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トップ > 2008年09月11日

フェイクの時代

もう7年になるのだろうか。あの日ははっきりと覚えている。最初ツインタワーの映像を観た時には、軽飛行機が突っ込んだのだろうかと思ったほどだった。つまり"旅客機"が突っ込んだなどととても信じられなかったのだ。人はこういった場合、自分の頭に事実を取り込み、整合性を持って理解するために、しばしば事実を希望的"事実"として捉える。私は当時、なるべく矮小化したかったのだ。・・・・ところが、アフガン、イラク侵攻と現在まで。当時私はこう書いた(気取って「預言」とかしているが、精神病理的視点からの予測である)。

イラク戦に関する預言-アメリカは自らの偽りの果てしない刈り取りをするであろう-(→http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing53.html

ニッポンの空自はそろそろ撤退する模様だが、現地はますます混乱の一途。この7年の間にアメリカの本質も暴露されてきている。

年初私は、「今年のキーワードは混乱だ」とメッセージでも語ったが、これもまたそのとおり。アメリカでは「豚に口紅」、ニッポンでは「私は自分を客観的に見られるんですっ。あなたとは違うんですっ!」の"名言"も生まれた。ニッポンキリスト教も相変わらずわけの分からん"リバイバル"のおっかけや、CTのような"メディア"が侵入し、ここでも混乱。あえて言えば、ニッポン社会もニッポンキリスト教界も更なる混乱が拡大することであろう。

2001年時点で私は、またこう書いている(→http://www.kingdomfellowship.com/Ministry/Hardcore/hp1.html):

目を覚ます時

連載を開始するにあたって、今回の米国のテロには少なからぬ衝撃を受け、いよいよ終わりの時代の様相を深めていることを確認しました。犠牲者と関係者の方々に神の憐れみと慰めを祈りたいと思います。同時に、本件に対するキリスト教界の様々の反応を見るとき、「自由・平等・博愛」などの標語のもとにヒューマニズム、エキュメニズム、さらにはニューエイジ的価値観によってすでに深い部分まで侵食されていることを再確認し、今後の動向に一抹の懸念を覚えます。

かつての戦争時に日本のキリスト教会が陥った偽善と欺瞞が、今後相当の確率で繰り返されるであろう事に対して警鐘を鳴らしたいと思います。「人の目に良く、慕わしく、魅力的に見えるもの」はしばしば狡猾な敵の欺きです。アダムとエバの罪は「悪を知った」ことではなく、「善と悪を知った」ことなのです。「人の心はよろずのものよりも偽り、はなはだしく病んでいる」という御言葉を噛みしめるべきです(エレミヤ十七・9)。

終わりの時代の敵の策略は「偽り」であって、相当に意識的に見張っていないと、人間中心・知性万能・合理主義に汚染された私たちのマインド(思い)は、容易にキリストに対する純潔を失って、敵によって汚されます(第二コリント十一・3)。時代はすでに目に見えるものによらず、御言葉に頼る「計器飛行」をすべき時であって、この「計器」から目を離すならば、容易に見るもの、聞くものによって欺かれて、霊的墜落に至るでしょう(第二コリント四・18)。その意味で今の時代はクリスチャンがその信仰の本質を暴露されて、霊的なフルイにかけられる時と言えます。

聖書に次のようにあるとおりです:

・イエス・キリストは昨日も、今日も、永遠に変わらない。
・草は枯れ、花はしぼむが/わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。

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