正義は病む-Dr.キリコ事件と相模原事件

令和新選組の大西つねき氏が高齢者の命の選別論を展開した矢先、ALS患者を安楽死させる事件が起きた。なんともなシンクロニシティだ。しかし、同じ病理による事件はすでに相模原の老人ホームでの大量殺人事件がある。

Dr.キリコ事件、老人ホームの大量殺人。福祉の現場は病んでいる。学生時代、福祉施設を見学した時、若いスタッフが車いすの老人の脇に座り、涙を流しつつ、僕たちを睨んで、君たちは親の金で食ってる学生だろ。この人たちを見てみよ、どう感じるんだぁ!と叫んだ。こちらはぽかーん。

管理栄養士の長女が老人ホームで1週間実習をしたとき、かなりダメージを受けたと。回復するのに3か月ほど要したらしい。友達も同様だったようだ。そこに居続ければ病む、福祉の現場は。だから新聞記事をにぎわすスタッフによる事件も起きるわけ。キ業界も同様だが。

中韓ネタや障碍者ネタ、さらには福祉・ボランティア活動ネタはニッポンキ業界の鬼門。彼らの深層にある罪責感を炙り出すのだ。彼らは真に赦された感覚を味わっていない。常に裁きを恐れてるゆえになだめ行動に走る。これが彼らのメシア的活動の源泉なのだ。ニッポンの病理も同じ。

病理と向き合うことは極めてリスクが高い。ニーチェいわく「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」。

要するに病者と関わることは極めてハイリスクだ。人は深層心理において病や老いを直視したくない。しかし彼らはそれを否応なくえぐり出す。これは善人を自認する者にとっては耐え難い。医療や福祉の現場はまさに物理的ウイルスとマインドウイルス(ミーム)の感染リスクが高いのだ。

人類の罪は善と悪を知ったこと。正義と不義は罪の裏表に過ぎない。

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