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香港CT問題最新情報

クリスチャン・トゥデイは香港にて、ダビデ張の異端嫌疑を追求する楊子聰氏を提訴した模様(→山谷少佐Blog)。

楊氏は新興宗教を研究する新興宗教関注小組(CGNER)の設立者である。楊氏は本紙『可圏可點』に対し、「私の心の中は平安です。<羊飼い(キリスト)の犬>のごとく身を挺して、疑惑を徹底的に追及し、さらに事実を明らかにしなければなりません。このために、兄弟姉妹の祈りをお願いします」と語った。

一方のクリスチャン・トゥデイの記事はこちらを。愚かなもの。偽りの証言と訴えをする者は自らの口によって自滅するもの。

本日の一冊

ファイル 549-1.jpgあの大作『ローマ人の物語』の著者塩野七生氏によるアウトライン的ローマ史語り本『ローマから日本が見える』。とても平易な文体で約800年間のローマ史を簡潔に描く。特にキャラクターに対する塩野氏の思い入れが熱く伝わる。彼女はリアルでどのような男女関係を経験したかは不明であるが、ローマ史の男たちには相当に入れ込んでいるようだ。特にスッラとカエサルに対しては、である。対してクレオパトラについてはあまり評価が高くない。彼女の主観によるフィルターが相当に入っているようにだが、まあ塩野氏は歴史学の素人だと自分でもおっしゃっているし、あくまでも作家の視点から書いているのだからヨシとしよう。

新しい発見としては、私たちクリスチャンからすると、ローマは悪の権化にして永遠の神の敵であるかのように刷り込まれており、さらに「パンとサーカス」といった標語で堕落の極みにあった悪の帝国と思っていたのだが、実はさにあらず。このような国家が1000年以上も続く事自体、絶えざる改革を断行した結実であり、それは人類の知力の結晶と言えるわけ。その頂点にカエサルが出現するが、現代ヨーロッパはカエサルが創ったとまで言えるのだ。敵を征服しても支配する事はなく、彼らをもローマ市民として対等に扱ったカエサルの「寛容(クレメンティア)」は、自身を死へと追い詰めるわけだが、自身の信条に忠実に死んだ彼の死を塩野氏はいとおしむ。

で、ローマの歴史から今のニッポンを見ると、真のリーダーがないままに、滅びへと向かっていると感じざるを得ない、愚衆政治。有能な独裁者は悪くない、と塩野氏は指摘する。

 日本人はともすれば「理想のリーダー」の条件として、人格の円満さや徳性などを求めますが、人格が高潔であることと目的を達成することは、直接には何の関係もない。たとえ人格に問題があろうと、国民を幸福にすると言う大目的を達成できたら、いいリーダーなのです。
 ・・・マキャベリが言ったとおり、「結果さえよければ、手段はつねに正当化される」のが政治であり、それを誰よりも知っていたのが彼ら(カエサルやアウグストゥス)だと思いますね。ところが残念な事に日本では、たとえ結果が出せなくとも、手段が正しければそれで許されてしまう雰囲気がいまだに強い。しかし、それはリーダーを甘やかすだけにしかならないのではないでしょうか。
 「天国へ行く最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」(マキャベリ)。

なるほど、この辺りは私の価値観と同じ。愛に富んだ人格高潔な、しかしメスの切れない外科医と、財前五郎のような高慢で冷酷な、しかしメスの切れる外科医のどちらに執刀してもらうべきか、と前にも何度も問題提起している。政治についても、私は田中角栄を評価する。政治とは所詮ソーシャルエンジニアリング。麻生氏のように4人も女がいたとしても、それはそれで結構。むしろ政治家たる者、女性にモテないでどうするって。人格高潔でモテない男は牧師でもすればよいのだ。

ファイル 549-2.jpgローマ史が、塩野氏の目を通してアレンジされているが、実に生き生きと語られている。文庫本にもなっているようなので、これまで食指を伸ばすのを躊躇っていたあの大作16巻にも挑戦してみようか知らん。なお、本書は『痛快、ローマ学』(これも読んだが、本書の方が分かり易い)を全面改稿したものとのこと。

追記:クリスチャン・トゥデイにありますVIPクラブの広告塔佐々木満男国際弁護士による「あなたは国家を変革することができる!」はややユーフォリア的幻想で、『キングダムロスト』の悪夢を連想し怖いものを覚えますね。私はこういった霊的識別力を欠いたニッポンキリスト教が政権を取ったら、マジで日本を去ります(まあ、主はけっしてそれをなさらないと信じていますが^^)。

金融情勢オン・ザ・エッジ

ダウは金融法案の修正復活に期待して500ドル近く戻した。日経も200円近く戻している。しかし法案否決の理由が11月の選挙をこわがって、税金投入はできないとのこと。何とも自分本位だ。バブルを作って壊した本人が何も責任を取らず、自分だけは助かりたい、というわけだ。

元々アメリカの双子の赤字を支えていたのは、世界から集まるカネだった。アメリカはカネが自国へと還流するシステムを、高度の数学を駆使したデリバティブなどの金融派生商品を開発して、作り上げてきた。彼らは流れ込む他人のカネで贅沢三昧だったわけだが、その根底には"信仰"がある。すなわち「パックス・アメリカーナ」の幻想。世界の覇者アメリカへの投資ならば安全だ、という思い込み。かくのごとくに、メッセージのバビロン・シリーズでも指摘したが、すべては信仰の問題なのだ。

世界に金融派生商品だけで6京円あるらしいが、それは幻想。カネ自体は桁がひとつかふたつ落ちる。つまりは信用創造というカラクリで膨らませられているに過ぎない。100万円の現金があり、それをA1銀行に預けると同行は10%の準備金を日銀の口座に積んで、90万を貸し出す。それを借りた人がA2銀行に預け、同行は同じく81万を貸し出す・・・と繰り返しますと、無限等比級数ですね。総額は100/(1-0.9)=1000万。つまり10倍。それを支えるのが信用、つまり信仰。

これが揺るぐならば膨らんだ風船はドミノ倒し的に一挙につぶれる。なぜなら元々カネはないからだ!これでそれぞれが損を最小限に抑えるためにマーケットからカネを引き上げる。最悪の場合、銀行の取り付け騒ぎとなる。かつて(1927年)何とか言う蔵相が東京渡辺銀行が破綻と失言したため、一挙に不安が爆発し、取り付け騒ぎが起こり、昭和大恐慌へとつながった。サブプラの破綻、ドルの暴落、アメリカの覇権の終焉を予言した副島隆彦氏は、さらに日本でも取り付け騒ぎと預金封鎖が起こると予言している。その根底にある心理は「自分だけは助かりたい」である。

かくしてアメリカ議会が今回やったような自助目的の意思決定と行動は、回りまわって自分の首を絞めるだけ。鍵は"信仰"を維持すること。つまり人心の安定を図ること。高橋是清はモラトリアムを実行し、表だけ刷ったカネ、つまり見せ金を多量に用意して恐慌を抑え込んだ。現在でも世界の中央銀行はドルを多量に市場に供給している。日本でも当面はマネーサプライを増やすこと。前に日銀の量的緩和の解除は時期尚早と指摘したが、経済のド素人である私の懸念も当たってしまったようだ。

90年代のバブル崩壊も不動産融資総量規制をきっかけにカネの流れが絶たれて、不動産価格が暴落したためだったが、この時も世論やマスコミはバブル=悪として叩いた。当局も経済制御が常に世論に振り回されて遅いのだ。しかし、大衆は愚かなもの、カネは回りまわって自分に返ってくることを知らないだろうか。経済はビールと同じで、適度に泡がある時においしいのだ。ニッポンの場合、たぶんに妬みやそねみが根底にあるのだが、今回の事態に対しても、米政府や日本政府・日銀が小さな利益優先のあげく大義を見失って、対応を誤らないことを祈る次第。経済に強いと言われる麻生さんも真価を発揮して欲しいところだ。

あなたがたは立ち帰っておだやかにしているならば救われる。安らかに信頼していることにこそ力がある。

追記:世界の株式時価総額は8月末で49兆628億ドル(約5,100兆円)、昨年10月末に比べ14兆ドル減少。9月末の世界の時価総額は42兆ドル前後まで減少している公算が大きく、昨年10月末のピークの三分の一に当たる21兆ドル(2,100兆円)前後が目減りした計算だ。(→http://archive.mag2.com/0000164032/index.html

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