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Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1252-1.jpg抱擁のかけら』。なかなかに濃厚なオトナの恋愛と、愛憎の物語。Dr.Luke的にはかなり好みの作品である。

ペドロ・アルモドバル×ペネロペ・クルスによる、愛の誕生、死、そして再生を描いた濃厚なラブストーリー

盲目の脚本家のハリー・ケインは新聞記事で実業家のエルネストが亡くなった事を知る。その後、エルネストの息子がハリーを訪ね、自分の監督作の脚本をハリーに依頼。それをきっかけに、ハリーは封印していた過去に向き合う。今から14年前、失明する前のハリーは、新進監督マテオとして活躍していた。ある日、マテオはオーディションにやってきた美しい女性レナに心奪われる。しかしレナは、実業家エルネストの愛人だった…。

かつて新進気鋭の映画監督だったハリーがいかにして盲目になったか。そこに至るまでのレナとのオトナのしかし純な関係を中心に謎解きが進む。彼らは共にエルネストから、ランサロテ島へと逃避する。そこで抱擁する彼らのたくさんの写真。ところがそれらはすべて破り捨てられる。そして迎える悲劇の瞬間。それを撮影していたエルネストの息子のカメラに写っていた真実は・・・。

ハリーは悔やむ、「俺たちは抱擁しない間に、別々に事故にあっってしまった」と。しかし最後の瞬間のシーンを見たハリーの息子は、彼らがキスをしている場面を見出す。盲目のハリーは見ることができないそのスクリーンへと両手を伸ばす。何とも甘く切ないラストだ。

主演のペネロペ・クルスは、ここでも紹介した昨年の今頃公開の『エレジー』でその魅力を知った。大学教授と教え子のオトナの純粋な恋愛。これもラストが甘く切なかった。ややオードリー・ヘップバーンと似ている彼女は、清楚な雰囲気と大胆なセクシャルな表現をなし得る女優。しかしその裸体もけっしていわゆるエロではない。あくまでも可憐なのだ。こういった作品にまさにはまる女優だ。

なかなかに堪能できた作品だった。が、何とチネチッタで発券しようとすると、エラーで出てこない。おかしい。事務所で調べてもらうと、なんとネットから予約を入れる際、明日を予約したのだ。これはパー、やれやれ、参りました。やっぱり若年性のADなのだろうか・・・汗

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1244-1.jpgいつもどおり、午前はプールとサウナ。午後は映画。『ゴールデン・スランバー』。首相暗殺と言う重大犯罪の犯人に仕立てられた青柳。国家的仕掛けに対して個人はまったくの無力。必死に逃亡する彼を、かつての青春の仲間たちが影で支える。時々に挿入される甘酸っぱい青春ストーリーの場面がジーンとくる。タイトルはビートルズの名曲。バラバラになりそうなメンバーをつなぎ止めるために、ポールが必死で書いた曲だ。切ない哀愁を帯びた曲だ。年齢を重ねると戻るところがない。何が真実で、何が偽りか、互いに疑心暗鬼を生む現代。ニッポンキリスト教などはその象徴だ。・・・青柳の言葉にグッと来た。

 人間の最後の武器は・・・信頼だ・・・・。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一枚

ファイル 1242-1.jpgオーシャンズ』。これは一見の価値有り。広大な海の中で起きている生きることのドラマ。その自然の美しさとダイナミズムと、そして残酷さ。生とはまさに美しくかつ残酷なもの。それにしてもなぜ、魚は群を作るのか。イルカはジャンプしつつ回転し得るのか。タコはカニなどの甲殻類を食し得るのか。彼らはどのようなプログラムに従って生きているのか。それを有効化する神経系の構造とは?・・・とヤボなことを考えつつ観たが、こういった作品はご自分でとにかく観ることですね。ヨブ記的創造の神秘に感動します。

  * * *

ファイル 1242-2.jpg本日の一枚。Andriana Evansの"Walking with the Night"。R&Bだが透明感のある伸びやかなvoiceがイイ。どちらかというとビヨンセなどはアフリカン・リズムとビートがメインなのだが、このアルバムは私がちゃんとメロディーをフォローできる。都会的でアダルト、ハイセンスなラウンジ的アレンジ。雰囲気は夏の夜のフィーリング。

Love Is All Around

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1236-3.jpgブルース・ウィルス主演の『サロゲート』。Surrogateとは代理人の意味。要するに自分の代理となるロボットに生きてもらう社会を描いた作品で、先の『アバター』とも共通する内容。自分は安全なところで、人間関係で傷つくこともなく、犯罪にあっても自分は被害を受けない世界だ。『アバター』では鑑賞後に現実の人生がむなしく感じられてうつ病に陥ったり、死んだりした人も出現しているようだが、それだけこのリアルの世界が脆くなっているのだ。

ブルース・ウィリスの新作は、人間とロボットが一体化した生活を送る、近未来の物語。街を歩く美男美女たちは、実はみんな“サロゲート”というロボットで、持ち主たちはサロゲートに信号を送るだけの生活を送っているのだ。街に出て仕事をするサロゲートは肌もツルツルで髪の毛もフサフサだが、家にいる本当の姿はシワが多く髪の毛のない中年男…。俳優たちは、若々しく美しいサロゲート姿と、年老いた現実の姿の2通りの姿で登場する。主演のブルース・ウィリスは美しいサロゲートたちに囲まれて、一人、生身の姿で堂々たるアクションを見せている。息もつかせぬアクションの連続で一気に見せるが、鑑賞後にいろいろと考えさせてくれる一作だ。

ブルース・ウィルス演じる主人公の妻は顔に傷痕を残し、クスリ漬けの生活。しかし自分のサロゲートは美しい。主人公はその妻のサロゲートには飽き足らないものを感じ、あくまでも生の妻と愛し合うことを求める。しかし妻はその顔の醜い傷跡のゆえに現実から逃げるのだ。が、最後は・・・。

というわけだが、この作品もリアルとヴァーチャルの境目を喪失しそれらが倒錯する世界を描いている。ブルース・ウィルスのサロゲートが皺もひげもなく、肌もつるっと、金髪もふさふさなのは笑えた。このヴァーチャルのツルツル感とリアルの生生しさの差がよく描かれていた。

人間であることは生(なま)の臭いとか、老いとか、病とか、貧困、醜さからは逃れられない。最近の若い子たちはファッションも化粧も雑誌から出てきたような感じで、ある種フィギュア的なクオリアを感じさせるが、彼女たち自身が、実は生の触れ合いに餓え渇いている。しかし生を恐れているのだ。彼女たちはかろうじてケータイなどで人との関わりを確認しようと努めている。このアンビバレンツな葛藤を抱えつつ、それをどう処理するべきか見失った子たちが、しばしばリストカットや引き篭もりに陥るのだ。しかし人生とは結局、誰かに生きてもらうことはできない。自分が自分で責任を取りつつ生きるものだから。

源氏物語には好きでたまらない相手を諦めるために、相手の排泄物を見れば嫌いになれると考える人物が登場するが、これも恋なる現象がいかに生(なま)から遊離しているかの証拠だ。昔昔、『骨まで愛して』なる歌があったが、まさに人とのかかわり、特に夫婦や家族の関わりは、時に傷つけ合い、時に赦し合い、葛藤しつつ、相手の顔のしわやしみ、あるいは減少しつつある髪の毛までも、互いに受け入れ、愛し合うことなのだ。数年前に紹介した竹内まりやの『人生の扉』のように。

君のデニムの青が褪せていくほど/味わい増すように
長い旅路の果てに/輝く何かが誰にでもあるさ

ご紹介:映画『911のこどもたちへ』

ファイル 1231-1.jpg

昨日お会いした東大文学部3年のT君たち学生諸君が製作したドキュメンタリー映画『911のこどもたちへ』がいよいよ上映されます。以下監督からのメッセージです:

「反戦」・「平和」が大事ということは誰でも知っています。そのメッセージ、テーマをどのように描くかが重要です。本作は、学生の立場から自分たちを含めた若者に送る、戦争をテーマにしたドキュメンタリー映画です。

戦争を体験したことがなく、平和な世の中に生きていると言われる僕らがどのように戦争というものを考え、映画として表現するのか。

今の若者のリアルな声や、多くの著名人の見解から、疑問が多くあがる9・11事件を様々な角度から考えていきます。日本では9・11テロがきっかけで現在まで続いているイラク・アフガニスタン戦争を遠い外国で起きた事件という認識が高い中、日本は、僕らは、どのような立ち位置を示しているのか。今の世の中の知られざる現実や、多くの疑問を考えるきっかけになればと思います。

私も大学の講義では学生諸君に関連するDVDを見せているのですが、最初はまったく理解できない彼らも、ある時から目を覚ましてくれるのですね。オツムの固まったオトナよりは、刺激の仕方で良い反応が得られます。

<日時>2010年1月23日(土)

<場所>北沢タウンホール(小田急線・京王井の頭線下北沢駅より徒歩4分)

<開演時刻(開場予定時刻)>全3回 13:00(12:45)、16:00(15:45)、19:00(18:45)

<チケット>前売り券800円、当日券980円 

※前売り券をお買い求めの方は、HP上の前売り券申込フォームよりお申し込みください(なくなり次第受付は終了いたしますので、お早めに!)時間指定でお願いいたします。 

<公式HP>http://911children.com

<お問い合わせ>「911の子どもたちへ」製作委員会 gakuseieiga911@yahoo.co.jp

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1224-1.jpg午前中はプールとサウナ。午後はしゃぶしゃぶでタンパクを補給した後、映画『ミレニアム-ドラゴンタトゥーの女』。スウェーデン発の小説「ミレニアム」の映画化作品。作家スティーグ・ラーソンが初めて執筆した三部作は世界40カ国で翻訳され2,100万部の大ベストセラーになったが、なんとラーソンは出版前に急逝。処女作かつ遺作かつ大ベストセラーという異例の作品。

スウェーデン、ストックホルム。大企業ヴァンゲル・グループ一族が住む孤島で、40年前、ひとりの少女が忽然と姿を消した。グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが事件の調査を依頼したのは、裁判で有罪となり失業中の記者ミカエル。調査の過程で彼は、鼻ピアスと背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー、リスベットと出会い、互いに協力することで、様ざまな秘密が明らかになっていく。そして、ひとりの少女失踪事件から、大富豪のヴァンゲル一族の深い闇と、過去に隠されたおぞましい罪をあぶりだされていく・・・。

・・・というわけでスリルと謎解き、そしてやや猟奇的状況も。こういった推理ものは主人公の個性がポイントになるが、今般のリスベットは身長150センチ、かなり悲惨な過去のトラウマ体験を持ち、天才的ハッカーにして、Macの達人。加えてそのパンク調の荒れた雰囲気とは裏腹に心の底には純粋なものを持つというキャラクター設定。なかなかに惹き付けられる。三部作なので、映画も続くようだ。

ただ聖書の御言葉と殺人を結び付けており、「ミレニアム」という単語も「千年期」の意味であって、やや聖書に対するある種の先入観が刷り込まれるかもしれない。これは欧米のパンクやヘビメタ系ではよく見られる傾向ではある。日本の松本清張や森村誠一が社会病理を描いているのに対して、こういった作品はやや霊的病理に踏み込んでいる分、危険な要素があることは事実だ。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一枚

ファイル 1216-1.jpgご存知マイケル・ムーアの『キャピタリズム-マネーは踊る』。いわゆる新自由主義的経済運営のルーツであるハイエクフリードマンの理論を、レーガンが「レーガノミクス」として政策化した80年代から話が始まる。世界で自由と平等による反映をもっとも謳歌したアメリカが、何ゆえに現在のように1%の人々が国富の50%を占めるような異常な状態に立ち至ったのか。サブプラ問題で家を取り上げる銀行をムーアは告発し、オバマが行った公的資金の金融機関への注入を詐欺として糾弾する。しかし彼は最後に音を上げるのだ、「もうこれ以上は自分ひとりではできない。観客の皆さんもできるだけ早く動いて下さい」と。

確かに映像によるアメリカの現状は悲惨だ。失業率は10%を超え、かつての栄光はすでにない。1%の金持ちと貧困にあえぐ大衆の構図。ルーズベルトはいわゆる4つの自由、すなわち、言論の自由、宗教の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由、を提唱したが、それを具体的に実現する前に死去した彼が生きていたら、現在のアメリカはこうではなったろうと、ムーアは嘆く。

私はすでに何度もアメリカは二重構造であると指摘しているが、実はピープルによる、ピープルのための、ピープルの政治は幻想なのだ。それがないからあえて主張しなくてはならない。あたかも在日系の似非右翼の人々がこれ見よがしに日の丸を掲げて情宣運動する様と同じなのだ。「愛、アイ、あい」とヒステリックに叫ぶニッポンキリスト教には実は愛はない。「正義、セイギ、せいぎ」と叫ぶ人々にも正義はない。株の必勝法はコレだ、と叫ぶ人は儲けていない。真に儲ける人は黙っているものだ。

かくしてアメリカの真相に流れる闇と病み。2000年代の10年間は"911"やリーマンショックが象徴するように、その闇と病みが表に出た。2010年からの10年間はおそらくモロにそれが大手を振るようになるだろう。昨日のMSGでも語ったが、リアルとヴァーチャルの境目が折り返しになって、逆転現象が起きる倒錯の時代である。

参考:Last Trumpet Newsletter January 2010 by David J. Meyer

 * * *

ファイル 1216-2.jpg本日の一枚はALICIA KEYSの"The Element of Freedom"。前に"As I Am"を紹介したが、これは全世界で600万枚売れた。今回のアルバムもR&Bのリズムと高音が抜けるヴォイスが素晴らしい。

幼少期からピアノを学んでおり、ライヴ時にはピアノの弾き語りをみせるアメリカのシンガー・ソングライター。ソングライティング、歌唱力、演奏力、ビジュアルどこをとっても非の打ち所のない才媛。とくに絶妙に感情をコントロールし、ソウルフルな雰囲気を創り出す彼女のヴォーカル・ワークは秀逸。歌っているときの彼女は神がかり的なものを感じてしまうほどの存在感を放つ。

しかし、ビヨンセなども言えるが、黒人と白人のハーフは芸術的なほどに実に美しい。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1215-1.jpgジェームズ・キャメロン監督の『アバター』。Yahooなどでもアバター(原義は「神が地上に下る=化身」の意味)は、自分の分身キャラの意味で使われているが、この作品でも下肢が麻痺した元マリーン、ジェイクが自分のアバターを得て、神経回路の結合により自由に動けるようになる。そして任務を帯びて進入したパンドラ星において、その美しさと住民との心の交流を通して何かに目覚めていく。一方、彼を送り込んだアメリカ軍(?)はその地の資源を得るために、パンドラ星に無慈悲な攻撃を仕掛ける。かくしてジェイクは・・・。

ある意味アフガンやイラクに侵攻したアメリカを痛烈に意識した作品かも。これを3Dで観たのだが、料金は普通の倍であったが、なかなか楽しめた。リアル(R)とヴァーチャル(V)の境目がなくなることがひとつのテーマであるが、RとVをいかに接合するか、あるいはその接点は何か、けっこう面白い課題を提起している。しかしこの映像、どうやって作っているのだろうか。RとVがほとんど区別不可能だ。

 * * *

ファイル 1215-2.jpgその後、親戚の義姉夫妻の家に年始回り。彼らは都内某所の地主で、けっこうな豪邸に住んでいる。面白いのは、ここでも紹介した、人形作家与勇輝氏のお世話をしていること。彼は独身で、芸術家肌なので、日常の生活を誰かに世話される必要がある、というか、されたい人なのだ。ここまで有名になると、近寄る人々も下心があったりで、なかなかプライベートをさらすことはできない。義兄はすでに商売を引退し、そのフランクな性格で、与氏の買い物や作品作りにまで関わっている。何と与氏に人形制作で意見するのだとか!?そしてしばしば喧嘩もする仲だそうで、与氏と百貨店も昼間からふたりでブラブラしている。周囲からは怪しい関係のオジサンたちと見られているようだ。与氏は黒柳徹子とも親しく、彼女も彼らの家にもよく訪れるらしい。・・・といった面白い裏話をいろいろ伺えたが、これ以上はオフレコ。(写真は与氏の作品で、値は300万円。これは貰い物です)

また彼らの子息も某大手百貨店の課長をしており、松本幸四郎やトヨタの社長の家に出入りしている。このレベルの人々は一回の買い物が2-300万だそうで、こういった客層をつかむことが、経営の困難になっている百貨店の鍵。彼らの信頼を勝ち取る秘訣は、彼らの心に食い込むこと。それも商売ミエミエではダメ。その辺りの呼吸と、今後の百貨店の生き残り戦略についていろいろディスカッションし、またまた面白い話が得られたが、これも企業秘密なので、これ以上はオフレコ。ただひとつ言えることは、これからの経済復興の鍵はやはりオタク文化にあると意見が一致した。かくして、なかなか面白い家族なのだ。

Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1188-1.jpg宇宙戦艦大和復活編』。かつて青春時代を古代進と森雪と共に送った私的は実にうれしい作品。当時の沖田艦長は自らを犠牲にして地球を救う。その17年後、古代と雪は結婚し、娘をもうける。地球がブラックホールに飲み込まれる事態に至り、古代雪は移民船の艦長として船団を率いるも、宇宙連合軍SUSに撃沈され、雪は行くえ不明となる。

かくして特命を受けた古代進は移民船団を護衛すべく、新生大和で惑星アマールに旅立つ。SUSは平和を唱えつつ、実は力による制圧政治を起こっており、それに気がついたSUS下の軍の一部も古代の武士道に感動し、古代側につく。かくしてSUS下にあったアマールを解放する戦闘を援助し、古代は地球に戻る。しかし地球はすでにブラックホールに飲み込まれんとしていた。はたして古代らが取った策とは?

アニメながらメカの仕上がりがかなり高い。昔の漫画調に比すると、感動的。大和も曲線よりは鋭い線で仕上がっており、質感もあり、かなりカッコイイ。その他戦争シーンのレベルもかなりのもの。やはりアニメはニッポンが世界一だと納得。面白いのは原案がなんと石原慎太郎。なんとなくSUSはUSAを思わせ、平和を維持する名目で軍隊を派遣し、現地を力で制圧する様は、今のアフガンとイラクを彷彿とする。真の自立とは何か、と問いかける。

可憐な森雪に淡い感情を抱いた青春時代の私としては、彼女が古代雪になっているのはちょっと残念だった。それにしてもこのシリーズは自己犠牲と言う左翼系の人から見ると危険な思想の作品なのだが、私的にはけっこう燃えてしまうのだ。客層もなんだか私と同世代のおじさんたちばっかりだったのが、何かおかしかった次第。

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一冊

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ジョニー・ディップ主演の『パブリック・エネミーズ』。

舞台は大恐慌後の1930年代前半のアメリカ。鮮やかな手口で銀行から金を奪い、不可能とも思える脱獄を繰り返す世紀のアウトロー、ジョン・デリンジャー。利益を独り占めする銀行を襲撃する大胆不敵な犯罪行為、強者から金を奪っても弱者からは一銭も奪わないといった独自の美学を貫くカリスマ性に、不況に苦しむ多くの国民は魅了され、まるでロックスターのようにもてはやした。そんなデリンジャーとって、一人の女性ビリーとの出会いは、これからの人生を決定付ける運命の瞬間だった。ビリーもまた危険な選択だと分かりながらも、彼の強引で一途な愛に次第に惹かれていく。一方で捜査当局は、デリンジャーをアメリカ初の“社会の敵ナンバーワン(Public Enemy No.1)”として指名手配する。捜査の包囲網が徐々に彼らを追いつめていくなか、永遠の愛を信じながら、二人の自由への逃亡劇が始まった…。

このビリーとの愛情を巡ってストーリーは展開し、途中、ダイアナ・クラールが登場したり、クラーク・ゲーブルの『男の世界』が上映される。その主人公の最後の台詞「バイバイ、ブラックバード」と自分を重ねるジョンが迎える最期の場面。ジョンを撃ち殺したFBI主任捜査官は後に自殺。それぞれの人生の幕が閉じられた。

さてここで問題は、後に自殺する主任捜査官によって、デリンジャーは「パブリック・エネミーNo.1」と指定された。ところがこの映画のタイトルは定冠詞なしの「パブリック・エネミー」だ。もしデリンジャーのことを言うのであれば、「・パブリック・エネミー(単数形)」であろう。すなわち監督のマイケル・マンの心にある真の「社会の敵たち」とは誰か、との問題提起がなされているのだ。例の911事件の際、「・パブリック・エネミー」とされたのはビン・ラディンだった。しかし実は未だ特定されていない真のパブリック・エネミーがいるのだ。お分かりだろうか。マイケル・マンが提起した問題意識。きわめて今日的な課題である。

ファイル 1182-3.jpg

今後下手をすると、アメリカ社会は預金封鎖や内戦・戒厳令発令などで確実に崩壊することだろう。今はまだ米国債を保有している国々がそれを避けようとしているが、カウントダウンは開始されている。そのとき、真のパブリック・エネミーはどこにいたのか、誰だったのか、大衆が理解するだろう。が、時はすでに遅しなのだ。真の敵は思いがけない相手であることはよくあることなのだ。いずこにあっても、真の敵を見抜けないことは、結局自分を滅ぼすことになる。

ジョニー・ディップはやや病的な傷を持つ役を演じるのが実に上手い。しかもデリンジャー本人とよく似ている。

 * * *

ファイル 1182-2.jpg本日の一冊。安本美典著『新説邪馬台国-天照大神は卑弥呼である』。同氏は計量言語学の専門家で、数理統計学にも長けている。以前から彼の研究はフォローしていたが、今般その総まとめとも言うべき本書を著した。数理文献学の観点から最近確実視されている邪馬台国機内説を覆す。これでまたこの冬眠の時期を楽しむことができそうだ。

邪馬台国の会(安本氏主催の研究会サイト)

Dr.Lukeの一言映画評と本日の一枚

ファイル 1169-1.jpgやはり映画を観ないと禁断症状が起きてきます。で、『ニュームーン-トワイライト・サーガ』。

全世界で約380億円の興行収入をあげ、社会現象ともなった『トワイライト~初恋~』の続編。主演は、前作で一躍スターダムに踊り出たロバート・パティンソン、クリステン・スチュワート。そして、鍛え上げた肉体美で狼族の青年を演じるテイラー・ロートナーにも注目が集まっている。また『I am Sam アイ・アム・サム』『宇宙戦争』で天才子役の名を欲しいままにしたダコタ・ファニングも出演している。

との前評判で期待していたが、うーん、よく分からん。若い女性が多かったが、彼女たちの完成にはフィットするのだろうか?要するに美形の吸血鬼男性と人間の女性の禁断の愛がテーマなのだが、おじいちゃんの頭にはやや高度過ぎ。うつらうつらと寝ておりました。

ファイル 1169-2.jpg本日の一枚はakikoの『Words』。メロウなヴォイスに、まったりと実にゆるいサウンド。1976年生まれ。16歳から音楽活動を開始し、最初はパンクから、時代を遡るようにして、Jazzに出会う。2001年、ユニバーサルジャズと契約。名門レーベル"ヴァーヴ"初の日本人シンガーとして7枚のアルバムを出す。

・・・とのBiographyだ。若いがモノトーンが似合う。私的にはけっこうフェイヴァリットなタイプだ。

Dr.Lukeの一言映画評

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午前はプールとサウナ。そして午後は、観て来ました。"E.YAZAWA ROCK"。朝のジョッギングから彼の一日はスタートします。確かにボディは60歳のそれではない。節制とトレーニングを相当に積んでいる。40年近く第一線にとどまる鍵は自制。

若い頃は成り上がることがすべて。小学校6年のときに生活保護もらって、給食室の裏で牛乳とパンをもらった。乞食じゃねえか、と思った。とにかく上がらなくてはならないと決意した。かくして18歳でひとり東京に出ようとしたが、横浜で降りた。それから40年近く、夏か冬か、白か黒かみたいな世界に、追われるように生きてきた。

でもね、60になるとそんな生き方は寂しいと思う。ヤザワはサクセスしただけではつまらない。オジサンがひとり高く立っていても虚しい。今は自分を客観的に見れるようにもなってきたが、春と秋の味わいがイイ。これからは春と秋の味わいをどれだけ表現できるか、それが60台のテーマだ。政治がどうだ、環境問題がどうだとかは言わない。平凡だが、ただヤザワの音楽で来年も生きることができると、みんなが感じてくれればそれでイイ。

味わいのある彼の言葉も楽しめる。ニッポン版マイケル・ジャクソンの"This is It!"。YAZAWAの魅力は、徹底したそのナルシスト・ワールド、その自分の世界にファンを引き込む力。そして共に人生を歩んでいる感覚を共有できる点。60になってもまだまだと思わせてくれる。矢沢永吉はE.YAZAWAを楽しんで演じているのだ。私もDr.Lukeを楽しんでいるが^^

武道館、12月21日、楽しみです。ヨロシク!

A DAY

 

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