給力(生産力)が棄損され(モノが売れないから生産資源を廃棄する)、物の供給が縮小しているために、需要に追い付かなくなっている。つまり円安で資源価格が上昇したためのコストプッシュ・インフレに加えてサプライロス・インフレが起きている。要するに物価は上がるが賃金は下がる、インフレは起きているがマクロ経済は縮小しているわけ。

かくして物価上昇率がはるかに実質賃金上昇率(=名目賃金上昇率ーインフレ率)を上回るため、末端層は食費の率が相対的に高まる。多分、食費は削っているのだろうが、最低一日一食は摂るからだ。

また相対貧困率は15.7%(所得分布の中央値の半分以下の割り合い)、これは先進国では最悪。月5-6万の年金で生きる人がいるという現実(どうやって生きるのだろう?)。70歳以上の勤労者も50%を超えているようだ。まさに竹中平蔵が提唱する「90歳まで働く社会」が実現している(一方で「老害は去れ」とも主張してる自我分裂者だが)。

ぼくも税金や社会保険はかなり貢献してきたが、ニッポンはただ取られるだけの意識。対して北欧などは貯蓄感覚なのだ。この感覚が主観的リッチ感、さらに心の豊かさを生み出すのだ。

ニッポンキ業界のボクシが盛んに説教する、「心の貧しい者は幸いだ」を地で行く国となった。彼らの予言のとおりの国が実現している。その彼らは献金で食って、年金も献金でと、まことにセンセイたち、おめでとうございます。
ちなみにニッポンキ業界ボクシがよくする説教題、「心の貧しい者は幸い」、であろうはずがないだろうに。これは「霊の乞食」つまり「霊的欲求を持つ者」だ。「黄金律」とともにこの誤訳が致命的。まあ、ニッポンキ業界はそれを地で逝ってるわけだが。
かくしてエンゲル係数が問題なってきたニッポン。幸福度も世界の中の底辺。まことにニッポン社会とニッポンキリスト教は合わせ鏡である。君はこの三浦綾子の説くような人生を送りたいかね?本心に立ち返って考えてみなさいな。
(影の声:我が家の場合は温泉旅行費率(車両費用も含めて)が高いかもね。新しい指標として名前を付けたいが、はて?)

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