温泉にて脱力とちょっと証を
1泊で強羅温泉に行っておりました。温泉は私にとってはなくてはならない存在。確かにフィジカルにして、五感の領域のものに過ぎないが、この肉体を持つ限り、そのメンテは必要なのだ。今回は面白い食を経験した。
箱根のはつ花の蕎麦。100%蕎麦+卵で打ってある細打ち蕎麦。触感が新鮮で甘い。けっこう人気の店のようで、かなり行列が。私はたまたまナビの案内に従ったのだが・・・。
ホテルは強羅の山の上。曇ってきたと思ったらなんと雪が。それもさんさんと、雨脚ではなく、雪足が強くなってきた。やばい、車はノーマル。しかも急坂の山の上。と、思いつついるうちに、あたりは一面白くなってきてしまった。どうしよう・・・と、これがこれまでの私の思考パタン。
で、思い出した。イエスは嵐に命じたのだった。雪の降りしきる外に向かって、イエスの名によって命じる、雪よやめ!と声を出して2回ほど。カミさんは怪訝そうな顔をしているが、カーテンを閉め、食事。小盛の多品目で楽しめる。10分ほどしてカーテンを開けてみると、おお、見事に雪がやんでいるではないか!・・・いやなに、単なるぐーぜん、グーゼン、偶然・・・。
前にも書いたかもしれないが、子供たちが小さい頃、夏休みに伊豆の白浜に泳ぎに行くとき台風が来て、一度はキャンセル。しかし夏休みも終り近くになり、最後のチャンスに出かけようとすると、またも台風。どうしよう・・・。祈ると、GO!と声がした。さらに英国のコリン・アーカートの証を思い出した。夏のフェイス・キャンプで雨が降り続いた際、彼は天候に命じたのだ。するとピーターバラ一体だけが雲に穴が開いて晴れた。TVでも珍しい現象として報道された。
で、私も、白浜よ、晴れよ、イエスの名によって命じる!と。そして伊豆に(内心恐る恐る)向かい始めたが、なにしろ台風に近づくので雨は激しさを増すばかり。家族はみな意気消沈。私もめげ出したが、メンツもあるのでとにかく進んだ。・・・で、白浜。おお、なんと真夏だ。太陽がギラギラ!雲が白浜の上空だけ抜けている!かくして真夏の海を楽しんで、みな真っ赤に焼けて一泊して帰路に。伊豆を上るとなんと豪雨。そんななかでフェミレスに入ると客と店員の目が一斉にわたしたちに・・・。そう、豪雨の中で私たちは真っ赤に日焼けしているのだ!
まあ、ぐーぜん、グーゼン、偶然。たまたま台風の目だったんでしょう・・・。はい、かもしれませんが、大切な点は私たちは祈った、すると真夏の海で泳いだ、真っ赤に日焼けして、夏のいい思い出を作ることができたということ。もちろん神に感謝。偶然なる単語は実に便利。生命も偶然、人生も偶然の積み重ね。すべてはぐーぜん、グーゼン、偶然とやっていれば自己責任を問われませんからね。
かくして無事に山を下りて箱根のベネチアンガラス美術館にふらりと。雰囲気はなぜか河口湖のオルゴール美術館とそっくり。キラキラとガラスが輝き、仮装服を着た人々が大勢いるちょっと怪しげな雰囲気の中でガラス工芸品を鑑賞。庭にてマツコ・デラックス氏が絶賛したとかのスフォリアラッテなるケーキを味見。面白い触感と初めて知る味が印象的な食べ物。これはクセになるかも・・・(左の物体)。
かくして春の箱根の温泉を堪能してまいりました。しかし、花粉症が消えたおかげで、この時期も楽しめるのはありがたいことだ。あ、なに、ぐーぜん、グーゼン、偶然ですよ!Glory be to God!