真の福音を宣べるとは-腹をくくる時代-

現代では「キリスト教の会」はちんまりと社会化されて、無害無益なる世のひとつの宗教組織に堕している。「正統」なる看板を掲げて、ぼくのオリジナル標語「エホバ、統一、モルモンとは関係ありませーん」、「あなたの街のお気軽な教会へどなたでも歓迎します~」とね。

しかし使徒たちはどうだったか-

「そのころ、この道のことでただならぬ騒動が起こった」(19:23)。

「さて、この男は、疫病のような人間で、世界中のすべてのユダヤ人の中に騒ぎを起している者であり、また、ナザレ人らの異端のかしらであります」(24:5)。

まことの福音を宣べるなら必ずただならぬ騒動を起こし、疫病のような人間、異端者の烙印を押される。今のように、いつもニコニコボクシ顔、なんでも愛して赦してみんなでおててつないで仲良くね~ってなものではない。

この点、かつての不敬事件を引き起こした内村鑑三などはその模範である。対して世に迎合した日本基督教団などは柏手を叩き、それにどころか主にある兄弟姉妹たちを官憲に売ったのだ。まことに主の目に忌まわしき存在である。

「人に尊ばれるものは、神には忌み嫌われるものだ」。-ルカ16:15

時代も相当に煮詰まり、各分野において倒錯現象が起こり、善を悪、悪を善とする世相が当たり前になっている中で、真の福音を語るには官憲に売られるリスクすらあるのだ。

まことに腹をくくる時代である。

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