エゼキエル38&39章のゴグ・マゴグ戦争は?

啓示録のメッセが終盤に入ってきたが、次に問題になるのがエゼキエル書38&39章のゴグ・マゴグの戦争である。これは果たしていつの事件であろうか?啓示録の20章にも同じ名前の戦争が出てくるのであるが、これらは別物であるとするのが通説である。

ちなみに再建主義の富井氏の黙示録の一連の解き明かしは大変興味深い。黙示録は旧約世界の裁きであり、AD70年には19章まで成就しているとする。そして七つの頭と十本の角を持つ獣はローマ、それに乗る大淫婦はイスラエルとするのだ。

旧約聖書の預言は十字架でイエスが「完了した」と言われたときに、すべて成就したとする。するとエゼキエル書38&39章も成就しているわけだ。果たしてそのような事件があったのだろうか?

前にも紹介したが、38章と39章は別の戦争を示しているとする説を極私的には採るようになっている。たとえば、次の論考を参照されたい。

聖書は一筋縄では理解できない書であることはすでに明らかであるが、現在のイスラエルをめぐる状況を見ても、時代はかなり煮詰まってきていることが分かる。UAEとバーレーンから始まって、ヨルダンが上空の解放、レバノンと国交正常化交渉が開始、そして今般スーダンが同様の動きに入っている。

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