本日の一冊:Nee,SPIRITUAL KNOWLEDGE
- 2015/05/20 15:59
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:書籍, 信仰
- Tag:ウォッチマン・ニー, マインド, トランスフォーメーション
これ、92年に購入したもの(上のリンクで読める!)。ひととおりは読んでいたが、今回改めて読み直して驚いた。彼は霊が開かれて、神の御旨にチューニングされるためには、思い(マインド)が作り変えられている必要があるという。マインドのリニューイングに半分を割いている!彼はトランスフォーメーションという言い方はしていないが、実質はローマ書12:1-2に従っており、同じことだ。私たちのマインド(Gk.nous)がリニューイングされていない限り、霊的知識も洞察も得ることができず、成長が止まる。同じところをグルグル回るだけのクルシチャン生活に陥るのだ。この物理的時空間であれこれしても、霊的領域にタッチしていないならば、永遠の価値はない。目に見えるものはテンポラリー、目に見えないものがエターナルなのだから。
私的に言えば、マインドは霊と魂の接点だ。Jessie Pen-Lewisはこう言っている、"If your spirit is closed, it is because your nous is closed."と。WoFを拒絶する人はそのようなマインドの構造を持っているゆえ。癒しに抵抗を覚える人もそのようなマインドの構造を捨てないから。私たちは自分の魂を否み、特にマインドが御言葉によって再構成されるとき、霊的世界にタッチできるのだ。霊的世界のサブスタンスをつかんで、自分の経験とし得る。マインドが開かれていればいるほど、霊的世界も開けるし、その豊かさにも与れるのだ。かくして富んでいる者はますます・・・だ。
追記:どうも私はW.Neeの追体験をしているようだ。かつて助けを受けたときと、今回はスケールが異なって受け止められている。かつてはあくまでも霊的葛藤からの解放という面だったが、今回は神の国の現出がテーマとなっている。『真理はあなたを自由にする』の射程範囲をはるかに超えているのだ。
ちなみにこちらはBill Johnsonによる同じ論点について。