Dr.Lukeの一言映画評
- 2015/05/22 21:44
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:映画
- Tag:日常
最近、映画の頻度が減っているが、かつてのように手当たり次第ではなく、作品を厳選して観てはいる(映画よりも霊的サブスタンスを見ていることの方がはるかに楽しいのだ)。本日はウイル・スミスの『フォーカス』。
人の視点(フォーカス)を自在に操ることで相手を手玉にとる超一流の詐欺師ニッキー。30人もの熟練詐欺師を束ねる彼にとって、恋愛は禁物。恋は枷になり腕を鈍らせる。彼は、ニューオーリンズで未熟な女詐欺師ジェスに出会う。彼女は最高の詐欺師になるかもしれない。そう思ったニッキーは、彼女を犯罪のプロとして育てるうち、ジェスと恋に落ちてしまう。だが、大きなヤマに勝った後、ジェスに突然の別れを告げ、彼はジェスのもとを去ってしまう。数年後、ニッキーたちの大きな狩場・ブエノスアイレスのモーターレース会場に、ニッキーの一世一代の詐欺を錯乱させる女が現れる。それは、見違えるように美しくなったジェスだった。彼女はニッキーたちのライバルチームに属し、男を手玉にとる女詐欺師に成長していた。
人の心理を巧みについたトリックを披露するなど、詐欺師のテクを開陳してくれて、それなりに楽しめる。が、最後は稀代の詐欺師も真実の愛に目覚めてしまい・・・いくつかのどんでん返しは楽しめたが・・・というオチ。仕事をとるか、愛に生きるか・・・。最初の緊張感で展開を期待したが、ちょっとヤワだった・・・。
追記:しかし、私たちも目の前の事実によってのみ生きるならば、あの者によるトリックに引っかかっているのだ。そのトリックの中で一喜一憂し、ついには自死する者も出る。世の物事は、下のマスメディアの記者の証言にあるように、すべては偽り事。私たちのフォーカスを事の本質から巧みに逸らすのだ。まことの現存する神の国の霊的領域にあるサブスタンスによって生きる必要がある時代に入っている。
Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
映画にあえて重厚さを求める必要もないでしょう?所詮刹那の楽しみなんですから^^
それと非公開にする必要もないと思いますが・・・。