1コリント15:22は万民救済を説くか?

アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように、キリストにあってすべての人が生かされるのである。-1Cor 15:22

この聖句をもって万民救済の根拠とする向きがあるようだ。聖書の言葉の解釈にはその人の内面が投影されるとメッセでも指摘したが、滅びる人がいることを認めたくない人はなんとかその根拠を探すものである。

カギは、「アダムにあって」と「キリストにあって」の条件である。われわれはすべてアダムにあって死に支配された罪人として生まれた。

このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。-Rom 5:12

そして福音に応答したとき、霊の領域に生み出され(James 1:18;1John 5:1)、キリストにある新しい創造=ニュークリーチャー=とされた(2Cor 5:17;Gal 6:15)。そのすべての人が生かされるのである。「すべて」が支配する領域が、最初のそれと二番目のそれでは異なるのだ。

聖書は明確に語っている-

滅びる者には死から死に至らせる香りであり、救われる者には命から命に至らせる香りです。このような務めにだれがふさわしいでしょうか。-2Cor 2:16

「アダムにあること」と「キリストにあること」、すなわち「旧創造に属すること」と「新創造に属すること」、すなわち「肉にあって生まれること」と「霊にあって生まれること」の差こそが十字架であり、それぞれの滅びと救いを分ける。

さて、どちらに包含されるのか。あなたのチョイス次第である。

万民救済説はキリストの十字架を否定するものであり、かなり深刻な罪であることを指摘しておく。

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