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Dr.Lukeの一言映画評

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半藤一利の『日本のいちばん長い日-THE EMPEROR IN AUGUST』。

太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、本土決戦か。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛 糾、結論は出ない。そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾陸軍大臣、 国民を案ずる天皇陛下、聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相、ただ閣議を見守るしかない迫水久常書記官。一方、終戦に反対する畑中健二少佐ら青年 将校たちはクーデターを計画する。

米国による対日去勢政策の最後の仕上げとも言える太平洋戦争。原爆は別に必要なかったが、実験台とされたのだ。これは私が論文を書く際に指導を受けた戦後の数理統計学の父とも言えるM先生から聞いたこと。彼はGHQの研究者と共に広島と長崎で医学データを収集した。後に品質管理の功績により朝日賞を受賞している。前から書いているが、<開国=政治的去勢>、<原爆=軍事的去勢>、<バブル崩壊=経済的去勢>、そして<原発事故=倫理的去勢>と4回去勢された国家がニッポンだ。ゆえに自立はもはや不可能だ。TPPで完全に植民地化される。

映画は見ごたえがあった。なぜか英語のキャプションが多いのが気になったが、役者が実にリアル。阿南の切腹シーンはこちらの腹までもむずむずしたほど。どこかで彼の血染めの文書か布を見たことがあるのだが・・・・。天皇を演じたモックンが軽く見えたが、むしろそれが天皇という掴みどころのないキャラにピッタリ。天皇というアイドルをいただくこのニッポン、実に不思議な国である。7世紀頃までは文書すら残っていない。古事記と日本書紀が頼りと、しかも古墳は禁断の領域。これを開けばわが国のヒミツが暴かれる。多分、天皇のルーツは朝鮮半島由来なのだろう。例の江上氏の騎馬民族来襲説が正しいと極私的には思っている。これが高天原降臨伝説の大元。そこにユダヤ人が混じっていたことも可能性として大いに考えられる。

改めてニッポンという国の不思議さを思い起こさせられた作品だった。

 

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