ダニエルの預言-煮詰まる時代に-
これもかつてのメッセであるが、時代がまさにそのとおりになってきたので再掲する。
ダニエル書における預言はきわめて正確であり、世界史と対照すると驚くほどです。黙示録を見るときに、ダニエル書の理解は必要不可欠です。今日はネブカデネザルのビジョンを見てみます。
王は巨大な像の夢を見て、ダニエルがそれを解釈します。金の頭、銀の胸と腕、青銅の腹と腿、鉄のすね、一部が鉄と粘土の足。これはそれぞれバビロン、メドペルシャ、ギリシャ、ローマ、その分裂、そして現代までの諸国を表します。
その中で人の手によらず切り出された石が諸国を打ち破ります。もちろんこれはキリストであり、ユダヤ人にとっては躓きの石、私たち信じる者にとっては信頼の岩です。この岩から飲むことができます。この岩の上に家を建て、私たち自身も生ける石として組合されて神の家とされます。この神の国が現在、私たちの内側で打建てられつつあります。
今の時代は霊と魂が混同されており、混乱が生じていますが、これらの要素は鉄と粘土が混じり合うことがないように、けっして混じることはありません。この意味で、霊と魂の切り分けが必要となるのです。
私たちの存在はある意味で引き裂かれています。体は旧創造、霊は新創造、その狭間に魂が呻いているのです。この呻きは主の再臨を待ち望むものであり、いずれ私たちがメタモルフォーシスによって、変貌するとき、つまりからだが贖われる時、真の喜びと自由の中で解消します。
キリストが文字通り地上に王国を打ち建てる日は近いと感じています。その日には、神ご自身も真の幸福を味わわれるのです。
ネブカデネザルの夢の像
聖書:ダニエル2章、マタイ7:24;16:18;1コリント10:4;エペソ2:20;1ペテロ2:4,5
① 像:頭が純金、胸と腕が銀、腹と腿が青銅、すねが鉄、足は一部が鉄、一部が陶土
② 一つの石:人手によらずに切り出され、その像の鉄と陶土の足を打ち砕く
③ 鉄も陶土も、青銅も銀も金も共に砕け、夏の打穀場のもみ殻のようになり、風に吹き払われ、跡形もなくなる
④ 石は大きな山となり、全地に広がる
⑤ ダニエルの解釈
・金の頭=バビロン(BC606-BC539)
・銀の胸と腕=メド・ペルシャ(BC539-BC331)
・青銅の腹と腿=ギリシャ(BC331-BC146)
・鉄のすね=ローマ(BC146-AD476)→分裂し強さと脆さの混合としての諸国家へ(~現代)
・石:神の国→諸国を制覇する
⑥ 石の意味
・キリストご自身
・ペテロの告白(petora:女性形)
・私たち自身→神の家
⑦ 現経綸:旧い体に新しい霊、その狭間にある魂(=混合)→切り分けの必要性(Heb 2:14)
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