経済クラッシュとは何か?
この記事をまずお読みください。
ナイーブな皆様、教科書で習う銀行業務は、市中から現ナマ(預金)を集め、それを必要な人や企業に貸し出すとするものだ。真っ赤なウソでございます。現に日銀の発行済み紙幣は120兆、皆さんの豊かな金融資産は2,000兆。はて?
いいですか、銀行は他人のカネを貸し出すなんておかしいでしょう? あなたがマンションを買うために5千万ローンを組んだとします(ぼくは5,510万)。この五千万は他の人の預けたお金ではありませんっ! 銀行はあなたの口座に5千万とキーボードで打つだけ。
銀行の仕分けは(万は略)[1]複式簿記はお分かりですよね? BSは<資産/負債+自己資本>、PLは<経費/収入>です。
<貸付金5,000/預金5,000>←この「預金」は単なる数字
あなたのは
<預金5,000/借入金5,000>←この「借入金」があなたを縛る
そしてこの預金5,000万があなたの口座から建築会社の預金に振り替えられて(キーボード操作だけ)
あなたのは
<資産5,000/借入金5,000>
企業側
<預金5,000/売上5,000>
と計上され、この企業預金から従業員の口座に給料(会社は経費として)として振り替えられ(これもキーボード操作)、従業員はこれを引き出して(ここで初めて万札が登場する)もろもろの消費をするわけ。最近はカードだから、原理的には万札も不要。
つーまーりー、この五千万は何もないところから生まれたわけ!(←これがわかるかどうかでニッポンの未来が決める)
ところが借りたあなたはこの五千万を利子込みで、実際に汗水流して稼いで返済するわけですが、もともと五千万しか発行されていないのだから、利子分はどこから得るかと言えば、誰かの分を取ってくるわけ。つまりローンを組んだ全員が完済することはあり得ないのDEATH!
そしてこの市民が全員で自分の預金を引き出そうとすれば(現ナマに換えようとすれば)、もともと現ナマはその何%しか発行されていないのだから、たちまち・・・・。これが取り付け騒ぎ。
昭和の時は、表だけ印刷された札束の山を見せて落ち着かせたとのことだが・・・。要するにマネーは幻想、貸借関係の証明に過ぎない。これで首を吊る人も出るわけで、悲喜こもごも、かくして世はまことに浮世狂言でございます。
References
↑1 | 複式簿記はお分かりですよね? BSは<資産/負債+自己資本>、PLは<経費/収入>です。 |
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