2016年、動乱の年
正月もおわり。平和ボケしたニッポンはさておいて、さっそくサウジとイランが。サウジはスンニ、イランはシーア。イスラム世界ではこの対立 とともに、王政とカリフ政の対立もある。カリフ政はいわゆる国家とは相容れない。彼らには国境なるものはそもそも存在しないのだ。全地球がアッラーの統治 であるべきだから。かくして西側の世界観とはまったく異なる世界に生きているわけ。彼らの祖はアブラハムの妾の子イシマエル。彼に対する預言が成就してい るのだ。
主の使はまた彼女に言った、「あなたは、みごもっています。あなたは男の子を産むでしょう。名をイシマエルと名づけなさい。主があなたの苦しみを聞かれた のです。彼は野ろばのような人となり、その手はすべての人に逆らい、すべての人の手は彼に逆らい、彼はすべての兄弟に敵して住むでしょう」。-創世記
喉元過ぎればほんの数年前の放射能も忘れて、まったく怖くなくなるニッポン人。いつの間にかあちこちに汚染土が埋められる。でも平気。みんなが平気だか ら、私も平気(この鈍感さはある面ニッポン人のメリットでもあるのだが・・・)。対して、中東の時間は千年は一日のごとし。細切れの時間に忙しなく追われ るニッポン人に対して、彼らは悠久の時間に生きている。彼らにとってはアブラハム、イサク、ヤコブは現在のリアリティー(これはクリスチャンにとっても同 じだが)。ニッポンが自分のリアリティーがいかにカプセル化されたものであって、世界では通用しないといつ知ることが出来るのだろうか?その時、真の意味 でニッポンは自分を知り、自立することもできるであろうに・・・。
で、本日はバプテスマが一件。God bless!