Dr.Lukeの一言映画評
- 2009/05/23 18:35
- Category: 映画
午前中はJmolの設定に悪戦苦闘した後(分かってしまえばなんてことはないのだが・・・)、プールとサウナ。冷たい水と溶け合うのもまた実に気持ちがイイ。
午後は映画。ラッセル・クロウの『消されたヘッドライン』。別個の殺人と自殺と思われた二つの事件を追うジャーナリストがそのつながりに気づき、いつのまにか国家の陰謀に巻き込まれる。イラク戦で莫大な利益を上げる軍事産業の裏に触れてしまうわけで、例によって命を狙われる。そして最後の驚愕のどんでん返し。誰が真の敵なのか・・・。
テーマはメディアの使命として真実をどこまで追うか。これには大きなリスクがともない、かつ営業の問題も絡み、難しい選択を迫られる。かつてのウォータゲート事件しかり、日本の田中金脈問題しかり。ネット社会での安易な情報の交換に対して、足とメモ帳で取材する古典的記者が暗に批判的視点を提示している。ちなみに今回韓国の盧武鉉氏が自殺したが、これも何か裏があるかも・・・・。
それにしてもニッポンキリスト教のメディアなどはともすると中身のない空疎なヨイショ記事ばかりで、そのレベルの低さは言わずもがなだ。これも食うためには仕方ないかも知れない。かつて「リバイバル新聞」に記事を書いていた頃、私の記事に関して編集部に抗議の電話や不買運動が起こったようだ。かくして私はお役ご免となったのですが、まあ、背に腹は変えられませんので、同紙を追求するつもりはありませんが^^
それにしてもラッセル・クロウは実にイイ味を醸している。かつての『グラディエーター』ではマッチョなローマの剣闘士を演じた。ローマ皇帝によって家族を殺され、自身も皇帝との戦闘で卑劣な方法で傷を受けつつも、真っ向から戦う。この頃はかなりマッチョだったが、最近は腹が出て、役柄もむさいデブ。しかし味がある。実はコロセアムでマッチョなボディを晒しつつ、主の名のゆえに戦って召されることは、私の密かな憧憬でもあるのだ。